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綾瀬はるかと千鳥・大悟が夫婦役で共演 是枝裕和が“少し先の未来”を描く映画『箱の中の羊』公開決定

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(C)2026「箱の中の羊」製作委員会

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是枝裕和が原案・監督・脚本・編集を手がけるオリジナル映画『箱の中の羊』が、2026年に公開される。

本作は、そう遠くない未来を舞台に、ある夫婦がヒューマノイドを息子として自宅に迎え入れるところから始まる。これまでも、映画をはじめテレビドラマや配信ドラマでオリジナル作品や原作作品の製作、国境を越えたコラボレーションなど、常にチャレンジを続けてきた是枝監督が、“少し先の未来”を舞台に描く、新たな家族の物語となりそうだ。

ヒューマノイドを息子として迎え入れることになった建築士の甲本音々役を綾瀬はるか、音々の夫で工務店の二代目社長・健介役を千鳥の大悟が演じる。大悟は本作が初の主演作となる。

本作の企画の発端について、是枝監督は「最新のテクノロジーで<死者を蘇らせる>という発想から」と明かし、「テクノロジーの進化と人間の内面的なものが衝突することに対する賛否についても題材として興味を持ちました」とコメント。さらに、「<死者の蘇り>のビジネス」が中国で人気を博していることにも触れ、「今後日本でも起きる可能性があり、想像以上のスピードでテクノロジーが進化しているので、思ったよりも早くそういう事態が到来するなと感じました」と明かしている。

撮影はすでに開始されており、2015年に公開された『海街diary』以来久々の映画タッグとなる綾瀬について是枝監督は、「久しぶりの綾瀬さんは、相変わらずチャーミングでとても素敵です。今回は感情の変化が難しい役なので、現場でも言葉のひとつひとつをどのように届けていくか、人物像含めて一緒に話し合ってやっていこうと思っています」とコメント。大悟については、「存在感があり、歩き方が独特で、人間味があってすごくいい顔をされています。芸人さんやミュージシャンには勘が良く、間合いの取り方がうまく、掛け合いのお芝居が上手な方が時々いらっしゃいますが、大悟さんはまさにそうでした」と評価している。綾瀬と大悟演じる夫婦について「期待しかないです! この夫婦と人間ではないヒューマノイドの子どもが一緒になったときに、あまり見たことない家族劇になるのではないかと思います」と期待を寄せた。

クランクインを迎えた綾瀬は「変わらずとても和やかな空気が漂う現場でした。初日はワンカットワンカット丁寧に撮影していき、その中で、音々の気持ちにイメージが膨らみました」とコメント。「今回一番楽しみにしているのは、大悟さんと夫婦役ができることです。初めはわだかまりがあるふたりが、ヒューマノイドの子どもを迎え、さまざまなことが起き、また心が通い合っていくというお芝居を大悟さんとしていく中で、音々自身がどう成長していくのかとてもワクワクしています」と意気込みを明かした。

是枝監督と初タッグを組む大悟は、「ビビってます」と正直な心境を吐露。「監督から“そんなにきっちりセリフ覚えなくても。僕が現場で耳打ちする感じで、それをそのまま、自分なりにやっちゃってください”と言っていただき、なんかそれは監督がこれまで子役に使ってた手法らしくて」と明かし、「自由にやっていいんだなっていう、今のところは」とコメントした。綾瀬との初共演については「本当にあのままというか、非常に明るい楽しい人でとても良かったと思っています。一番最初にお会いしたときに“ごめんね、ワシがダンナ役で”と言ったら優しい顔で笑ってくださいました」と第一印象を振り返った。

