シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』「幸四郎版」「松也版」それぞれの予告編公開
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シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』ビジュアル (C)松竹株式会社
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すべて見る2026年1月に公開されるシネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』の予告編が公開された。
本作は、劇団☆新感線の数々の名舞台を手掛けてきた脚本家中島かずきと、演出家いのうえひでのりによる新作歌舞伎を映画化した作品。松本幸四郎と尾上松也、それぞれが主演をつとめた「幸四郎版」「松也版」の2バージョンが連続公開される。
公開された予告編は、主人公・ライが、妖しい朧の森の魔物たちに力を与えられ、人生が狂い始める様子から始まる。底知れぬ欲望に捕らわれ、狡猾な詭弁で人々を騙し、底辺から王座を狙うライは、成り上がるほど悪の深みへと堕ちていく。
予告編では、アクション満載の爽快な疾走感と、シェイクスピアが描いた世紀の大悪党「リチャード三世」などに着想を得た悪役主人公・ライの危険な魅力、そして幸四郎が演じる「ライ」と松也が演じる「ライ」の味わいの違いが伝わってくる。
幸四郎は歌舞伎俳優として初めて劇団☆新感線に参加し、『阿修羅城の瞳』『髑髏城の七人〈アオドクロ〉』などで度々主演。幸四郎の姿に憧れていたという松也もまた、劇団☆新感線☆RS『メタルマクベス』disc2で主演した。歌舞伎のみにとどまらずストレートプレイやミュージカル、映画にドラマなどマルチな才能を発揮し、劇団☆新感線とも所縁の深いふたりが演じるライに、期待が高まる。
『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』本予告 幸四郎版(60秒)
『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』本予告 幸四郎版(30秒)
『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』本予告 松也版(60秒)
『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』本予告 松也版(30秒)
『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』本予告 二作共通版(30秒)
<上映情報>
シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:松本幸四郎、尾上松也、中村時蔵、坂東新悟、尾上右近、市川染五郎、澤村宗之助、大谷廣太郎、市川猿弥、片岡亀蔵、坂東彌十郎 ほか(令和6年11,12月新橋演舞場公演を収録)
【公開日】
幸四郎版 2026年1月2日(金)/松也版 2026年1月23日(金) 全国公開
【料金】(税込)
一般:2,200円
学生・小児:1,500円
ムビチケ:1,900円
【あらすじ】
いつとも知れぬ戦乱の世。とある島国の深い《オボロの森》の中、野良犬のごとく屍の山を漁る男がひとり。
その名は《ライ》。落武者狩りで屍から金品を奪っていたところに《オボロの魔物》が現れ、《ライ》の奥底にある欲望を呼び覚ます。
それは、この国の王座を我がものにすること──
魔物が与えた“オボロの剣”は《ライ》の舌に合わせて動き、人を斬っては赤い血の雨を降らす。
この出会いこそが破滅の始まりだった──。
(C)松竹株式会社
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