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舞台『チ。ー地球の運動についてー』開幕! 窪田正孝「全員の身体表現で極限までダイレクトに伝えたい」

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中央)窪田正孝 (撮影:田中亜紀)

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舞台『チ。ー地球の運動についてー』が、2025年10月8日に東京・新国立劇場 中劇場で開幕。このたび、舞台写真とキャストによるコメントが到着した。

地球の真理を知ることに魅せられ、命を懸ける人間たちを描いた魚豊による漫画を、身体表現、芝居、歌や演奏を融合させた全く新しい演劇作品として創作した本作。キャストには窪田正孝、三浦透子、大貫勇輔、吉柳咲良、吹越満、成河、森山未來らが名を連ねた。脚本は長塚圭史、演出はアブシャロム・ポラック。音楽に阿部海太郎、振付にエラ・ホチルドを迎えた。

物語は、15世紀ヨーロッパの架空の国「P国」を舞台に、「C教」の教えが絶対とされた時代、“異端思想”が激しく弾圧される中で展開する。

この世は汚れていて、救いは天国にしかないと信じる代闘士のオクジーを演じる窪田は、「約2カ月の稽古で、みんなで創造したアイデアが詰まった『チ。』が完成しました。絶対的存在である宇宙の真理と感動に揺さぶられる人間の生き様を、全員の身体表現で極限までダイレクトに伝えられたらと思います」とコメント。

天文研究に熱中しながらも、全うできず苦悩するヨレンタ役の三浦は「約2カ月間の稽古、その時間を信じて。仲間を信じて。全力で臨みます。劇場でお待ちしております!」と意気込みを見せた。

三浦透子

オクジーに未来への希望を受け渡すグラスなどを演じる大貫は「僕の大好きな原作『チ。』の感動を、この舞台でも皆様になにかしら心に響くものがあったらうれしく思います。お客様が入って初めて完成するのだと思っています。皆様の呼吸なども感じながら、劇場で共に舞台版『チ。』を完成させましょう」とコメント。

左から)大貫勇輔、窪田正孝

金を稼ぐことに執着をする移動遊牧民ドゥラカなどを演じる吉柳は「あっという間に、皆様へお届けする日を迎えることとなり、胸が高鳴ると同時に緊張感でいっぱいです。この作品を通じて、未来へ託されていく思いの強さを強く感じています」と心境を明かした。

吉柳咲良

助任司祭としてノヴァクを敵視するアントニなどを演じる吹越は「開幕直前のコメントをください、と言われていましたがそれどころではありません。舞台に衣装に小道具に暗転に台詞に慣れなきゃいけないのに時間が足りない」とユーモアを交えてコメントした。

吹越満

オクジーと出会い、地動説の真実にたどり着く修道士バデーニなどを演じる成河は「大変な創作ですが、支え合える仲間に恵まれ、ひたすら濃い時間を過ごしています。激しい理念や理想は時に対立を生みますが、片方の正義に偏ることなく、対話やユーモアを通して共生を諦めない、それが演劇の理想とするあり方だと思います」とコメントし、「この激しさが、もどかしさが、刹那の歓びが、孤独が、ぶつかって弾けて、目に見えない光となって皆様の心に届く、その瞬間に懸けたいと思います」と熱い思いを伝えた。

成河

娘や信仰のためと、多くの異端者を追い詰めていく異端審問官ノヴァク役の森山は「どんな舞台も、お客様の目に触れてから変化し、成長していくものだと思います。これまでのアブシャロムの作品と同じように、初日は“完成形”というよりも、お客様の反応を受けながら、一緒に気づき、ブラッシュアップしていく過程なのかなと感じています」と明かし、「お客様と共に、この作品を育てていけたらと思います」と期待を寄せた。

森山未來

東京公演は2025年10月26日(日) まで。その後、愛知・広島・大阪・福岡で上演される。

キャストコメント全文

■オクジー役:窪田正孝
約2カ月の稽古で、みんなで創造したアイデアが詰まった『チ。』が完成しました。
絶対的存在である宇宙の真理と感動に揺さぶられる人間の生き様を、全員の身体表現で極限までダイレクトに伝えられたらと思います。

■ヨレンタ役:三浦透子
約2カ月間の稽古、その時間を信じて。
仲間を信じて。
全力で臨みます。
劇場でお待ちしております!

