Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』新場面写真&スコット・クーパー監督のステートメント公開

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』新場面写真&スコット・クーパー監督のステートメント公開

映画

ニュース

ぴあ

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』 (C)2025 20th Century Studios

続きを読む

フォトギャラリー(2件)

すべて見る

11月14日(金)に公開される映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』より、監督・脚本・製作を務めたスコット・クーパーからのステートメント(=声明)が到着した。

本作は、2023年に発表されたウォーレン・ゼインズの小説『Deliver Me From Nowhere』を基に、第82回アカデミー賞で主演男優賞・歌曲賞に輝いた『クレイジー・ハート』(2009年)のクーパー監督が、原作者のゼインズと脚本を共同執筆した作品。ブルース・スプリングスティーン最大のヒットアルバム『Born In The U.S.A.』の前夜、1980年代のニュージャージーを舞台に、スプリングスティーンに何があったのかを描く。

併せて、ジェレミー・アレン・ホワイトが演じるスプリングスティーンがニュージャージーの自宅でギターをつま弾く場面と、ソファーに座って物思いにふける姿をとらえた場面写真2点が公開。共に伝説のアルバム『ネブラスカ』誕生へとつながる、貴重な場面写真となっている。

1982年に発表された『ネブラスカ』は、スプリングスティーンのアルバムの中で最も異色であり、傑作のひとつに挙げられる重要作。自宅の寝室で4チャンネルのカセットレコーダーを用いて、弾き語りに最小限の控え目なダビングを加えて録音したローファイな音源は、ロックアルバム『ザ・リバー』の次に続く作品としては賛否両論を巻き起こした。

しかし、すぐに正当な評価を得て、100万枚を売り上げプラチナアルバムに認定。さらに、ジョニー・キャッシュが2曲をカバー、クリッシー・ハインド(プリテンダーズ)らが全曲をカバーしたトリビュートアルバムをリリースするなど、後に大きな影響を与えた。

<スコット・クーパー ステートメント>
『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』について
この作品はいわゆる典型的な音楽伝記映画ではありません。
最初から私はこの映画を、より静かで、心の内面に迫る物語として捉えていました。ブルース・スプリングスティーンの人生における、きわめて特別で、深くて個人的な時間を描く作品なのです。
1981年末から1982年初頭にかけて、ブルースは『ネブラスカ』を録音しながら、同時に『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』の構想を練り始めていました。しかしその時期、彼は幼少期から抱えてきたトラウマとも向き合わなければなりませんでした。
私にとってこの映画は、ブルース・スプリングスティーンの人生全体を語るものではありません。あくまで、あの一瞬を称えること――静けさ、模索、そして感情の誠実さを映し出すことに意味があると考えました。正直に言って、私にとって『ネブラスカ』というアルバムとあの時代は、このプロジェクトが始まるずっと前から特別な意味を持っていたのです。だからこそ、あの時期のブルースの心の内側に入り込み、彼の長年のコラボレーターであるジョン・ランダウとともに歩みながら、その物語の一部をスクリーンに映し出すという機会を得たことは――言葉では言い表せないほどの意味があることでした。私はただ、耳を澄ませ、余計なことはせず、物語そのものに寄り添おうと努めました。
映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』をご覧いただけることを心より楽しみにしています。

<作品情報>
『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』

11月14日(金)公開

公式サイト:
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/springsteen

(C)2025 20th Century Studios

フォトギャラリー(2件)

すべて見る