松村北斗「まっさらな気持ちでスクリーンと向き合って」 映画『秒速5センチメートル』大阪キャンペーンを実施
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映画『秒速5センチメートル』大阪キャンペーンより
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すべて見る実写映画『秒速5センチメートル』が10月10日(金)に公開されることを記念し、9月27日に大阪でキャンペーンを実施。主人公・遠野貴樹役を演じる松村北斗と、貴樹の幼少期を演じる上田悠斗、ヒロイン・篠原明里の幼少期を演じる白山乃愛が梅田の観覧車に乗車し、大阪の街並みを一望できる絶景を背景にトークを繰り広げた。
『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』などで知られる新海誠の劇場アニメーションを実写映画化した本作。公開から18年経った今もなお、日本のみならず世界中で愛されているが、新海監督のアニメーション作品では初の実写映画として生まれ変わる。
観覧車に乗り込んだ3人は、15分間の空中旅行を楽しんだ。直径75メートル、地上約106メートルの高さから大阪の街並みを一望できる観覧車に乗り込むと、白山は「すごーい!」と歓声を上げ、松村は「揺れるねえ!」と驚いた様子。一方の上田は「怖い(笑)」と正直な気持ちを吐露。松村は「怖いか(笑)? 無理しないでね。あっち側が、見晴らしがいいのかな?」と気遣った。

トークは大阪のグルメへと移り、松村が「前に来たときは、大阪のグルメは食べた?」と質問。白山は「たこ焼きを食べました!」、上田は「通天閣に行ったときに近くのうどん屋さんでかすうどんを食べました」と答えると、松村は「かすうどん、めっちゃ好き! さっきも食べて、美味しかった……」と明かした。頂上に到達すると、松村が「『秒速5センチメートル』の“5”のポーズをしよう!」と提案し、3人で手のひらで“5”を作りながら、大パノラマの絶景をバックに記念写真を撮影した。

観覧車を降りた後、松村は「悠斗は、最初の頃は今より身長も低かったし、(恥ずかしさからか)あまり喋ってくれなかったけれど、今は身長もかなり伸びて、ちゃんと自分の考えを言葉にしていて、すごく大人になったなあと。そんなことを思っていたら、観覧車を怖がっていて、“めっちゃかわいい……!”と思いながら乗っていました」とコメント。上田は「初めてこんなに高い観覧車に乗って、しかも、3人きりだったので、あっという間で楽しかったです」と明かした。

その後、TOHOシネマズなんばで特別試写会が開催され、奥山由之監督が登壇。さらに、サプライズで松村、上田、白山が登場し、公開記念舞台挨拶が行われた。松村は「今日は、楽しい会にしましょう」、上田は「大阪にはたくさん来たことあります!」、白山は「少し緊張していますが、この映画の良いところを少しでも伝えられるように頑張ります」とそれぞれ挨拶。大阪の印象について尋ねられると、松村は「仕事でもプライベートでも来たことがあります。以前、数週間ほど、梅田の近くに泊まり込みで仕事をしていたことがあって、入りやすそうなお店は一通り行ったことがある街です。丸亀製麺も行っていました!」と親近感あふれるエピソードを披露した。
上田と白山が演じた幼少期の貴樹と明里のシーンについて、松村は「とにかくふたりが本当に素晴らしい作品です。ふたりが培ってきたものと現場で起こる奇跡、そして奥山さんの演出と共鳴し合って、熱量と誠実さが画面に現れています。幼少期、高校生、社会人と、3つの時代をひとつにまとめた奥山監督は改めてすごいなと思います」と答えた。


奥山監督は、「日々、どんな人でも、悩みや不安などを抱えていると思いますが、この映画が皆さんの背中に手を添えて“大丈夫だよ”と言ってあげられるような作品になっていたらいいなと思います。そして、誰しもが普遍的に感じるような、幼少期の純真さ、青春のまっすぐさ、大人になることの迷いみたいなものが映っている映画だと思うので、自分と重ね合わせて見ていただきたいです」と思いを伝えた。

最後に松村は「この作品は、すごく素敵で切実な物語も楽しめると思いますが、それに加えて、明里は乃愛ちゃんと高畑充希さん、貴樹は悠斗と柚くん(青木柚)と僕という、違う人間がひとつのキャラクターを演じています。そのつなぎ方が、奥山監督によってとても効果的に使われているので、そういうところも楽しんでもらえる映画だと思います。原作を知っている方も知らない方も、実写で新たに加わっている要素や、実際の人間で演じられるという部分でも、新鮮な気持ちで楽しんでもらえると思います。まっさらな気持ちで、ぜひスクリーンと向き合ってみてください」というメッセージで締めくくった。

<作品情報>
『秒速5センチメートル』
10月10日(金)公開

公式サイト:
https://5cm-movie.jp
(C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会
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