ディカプリオ主演『ワン・バトル・アフター・アナザー』監督がビスタビジョン撮影の魅力を語る特別映像公開
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『ワン・バトル・アフター・アナザー』IMAXエクスクルーシブビジュアル (C)2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』より、IMAXエクスクルーシブビジュアルと特別映像が公開された。
本作は、ひとり娘を何者かに狙われた冴えない革命家ボブと、次から次へと迫る刺客たちとの戦いを描くチェイスエンターテインメント。革命家ボブにレオナルド・ディカプリオ、とある理由でボブの娘の命を執拗に狙う軍人“ロックジョー”にショーン・ペン、そしてなぜかボブのピンチに現れる謎の空手道場の“センセイ(先生)”にベニチオ・デル・トロと、オスカー俳優が集結した。
本作は、アンダーソン監督にとって20年以上も温めてきたプロジェクト。「逃走劇のフリをした闘争劇」というキャッチコピーのとおり、次から次へと繰り出されるノンストップアクションが満載となっており、息をもつかせぬ怒濤のチェイスバトルが描かれていく。ディカプリオをはじめとする豪華キャスト、アメリカの荒野を舞台に繰り広げられる大スケールの追走劇を最高のクオリティで劇場公開するために、監督は「SHOT ON VISTAVISION」=ビスタビジョンで撮影に挑んだ。撮影監督のマイケル・バウマンによるとその理由は、観客がビスタのフォーマットだけでなく、ラージフォーマットでも楽しめるようにと考えたからだという。
そして、『ワン・バトル・アフター・アナザー』はアンダーソン監督史上初のIMAX上映となる。視野を覆い尽くす最大1.43:1のアスペクト比で全編で浴びる映画体験ができるIMAX、映像と音響が一体となる高揚感を体験できるDolby Cinema、それぞれのフォーマットでチェイスバトルアトラクションを全身で体感することができる。また、監督によってビスタビジョンで撮影された本作を、IMAX史上初となる全編を1.43:1の拡張アスペクト比で上映することで、かつてない映像体験となるだろう(※一部劇場)。
併せて、IMAXエクスクルーシブビジュアルとアンダーソン監督がビスタビジョン撮影の魅力を語る特別映像が公開。特別映像は、砂漠を走る車の本編映像に続いて、アンダーソン監督が登場し「ビスタビジョンは35mmフィルムのより大きな部分を使えるように発明された撮影フォーマットだ。つまり、とても優れている。深みがあって美しい映像が撮れる。ただ、実用的ではない。通常の35mmカメラのように簡単ではないので、1960年代初頭には廃れてしまった」と語り始める。
続けて、砂漠の一本道で車を走らせる主人公ボブの主観、森の中の家、マシンガンを連射するカリスマ革命家など、本編のハイライトシーンとメイキングシーンが紹介されていく。「僕自身がとても惹かれる映画があって、その映画はビスタビジョンだった。“素晴らしい映像が撮れる”ずっとそう思っていた」と、監督がビスタビジョン撮影にこだわった理由を明かす。通常は35ミリフィルムを縦向きに撮影するが、ビスタビジョンでは横向きに走らせる。この方式によって、スタンダードサイズの2倍以上の面積で撮像が可能になり、観客は「“なぜこんな映像が撮れるのか”と感じると思う。その答えはこの美しい撮影方式にある」と締めくくっている。
『ワン・バトル・アフター・アナザー』特別映像(究極の映像体験 編)
<作品情報>
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
10月3日(金) 公開
公式サイト:
https://wwws.warnerbros.co.jp/onebattlemovie/
(C)2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.