駒木根葵汰＆新原泰佑の『２５時、赤坂で Season２』に懸ける想いとお互いへのリスペクト「おかげでいいものが作れています！」

Season２では、作品の新たな魅力も楽しみにしていただきたいです

――ファンの期待も大きいSeason２、撮影はいかがですか？

駒木根　前作の時の自分だったら演じるのがむずかしかったんじゃないかな？ と思う場面が多いです。なので「今で良かったな」と。今も今で、もがきながら羽山という人間を演じているんですけど、皆さんに届くのが楽しみという気持ちが大きいです。

新原　Season２になって、布陣が新しくなったりといろいろな変化があったんですけど、だんだんみんなの方向性がひとつになってきたなと思います。

――前作を経たからこそできたことも？

駒木根　僕は、Season２では物語の新たな魅力を楽しんでいただきたいなと思っています。Season２は、羽山と白崎が恋人同士になったあとを描いているので、恋愛以外の問題も入ってきたりして。今までに感じたことのない感情を抱いたり、そのとき羽山はどんな選択をするのか？ など新たな見どころがたくさんあるので、前作のことは、一旦頭から取っ払って、考え直さないとなと思うことばかりで。余裕みたいなものはなく、新しい作品のような気持ちで挑んでいます。

新原　地続きではあるけど、2人の恋が成就したあとというのが、大きく違う点ですよね。前作では、劇中劇『昼のゆめ』の撮影があったので、“疑似恋愛”的な部分もあったと思うんです。でも、Season２は撮影が終わっているから、完全プライベートとして向き合わなければならない。まったく違うアプローチから羽山と白崎の恋愛を描くので、いろいろ模索しながら演じています。

ふたりの仕事への原動力は？

――Season２では、白崎くんがすごく甘え上手になっていますよね？

新原　なっていますね！　彼は、羽山さんのことを理解して、ズル賢くなっているんだと思います。「これを言ったら、逃れられないよね？」みたいな（笑）。でも、それは羽山さんと一緒にいるからこそ生まれた余裕……というところに、可愛さとエモーショナルを感じてもらえたら嬉しいです。

――『２５時、赤坂で』は、羽山さんと白崎くんのお仕事に対する向き合い方も大きな見どころになっています。演じているお二人が、お仕事を頑張れる原動力はなんですか？

新原　やっぱり、ファンの皆さんですね。

駒木根　おっ ！　確かに!!

新原　これは、大正解回答であり、本当で。お互いに……という感じですね。とくに、『25時、赤坂で』に関しては、ファンの皆さんがいないとまじで頑張れないです。皆さんが求めてくれるからこそ、それに応えるために頑張れる。愛が深めのファンの方が多いので、その期待に応えないと！ って。

駒木根　僕は、やっぱり自分のためかなぁ。もちろん、ファンの皆さんの存在というのは大前提にあるんですけど。人生において、評価されることって、仕事くらいしかないじゃないですか。仕事でしか満たされない部分って、すごくあるなぁって。だから、抜け出せなくなっているのかもしれないです。

――なるほど。

駒木根　これだけ聞くとネガティブな感じがするかもしれないけど、それをハッピーに変換してくれるのが、ファンの皆さんや、一緒にものづくりをするチームなのかなと思います。

新原　たしかに、人のためであり、自分のためでもあるのかも。エンターテインメントって、人に届けるために自分を成長させなきゃいけないむずかしい仕事。でも、だからこそ楽しいよね？

駒木根　すごい、哲学的！（笑）

新原　あと、いちばん近い存在の家族やマネージャーさんを喜ばせたい気持ちもあるなぁ。マネージャーに笑顔でいてほしいみたいな。（マネージャーさん「嬉しいな、何か奢ってあげようか？」）。あっ、じゃあフェラーリとか買ってもらっていい？

