【ラグビー日本代表】SH福田「突破とディフェンス力で勝りたい」、CTB池田「対面にしっかり勝ちたい」
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福田健太 (C)JRFU
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すべて見る『リポビタンDチャレンジカップ2025』オーストラリア戦に向けて、宮崎と大分で合宿をスタートさせたラグビー日本代表。10月8日にSH福田健太とCTB池田悠希がメディア対応を実施し、改めて『アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ(PNC)2025』で得た手応えを振り返った。
福田「決勝とトンガ戦の週で、けっこうケガ人が出てしまって、チームとしてバックアップメンバーが急遽試合当日に入ってイレギュラーな形だったが、エディー(・ジョーンズHC)も『誰にチャンスが来るかわからない』『最後チーム力が試される』とミーティングで言っていたので。BKもバックアップがひとりしかいないタフな状況だったが、その中でもみんなが自分の役割を遂行し、フィジー戦を戦えたことは勝ちはできなかったが、ひとついいステップアップができた試合だったと思う。フィジー戦では日本人選手が中心で戦ったが、勝てなかった悔しさもあるし、あとひとつ、ふたつものにできれば勝てたという自信もある。これから全部格上の相手だが、チームとして『PNC』で学んだことを生かしていくことが大事だと思う」
池田「途中出場で試合もずっと見ていて、相手のディフェンスとかも見ながら、フラットなアタックが効果的だと感じていたし、コミュニケーションはハーフタイムの時から選手同士でも取れていた。試合に出たら自分の強みはボールキャリーなので、そこをしっかり発揮してチームに貢献しようというのは考えていたので、いい形で何回かボールキャリーができて良かったと思う。
フィジー戦のフィードバックでボールキャリーのところはすごく評価していただいた。それに加えて合流時期も少し遅くなってしまったので、ジャパンのラグビーにもっともっとフィットするというところとフィジカルの部分。そこは自分の強みでもあるので、アタックでもディフェンスでもしっかり発揮して、練習中から発揮して、試合メンバーにまた選ばれるようにがんばりたい」
福田は超速ラグビーをリードした手応えとともに、課題も口にした。
「超速ラグビーはやっぱりハーフが大事になる。フィジー戦は僕もすごい学びになった。13人になった時、ひとり出なくてはないならないのにイレギュラーな6分間があったり、トライを取り切れなかったところは、ハーフとしてのコミュニケーション、プレーが止まっている時のコミュニケーションがあの点差になってしまったと思う。エリアマネジメントやボールが動いている時のコミュニケーションはSHとして成長できたと思うが、残り10分のところ、セットプレーの前にFWに個々のブレイクダウンでしっかり入るように言ったり、相手が何をやってくるかを予測してひと言伝えることによって、ゼロコンマ何秒早くなってトライを取り切れたりすることがあったと思うので。ゲームをもっと予測して、自分だけではなく、味方に何をしてほしいか伝えるのが今後の課題だと感じた」
ライバルがひしめくSHの中にあって、福田は自身の強みをこのように分析した。
「(齋藤)直人が入って、(藤原)忍、(北村)瞬太郎もいる中、それぞれが違ったキャラクターを持っていると思う。エディーに言われている僕の強みはラインアウトやブレイクダウンからの突破で、『日本人SHにはなかなかないところだからどんどん出していけ』 と言われている。ちょっとでもチャンスがあったら、自分の判断を100%信じて遂行することでほかのハーフよりも勝りたい。あとはディフェンス。SHが弱いとレベルが高い相手に狙われてしまうので、狙われてもしっかり仕留め切れるディフェンス力とコミュニケーション、実際身体を当てることも自分の強みだと思うので、そこは出していきたい」
スクランブルで初キャップをマークした池田は、『リポビタンDチャレンジカップ2025』オーストラリア戦に向けて抱負を語った。
「試合に出るチャンスをいただけたら、やっぱり強豪国だし、勝利が求められる試合が続くと思うので、個人的に対面にしっかり勝つというところ。すごいプレイヤーが多い中自分がどれだけ強みを発揮できるか、どれだけ選手としてステップアップできるか。そういうところにチャレンジしていきたい」
池田は『リポビタンDツアー2025』初戦を楽しみにしていた。
「南アフリカとの試合が控えているので。目の前にはオーストラリア戦もそうだが、世界ランク1位の南アフリカとの試合はやっぱり出てみたいし、そこで自分がどれだけ通用するのか試したい気持ちはある」
ラグビー日本代表は現在宮崎合宿で準備を進め、10月18日(土)・ヨドコウ桜スタジアムにて『アサヒスーパードライ CHALLENGE MATCH 2025』JAPAN XV×オーストラリアA代表、10月25日(土)・国立競技場にて『リポビタンDチャレンジカップ2025』日本代表×オーストラリア代表を開催。チケット発売中。
国内で2試合を戦った後は『リポビタンDツアー2025』へ出発。11月1日(土)・イングランド・ウェンブリースタジアムにて南アフリカ戦、11月8日(土)・アイルランド・アビバスタジアムにてアイルランド戦、11月15日(土)・ウェールズ・ミレニアムスタジアムにてウェールズ戦、11月22日(土)・ジョージア・ミヘイルメスヒスタジアムにてジョージア戦がラインナップ。JAPAN XVは『アサヒスーパードライ CHALLENGE MATCH 2025』後に10月24日(金)・香港・カイタックスタジアムにてホンコン・チャイナ代表戦に臨む。
リポビタンDチャレンジカップ2025 日本代表vsオーストラリア代表のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2562255
アサヒスーパードライ CHALLENGE MATCH 2025 JAPAN XV(ジャパンフィフティーン)vsオーストラリアA代表のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2532603
チケットラグビー
https://ticketrugby.jp/
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