■グラス役など:大貫勇輔
素晴らしいキャスト、スタッフで熱いクリエイティブな稽古場時間を共に過ごし、美しいものができあがったと思っています。僕の大好きな原作『チ。』の感動を、この舞台でも皆様になにかしら心に響くものがあったらうれしく思います。
お客様が入って初めて完成するのだと思っています。皆様の呼吸なども感じながら、劇場で共に舞台版『チ。』を完成させましょう。

■ドゥラカ役など:吉柳咲良
あっという間に、皆様へお届けする日を迎えることとなり、胸が高鳴ると同時に緊張感でいっぱいです。
この作品を通じて、未来へ託されていく思いの強さを強く感じています。
生身の人間が演じるからこそ立ち上がる『チ。』の世界を、どうぞ存分に楽しんでいただければ幸いです。

■アントニ役など:吹越満
開幕直前のコメントをください、と言われていましたがそれどころではありません。舞台に衣装に小道具に暗転に台詞に慣れなきゃいけないのに時間が足りない。喫煙所までなんであんなに遠いんだこの劇場。時間が足りないのに。ご飯食べないと痩せちゃうし、時間が足りないのに。実際に今は、6日の20時34分。本番さながらの通し稽古の真っ最中なんですから。時間が足りないのに。
コメントなんて書いている暇があるわけないでしょ!

というコメントを書いてみました。

■バデーニ役など:成河
大変な創作ですが、支え合える仲間に恵まれ、ひたすら濃い時間を過ごしています。激しい理念や理想は時に対立を生みますが、片方の正義に偏ることなく、対話やユーモアを通して共生を諦めない、それが演劇の理想とするあり方だと思います。その激しさを地で行くこのカンパニーは、『チ。』の世界を体現するにうってつけなのだと、そう自分に言い聞かせる毎日です。この激しさが、もどかしさが、刹那の歓びが、孤独が、ぶつかって弾けて、目に見えない光となって皆様の心に届く、その瞬間に懸けたいと思います。

■ノヴァク役:森山未來
どんな舞台も、お客様の目に触れてから変化し、成長していくものだと思います。
これまでのアブシャロムの作品と同じように、初日は“完成形”というよりも、お客様の反応を受けながら、一緒に気づき、ブラッシュアップしていく過程なのかなと感じています。
お客様と共に、この作品を育てていけたらと思います。

撮影:田中亜紀

<公演情報>
舞台『チ。ー地球の運動についてー』

原作:魚豊『チ。ー地球の運動についてー』(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
脚本:長塚圭史
演出:アブシャロム・ポラック
音楽:阿部海太郎
振付:エラ・ホチルド

キャスト:
窪田正孝 三浦透子 大貫勇輔 吉柳咲良 小野桜介・駒井末宙(Wキャスト)/吹越満 成河/森山未來

ダンサー:
皆川まゆむ 川合ロン 加賀谷一肇 笹本龍史 Rion Watley 半山ゆきの

演奏:
MUSIC for ISOLATION(竹内理恵、ギデオン・ジュークス)

【東京公演】
2025年10月8日(水)~26日(日)
会場:新国立劇場 中劇場

【愛知公演】
2025年11月8日(土)・9日(日)
会場:御園座

【広島公演】
2025年11月15日(土)・16日(日)
会場:呉信用金庫ホール

【大阪公演】
2025年11月21日(金)~11月23日(日・祝)
会場:梅田芸術劇場メインホール

【福岡公演】
2025年11月29日(土)・30日(日)
会場:J:COM北九州芸術劇場 大ホール

【演出について】
・この作品には物語の性質上、拷問や痛みを伴う格闘など、一部衝撃的なシーンあり。
・水を使った演出があるため座席によっては水がかかる可能性あり(該当の座席にはビニールを用意)。

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/chi2025/

公式サイト:
https://horipro-stage.jp/stage/chi2025/

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