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川島如恵留(Travis Japan)初単独主演舞台『すべての幸運を手にした男』、11月14日(金)開幕!

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川島如恵留 (撮影/石阪大輔)

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川島如恵留が初単独主演で本格ストレートプレイに初挑戦する『すべての幸運を手にした男』(演出:リンゼイ・ポズナー)が11月14日(金)より東京グローブ座にて上演される。『セールスマンの死』、『橋からの眺め』などで知られる作家、アーサー・ミラーの初期の戯曲で、思いがけない幸運の連続により、周囲からは幸せな人生を送っているかに見える男が、実力で何かを成し遂げた実感がないゆえに不安に苛まれていくさまを描く本作。初の単独主演舞台に挑む川島が、作品への思いや舞台への情熱を語ってくれた。

――戯曲を読んで、物語や役柄に対してどのような印象を持ちましたか?

川島 「これは僕が演じるしかない!」と思いました。とても共感できるというか、僕のことを書いているのでは? と感じて没入してしまうぐらい、自分と共通点が多いキャラクターでした。僕も自分のことを「運に恵まれてきただけだ」と思っている部分がありますが、実際はどうだったのか――? 日々の積み重ねの大切さなどに改めて気づきながら、それを自信に変えられたらいいなと思っています。

――「運に恵まれてここまできた」という意識があるんですね?

川島 はい。僕は本当に運が良かったと思っています。少し時間はかかりましたが、Travis Japanとして全世界配信デビューさせていただいて、去年は半年くらい活動をお休みした時期もありましたが、こうやって帰ってこられたことも含め、本当に恵まれていると思います。

――そういう思いもあって「これは僕がやるしかない!」と感じられたのかと思いますが、具体的にそう感じた理由について教えてください。

川島 僕自身、昔からずっと運がなくて、「それを実力でカバーしなくては」と思って生きていました。でも3~4年くらい前かな、アメリカ留学に行く少し前から「運が巡ってきているかもしれない」と感じるようになってきて、そこからは運がすべてをつないでくれたなと感じています。 もちろん、(運に頼らない)実力の部分、日々の積み重ねも大事にしてきましたが、今回僕が演じる主⼈公デイヴィッド・ビーヴスは、「自分には実力なんて何もない……」と思いながら、運だけに頼っている自分自身が怖くて、自信も持てないという人間ですから、僕にはデイヴィッドの気持ちがすごくわかるんです。デイヴィッドが最終的に気づく“何か”に、いまの僕は気づけている気がしていますので、それを一番にデイヴィッドへ見せてあげたいと思います。

――既に演出のリンゼイ・ポズナーさんとは顔を合わせて、ワークショップも行なったそうですが、稽古に臨むにあたってどのような準備を?

川島 まずは作品自体をしっかりと頭に入れるという部分で、英語で原作を読みました。英語のオリジナルテキストが自分の中に入っているので、それはひとつ大きな準備になっていると思います。演出のリンゼイさんはもちろん英語で話されますが、僕らもちょうどワールドツアーをして、英語脳になっている状態なので、よりチューニングして、ダイレクトに作品が伝えたいことを共有できたらと思っています。

――今回、初めての本格ストレートプレイへの挑戦となりますが、舞台に出演することへの思いを聞かせてください。

川島 僕、舞台が大好きなんです。僕自身、もともと子役もしていて、アイドルになるまでは舞台で生きていくとずっと思っていました。アイドルになったいまも、こうしてまたステージに立つことができて、作品をお届けできる――ひとりのプロの演者として作品を発表させていただけることにすごく喜びを感じています。 舞台の好きなところは、コンサートと共通する部分もありますが、お客さまとダイレクトな関係を築けるところです。思いを届けたい出演者の気持ちと、客席にいるみなさまの「それを観たい」という気持ちが、100%相互関係になっているところが素晴らしいと思います。

――好きな舞台俳優さん、影響を受けた方はいますか?

川島 もちろんたくさんいます。(子役時代に出演した)劇団四季の俳優さんもみなさん大好きですし、大学生の頃に拝見して「素敵だな」思った方には、成河さん、大貫勇輔さんがいらっしゃいます。素晴らしいお芝居もちろん、体が利いて、歌のお上手な方がやっぱり大好物で、カッコいいと思うんです。

――「単独主演」となる今作への思いを改めて聞かせてください。

川島 去年、舞台『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』で松倉(海斗)とW主演を務めせていただきましたが、ふたりだから乗り越えられたことがたくさんあったと思います。今回は単独主演ということで、背負うことは大きくなると思いますが、それが楽しみでもありつつ、少しプレッシャーにはなっています。でも稽古期間に自信をつけて、そのプレッシャーを跳ね返すつもりですので、ぜひご期待ください。そして、Travis Japanのメンバー全員に観に来てもらって、「最高だったよ」と思ってもらえたら嬉しいです。

取材・文/黒豆直樹
撮影/石阪大輔

<公演情報>
『すべての幸運を手にした男』

日程:2025年11月14日(金)〜12月2日(火)
会場:東京グローブ座

[作] アーサー・ミラー
[翻訳] 髙田曜子
[演出] リンゼイ・ポズナー
[美術・衣裳] ピーター・マッキントッシュ
[出演] 川島如恵留(Travis Japan)、花乃まりあ、大野拓朗、古河耕史、駒木根隆介、永島敬三、栗田桃子、内田紳一郎、大石継太、羽場裕一

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/alltheluck/

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