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漫才とコント、二刀流で挑む かもめんたる・岩崎う大が語る「僕らのアプローチは大正解だった」最新ライブへの思い

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キングオブコント優勝から年月が経ち、劇団かもめんたるの主宰としても活動の幅を広げるかもめんたる・岩崎う大。近年、コントだけでなく漫才にも新たな活路を見出し、挑戦を続けている。コントと漫才、両輪で走り続ける中で見えてきたもの、そして最新ライブ『でっかい部屋』に込めた思いとは。悔しさをバネに進化を続ける、かもめんたるの「今」を語る。

動画インタビューはこちら

コントと漫才両方やれる「ダブルインパクト」への挑戦

――今年初開催され、かもめんたるとして決勝にも進まれた漫才とコントの頂上決定戦『ダブルインパクト』に関して、挑戦の経緯を教えてください。

今年の2月か3月頃、コントと漫才の両方を評価する『ダブルインパクト』という大会が始まるという噂を聞きました。ちょうどその頃は『THE SECOND』のエントリー時期だったのですが、舞台の本番と決勝の予定日が重なっていることがわかり、「今年は出られないんだ」と寂しく思っていたんです。

そんなときに『ダブルインパクト』の話が舞い込んできて、これに出ないのは何かの言い訳を用意しているような気がしたので、出場することはすぐに決まりました。 僕らにとって漫才は、今や割と新しいジャンルとして成長期にある感覚があり、それが楽しい。そしてコントも、去年の夏にやった単独ライブで新作を作っていましたし、運命的に味方されているなと感じました。準備期間は本当にわずかでしたが、長年培ったものでなんとか行けたのかなと思っています。

結果としては、決勝でお客さんとうまく合わず、コントも漫才も全然ハマりませんでした。こうなるとお手上げだなと思いましたが、僕らはこういうコンビだし、いつまでもこういう状態でもあるんだろうなと。悲観しているわけではなく、「そりゃそうか」と妙に納得している自分もいました。

僕らの漫才へのアプローチとしては大正解だった

――コント師がされる漫才は、導入が漫才でそれからコントに入っていく印象があります。一方、かもめんたるはいわゆる"しゃべくり漫才"の形をとられていますね。

僕らがしゃべくり漫才をやるなんて、『キングオブコント』で優勝した直後の動きを見ていたら誰も想像できなかったと思います。誰一人として「漫才やったら?」なんて言いませんでしたから。むしろ「劇団やりなよ」と言われていたくらい、漫才とは離れた場所にいたんです。

漫才中にコントに入る「コント漫才」は、やってみるとかなり難しい。運動神経やリズム感のようなものが必要だと感じますし、素に近い状態で出ていって、その場でコントに入る瞬間をお客さんに見られるのも、うまくできても下手でも、どっちにしても恥ずかしい。

それなら、岩崎う大という人間をさらに煮詰めたような、ちょっと変な人として僕が出ていき、まきおがツッコミや被害者、時には共犯者として隣にいる。そんな形で、2人が究極によくできた会話劇をやっていれば、お客さんは見てくれるし、面白ければ笑ってくれる。それが僕らの漫才へのアプローチとしては大正解だったのかなと思っています。

美味しく夏バテのときでも食べられる料理みたいな感じ

『ダブルインパクト』では、コントが全然受けなくて悔しかったんですよ。披露したネタは、僕があまりキャラクターを入れずにやる感じだったので、自分でも少し寂しかったんです。もっと強い、インパクトのあるキャラクターをやれれば良かったなと。

今回のライブ『でっかい部屋』は、その反動もあって熱々の状態でつくったネタが多いので、インパクトがあると思います。いろんなキャラクターが出てきますし、今の時代じゃないと出てこなかったであろう価値観に基づく実験的なネタもあります。

一方で、一つひとつの作品性を少し下げると言いますか、あまり作り込みすぎないことも意識しました。作品としてきれいに仕立て上げすぎると、見ている側も体力を奪われる部分があるなと感じていたんです。今回は、夏バテのときでも美味しく食べられる料理のような、ライトに楽しめるライブを目指しました。演劇公演とは違う、お笑いライブとして、盛り上がるところは大きく跳ね上がるような構成を組んだつもりです。

最先端のかもめんたる、そして劇団かもめんたるを

――『でっかい部屋』アーカイブ配信の視聴を検討されている方へのメッセージをお願いします。

去年やってみて、かもめんたるだけでも、そこに劇団かもめんたるが加わっても、いいライブができるという手応えがありました。前回もだいぶふざけましたが、今回はその要素をさらに少し強くしたかもしれません。

今回のライブには、最先端のかもめんたる、そして劇団かもめんたるが存在していると思います。普通のお笑いライブではならないような感情にたくさんなるとは思いますが、普段の劇団かもめんたるよりは純粋なお笑いライブでもある。何を言っているかよくわからないかもしれませんが、見てもらえれば「ああ、こういうことね」と、すごくいい体験になると信じています。ぜひご覧ください。

取材:粟野亜美 文:稲葉光治

<公演情報>
かもめんたる×劇団かもめんたるライブ「でっかい部屋」

アーカイブ配信が10月4日(土)23:59まで延長決定。

※詳細は各プラットフォームの購入サイトでも確認可能。

【配信期間】
2025年9月6日(土) 12:00 ~ 2025年10月4日(土) 23:59
※配信期間内は何度でも視聴可能。

【配信プラットフォーム】
PIA LIVE STREAM、ZAIKO、FANY Online Ticket、Rakuten TV、Streaming+、お笑いTV

【視聴チケット料金】
2,500円(税込)

【販売期間】
2025年8月20日(水) 昼12:00 ~ 2025年10月4日(土) 21:00

【配信情報サイト】
オフィシャルサイト 配信公演詳細ページ:
https://gekidankamomental.com/contents/972338

チケットぴあ 視聴券購入ページ:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2560136

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