ブラジルに歴史的初勝利にも、エース上田綺世は反省の弁を忘れず!
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上田綺世(フェイエノールト/オランダ) (C)スエイシナオヨシ
歴史的初勝利にも日本代表のエースは浮足立つことはなかった。殊勲の決勝弾を決めた上田綺世は試合後の中継局によるヒーローインタビューで来年に迫った『FIFAワールドカップ』の目標を問われると、「もちろん、チームと同じ優勝」とキッパリ。さらにインタビュアーに「その新しい景色、我々も見たいです。約束していただけますか?」とコメントを求められ、東京スタジアムに集った4万4920人が次に発せられるひと言に期待する中、上田は「約束はできないけど、そこを目指すために僕も含めて選手みんな成長しているので。そこを目指せる場所にいると思う」と地に足が付いた言葉を並べた。
0-2でハーフタイムを迎えた時、大敗を覚悟したファン・サポーターも多いことだろう。それだけ10月14日・東京スタジアムのブラジル代表は前半、格の違いを見せ付けていた。しかし、ロッカールームに戻った日本代表からはポジティブな言葉が交わされたていた。上田とともに反撃の狼煙となるゴールを決めた南野拓実や好守に存在感を発揮した堂安律らは「ハイプレスとマンツーマンで前からボールを奪おう」「1点取れば結果は全然わからなくなる」「ネガティブにならずポジティブになろう」「これ『戦術カタール』じゃない?」と口々にチームを鼓舞したのだった。
森保一監督も「前半の厳しい戦いをしたところを選手たちはキレずに続けてくれた。ハーフタイムには建設的にどのように修正したらいいかを冷静にコミュニケーションを取ってくれたし、コーチ陣は選手たちにより明確に役割を伝えてくれたことが試合を引っ繰り返せたことにつながった。チーム一丸となって、タフに粘り強く、最後まで戦い抜くことを選手がやってくれた」とハーフタイムの過ごし方を勝因のひとつに挙げた。
果たして、52・62分とCBファブリシオ・ブルーノのミスを逃さずに決め切った日本代表は71分に途中出場の伊東純也が放った左CKに多くの選手がニアに走り込む中、フリーでゴール前へ飛び込んだ上田がドンピシャヘッドを合わせて逆転。勝負どころで一気に畳み掛けてジャイアントキリングを手繰り寄せたのだった。
指揮官は「親善試合とはいえ、ブラジルに勝つということは簡単なことではない。手放しで選手たちには喜んでもらいたい」と語ったが、選手たちは喜びの言葉を口にしつつ、反省の弁も忘れなかった。
上田「気持ち的にはその前のシーン(70分伊東からのクロスのヘディングでクロスバーを叩きCKを獲得したシュート)で決めたかった」
南野「この戦い方をするにしても、後半にパワーを持っていくにしても、前半を0-0でいけるチームにしていかなければいけない。やはりビハインドは負うべきではない」
堂安「本大会でやってこそ本物。手放しで喜ぶ時間はない。0-2は正直本大会だとキツいと思う。0-1まではOKだと思うし、2失点目が余計だった」
いつかはブラジル代表に勝つ日が訪れるとは思っていたが、まさかブラジルに勝って選手たちが反省する日が来るとは! 日本代表は11月シリーズでは『キリンチャレンジカップ2025』対戦未定が11月14日(金)・豊田スタジアム、ボリビア戦が18日(火)・国立競技場にて控える。豊田開催分のチケットは予定枚数終了、国立開催分は発売中。
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