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『劇場アニメ ルックバック展―押山清高 線の感情』麻布台ヒルズ ギャラリーで2026年1月開催決定

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『劇場アニメ ルックバック展」ティザービジュアル』   ©藤本タツキ/集英社 ©2024「ルックバック」製作委員会

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58分という短い上映時間でありながら、興行収入は累計44億円を越え、国内外で大きな話題を呼んだ劇場アニメ『ルックバック』。同作の監督を務めた押山清高が自ら主催として参加する展覧会が2026年1月16日(金)より東京・麻布台ヒルズギャラリーにて開催される。

同展では、押山と劇場アニメ『ルックバック』に携わったクリエイターたちがどのように原作の世界観を紡いでいったか、という点に着目。原作マンガがアニメーション作品として昇華されていくまでの軌跡とこだわりを紐解いていく。


■押山清高コメント
映画『ルックバック』は、抗いようのない時代の変化に対する問いであり、生存戦略でした。
AIが絵をはじめ、あらゆるものを生成できる今、なぜ人は、それでも描くことをやめないのか。
その問いに、自分の線で答えようとした作品です。

今回の映画では、藤本タツキさんの原作をお借りし、
“描くこと”についてアニメーションならではの表現を模索できたのは幸運でした。

私はテクノロジーを否定するつもりはありません。
その力を認めたうえで、それでも描くことを選ぶ人間の衝動や不器用さにこそ、
作品の本質があり、残す意味があると信じています。
『ルックバック』は、私なりのクリエイター賛歌であり、人間賛歌です。

この展示は、完成した映画の記録ではなく、
描かれたもの、描かれなかったもの、その過程でこぼれ落ちた感情や思考の痕跡を
今の時代にこそ可視化する試みです。

アニメやマンガは、先人たちの飽くなき探求が積み重なった集合知に支えられています。
本作もまたその流れの中にあり、私たちは時間をかけ、間違えながら、
さまざまな感情で線を引き続けています。

描くとは、思考の累積であり、身体そのものの表現です。
その線には“描いた人”のすべてが宿ります。
この展示が、「人が絵を描くとは何か」をあらためて問う機会になればと思います。

押山清高


<開催概要>
『劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情』

会期:2026年1月16日(金)~3月29日(日) ※会期中無休予定
会場:麻布台ヒルズ ギャラリー

公式サイト:
https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/lookback-ex/

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