■是枝裕和監督 コメント全文

今回の企画の出発点は、最新のテクノロジーで<死者を蘇らせる>という発想からでした。
数年前から日本のテレビ番組でもそういった企画があり注目を集めていましたし、テクノロジーの進化と人間の内面的なものが衝突することに対する賛否についても題材として興味を持ちました。去年の春には中国で<死者の蘇り>のビジネスが人気だという記事を読み、秋にそのビジネスをしている方にお会いし、これは今後日本でも起きる可能性があり、想像以上のスピードでテクノロジーが進化しているので、思ったよりも早くそういう事態が到来するなと感じました。
クランクインして3週間近く経ちますが、ヒューマノイド役の少年が人懐っこくて、朝来ると大悟さんの坊主頭をなでなでしているほど懐いていて、彼の存在が大きく和やかな現場です。
久しぶりの綾瀬さんは、相変わらずチャーミングでとても素敵です。今回は感情の変化が難しい役なので、現場でも言葉のひとつひとつをどのように届けていくか、人物像含めて一緒に話し合ってやっていこうと思っています。
大悟さんは、存在感があり、歩き方が独特で、人間味があってすごくいい顔をされています。70年代の日本映画界にいた俳優さんのような顔だなと。芸人さんやミュージシャンには勘が良く、間合いの取り方がうまく、掛け合いのお芝居が上手な方が時々いらっしゃいますが、大悟さんはまさにそうでした。勘が当たりました。
子どもともそうですし、撮影現場の中で自分なりの表現を見つけてらっしゃるから、とてもすごいと思います。
綾瀬さんと大悟さん演じる夫婦には期待しかないです! この夫婦と人間ではないヒューマノイドの子どもが一緒になったときに、あまり見たことない家族劇になるのではないかと思います。

■綾瀬はるか コメント全文
『海街diary』以来久しぶりの是枝監督作品ですが、変わらずとても和やかな空気が漂う現場でした。
初日はワンカットワンカット丁寧に撮影していき、その中で、音々の気持ちにイメージが膨らみました。
今回一番楽しみにしているのは、大悟さんと夫婦役ができることです。
初めはわだかまりがあるふたりが、ヒューマノイドの子どもを迎え、さまざまなことが起き、また心が通い合っていくというお芝居を大悟さんとしていく中で、音々自身がどう成長していくのかとてもワクワクしています。
大悟さんはテレビの中と印象そのままで、お会いした際「ごめんな、俺が夫で」と言われ、「えーそんな!」って。
とてもシャイな感じがしましたし、とても素敵な方だと思いました。
「少し先の未来」の物語ですが、夫婦の形や子どものこと、人と人の愛というのはずっと変わらない大事な部分だと感じながら演じています。きっと見終わった後に心が温かくなる作品になると思いますので、ぜひ、楽しみにしていてください。

■大悟 コメント全文
クランクインです。ビビってます。
これだけの人と時間をかけて、今からすごいことが始まるんだなと楽しみは楽しみですが、大丈夫なんかな“ワシ”ってほうが大きいです。
奥さん役の綾瀬さんは本当にあのままというか、非常に明るい楽しい人でとても良かったと思っています。
一番最初にお会いしたときに「ごめんね、ワシがダンナ役で」と言ったら優しい顔で笑ってくださいました。
今日はまだふたりの芝居シーンをしていないので、今のところはただただかわいく、ただただ遠くから見ています。
是枝監督からは、あまり皆さんにしてるかはわかりませんが、
「大悟さん、そんなにきっちりセリフ覚えなくても、僕が現場で耳打ちする感じでそれをそのまま自分なりにやっちゃってください」と言っていただきました。それは監督がこれまで子役に使ってた手法らしくて……。
そう仰っていただいて自由にやっていいんだなって、非常に気持ちが楽になりました、今のところは。
日頃は笑ってもらうお仕事をしていますが、大悟が出た、大悟がしゃべった、大悟が現れたで笑われないように頑張りたいです。あとは、監督にお任せします。どういうのが出るかなって、自分でも楽しみです。

<作品情報>
『箱の中の羊』

2026年公開

公式サイト:
https://gaga.ne.jp/hakononakanohitsuji/

(C)2026「箱の中の羊」製作委員会

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