宝塚歌劇元トップスターの望海風斗と明日海りおが東宝版に初参加 ミュージカル『エリザベート』本日開幕
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すべて見る1996年に宝塚歌劇で、2000年に東宝版として初演されて以来、いずれのバージョンも再演が繰り返されている大人気ミュージカル『エリザベート』。東宝版初演から25周年となる今年も再演される運びとなり、本日10月10日(金)に東京・東急シアターオーブにて初日を迎える。のちに『モーツァルト!』『レディ・ベス』『ベートーヴェン』などもヒットさせることになるコンビ、ミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)の名が日本で広く知られるきっかけとなった記念碑的作品だ。
舞台は19世紀後半、ハプスブルク帝国末期のオーストリア。比類なき美貌を誇った帝国最後の皇后エリザベート(望海風斗/明日海りお)は、少女の頃より黄泉の帝王“トート=死”(古川雄大/井上芳雄/山崎育三郎)から愛を求められ続けていた。彼女もいつしかトートを意識するようになるが、その愛を受け入れることは自らの死を意味していた――。出演はほかに、エリザベートの夫フランツ・ヨーゼフ役の田代万里生/佐藤隆紀、息子ルドルフ役の伊藤あさひ/中桐聖弥、母ルドヴィカと売春宿を切り盛りするマダム・ヴォルフの二役の未来優希、フランツの母ゾフィー役の涼風真世/香寿たつき、エリザベートを暗殺したとされるルイジ・ルキーニ役の尾上松也/黒羽麻璃央ら。


タイトルロールを務める望海と明日海は共に宝塚歌劇の元トップスターで、宝塚版『エリザベート』には出演経験があるものの、東宝版には初参加。9月に行われた製作発表記者会見で稽古の手応えを尋ねられると、それぞれ「とにかくやらなきゃという心境。特に2幕は、シーンが変わると年月もだいぶ経っているので、その間にあるものを自分たちで作らなければいけないから、探り中です」(望海)、「長年守られてきた“型”のようなところもあって、その中にどう自分がハマっていくか、自分のオリジナリティは何だろうと考えながら稽古をしています」(明日海)と答えていた。歌とダンスや華やかさはもちろん、演技力にも定評のあるふたりが演じるエリザベートは、2025~26年版の大きな見どころとなりそうだ。
文:熊田音子
<公演情報>
ミュージカル『エリザベート』
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎(宝塚歌劇団)
出演:
望海風斗/明日海りお
古川雄大/井上芳雄(東京公演のみ)/山崎育三郎(北海道・大阪・福岡公演のみ)
田代万里生/佐藤隆紀 伊藤あさひ/中桐聖弥 未来優希 涼風真世/香寿たつき 尾上松也/黒羽麻璃央
田村雄一 松井工 佐々木崇 加藤将 佐々木佑紀 福田えり 彩花まり
朝隈濯朗 安部誠司 荒木啓佑 奥山寛 後藤晋彦 鈴木大菜 田中秀哉 西尾郁海 福永悠二 港幸樹 村井成仁 横沢健司 渡辺崇人 天野朋子 彩橋みゆ 池谷祐子 石原絵理 希良々うみ 澄風なぎ 原広実 真記子 美麗 安岡千夏 ゆめ真音
加藤叶和/谷慶人/古正悠希也
トートダンサー:
五十嵐耕司 岡崎大樹 澤村亮 鈴木凌平 德市暉尚 中村拳 松平和希 渡辺謙典
Swing:
三岳慎之助 傳法谷みずき
【東京公演】
2025年10月10日(金)~11月29日(土)
会場:東急シアターオーブ
【北海道公演】
2025年12月9日(火)~18日(木)
会場:札幌文化芸術劇場 hitaru
【大阪公演】
2025年12月29日(月)~2026年1月10日(土)
会場:梅田芸術劇場メインホール
【福岡公演】
2026年1月19日(月)~31日(土)
会場:博多座
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/elisabeth2025/
公式サイト:
https://www.tohostage.com/elisabeth/
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