――（笑）。

新原　というのは冗談で。我々は、マネージャーさんに人生を託すことしかできないというか。何の仕事を取ってきてもらうか、どういう方向性で進むのか。マネージャーさんにかかっている部分が大きいんですよ。だから、「この身をすべて捧げます！」という気持ちでいるので。マネージャーさんの存在も、原動力のひとつかなと思います。

ふたりで出かけるなら何をしたい？

――前作の時と比べて、お二人や出演者の方々との絆は深まりましたか？

駒木根　そうですね。ただ、予定を組み立てるのが苦手なメンバーが揃っているので、なかなかプライベートのご飯会が実現せず。新原くんが、「じゃあ、僕に任せて！」って立候補してくれたんだと思ってたんだけど（笑）。

新原　だってぇ、みんなスケジュールが合わないんだもん！　僕も、地方にいたし。

駒木根　もしかしたら、次は打ち上げになるかも（笑）。

――お二人で出かけるとしたら、何をしたいですか？

駒木根　来年初舞台に挑戦するんですけど、未経験なので分からないことばかりで。さっきも新原くんにいろいろ教えてもらっていたんですけど、「すごい！」と思うところばかりだったから、もうレッスンしてほしいくらいです！

新原　それ、仕事！（笑）

駒木根　真摯に取り組んでいる人のアドバイスは身に染みるし、もっと時間をかけて教えてほしいなって思いました。

新原　ありがとうございます。一緒に舞台を観に行ったりとかも楽しそうですよね。僕も、駒木根さんはどんな視点で観ているのか？　とか気になるし。

駒木根　それもいいね！

――新原さんは？

新原　前作の時から「プライベートでもキャンプに行きたい」と話していたのに行けていないから、今度こそ行けたらいいなぁ。Season２では、グランピングのシーンがあるんですけど、撮影の時に駒木根さんが自分のカメラで写真を撮ってくれて……。

駒木根　あっ、そうだ！　エアドロしようと思って忘れてたんだ！　ってか、LINEグループ作ってよ！

新原　分かりました（笑）。作らせていただきます！

お互いのリスペクトしているところはどこ？

――では、最後に。お互いのリスペクトする点を教えてください。

新原　演技の技術力ですね。とあるシーンで、僕、葵汰くんの口元のメイクを崩してしまって。「やべっ」と思ったら、とっさにカメラに見えないように、崩れた部分を隠したまま芝居を続けたんです。カットしてやり直してもいいのに！　そのまま突き通せる駒木根さんの対応力・芝居力・機転の利き方。「すげぇ……」って。

駒木根　あはは（笑）。

新原　まじで助けられたし、「ごめんね。ありがとう。そして、まじですごいな」と思いました。

――駒木根さんはいかがですか？

駒木根　もう、コミュニケーション能力がずば抜けてるんですよ。新しいスタッフさんとかとも、あれ？ずっと一緒にいた？　みたいに仲良くしゃべってるし。どうしたらこんな短期間で仲良くなれるの？　って。彼が、どんな場面でも対等に言いたいことが言い合える環境づくりをしてくれているおかげで、いいものが作れているなと思います。

新原　嬉しいです……！

撮影／米玉利智子、取材／藤坂美樹、構成／菜本かな

駒木根さん／ヘアメイク…吉村健、スタイリスト…千葉良（AVGVST）
【衣装クレジット】ブルゾン¥85,800、パンツ¥50,600／共にナノアット(ジョワイユ☏ 03-4361-4464)、その他スタイリスト私物

新原さん／ヘアメイク…浅山ジャスミン莉奈(untitled.)、スタイリスト…秋山貴紀（A Inc.）
【衣装クレジット】シャツ￥37,400・パンツ￥41,800（ヨシオクボ）／ヨシオクボ　靴／スタイリスト私物
『問い合わせ先』
・ヨシオクボ TEL 03-3794-4037

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— BOYSぴあ編集部 (@boys__pia) October 7, 2025

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＜番組情報＞
『２５時、赤坂で Season２』

第2話は10月8日(水)深夜1時放送

公式サイト：
https://www.tv-tokyo.co.jp/25jiakasakade2/