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山本彩「自分らしくいられる場所、まだまだ成長できるきっかけはライブにある」 11月~全国ツアー開催

音楽

インタビュー

ぴあ

山本彩  Photo:小境勝巳

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Text:斉藤貴志 Photo:小境勝巳

NMB48卒業から7年、シンガーソングライターとして着実に支持を高めてきた山本彩が、ホールツアー『home away from home』を11月からスタートする。1~3月にライブハウスツアーも行っていて、昨年から精力的なライブ活動を展開中。ステージに対する意識が変わったという経緯と、年をまたぐツアーへの展望を聞いた。

――『コヤブソニック』出演後のXに「ライブ後のラーメンは染みまする。ご飯も付けちゃうもんね」と、ボリューム感のある写真付きで投稿されていました。いつもあんなに食べるんですか?

いつもではないです(笑)。ライブや挑戦的なお仕事のあとには、ごはんで自分にご褒美をあげるのが習慣になっていて。普段はラーメンとか節制しているので、ああいうときだけカッと食べる感じです。

――グループを卒業して、7年目になりました。思っていた通りの活動ができていますか?

自分で思っていた以上のことをやらせていただいています。周りの方のサポートも厚い環境の中、年々積み重ねができていると思います。

――曲ができないような時期もなく?

書くたびにどうしようか悩んで、つまずくことはありますけど、曲が出てこないことはあまりないかもしれません。制作は楽しくて。素晴らしいアーティストさんの楽曲を聴いて敵わないとか、自分にもこんな才能が欲しいと思ったりもしながら、それも刺激にして書いています。

――山本さんの音楽活動はうまくいっているようですが、トップアイドルから俳優やタレントに転向するより、アーティストになるほうが難しい印象があります。そうした壁もありませんでした?

全然ありました。こういう歌を書きたいけど、アイドルだったから遠慮しようかな……みたいなことを昔は考えていて。今はもう、自分の中でそうしたギャップは一切ありません。ずっと応援してくださる方が多いのもありがたいです。

――去年からライブ活動にすごく精力的ですね。ホールツアーにライブハウスツアー、アジアツアーにアコースティックツアー、フェスや対バンもあって。ステージへの意欲が高まっているんですか?

そうですね。私が一番輝けるというか、自分らしくいられる場所はステージで、まだまだ成長できるきっかけもライブにあると思っています。

――ライブに対するスタンスに変化はありますか?

意識は結構変わった気がします。昔はワンマンでも自分を評価されている感じがして、すごく怖かったんです。100点を出さなければ、ミスをしてはいけないとか、違った方向にプレッシャーを感じて、変な緊張をしてしまったり。今はそういうのがなくなりました。当たり前のことですけど、みんな楽しみたいから来ていて、味方がいっぱいいる中で、自分の音楽をこんなに自由に表現できる場所はライブしかない。そういう考え方になってからは、私自身がライブを一番楽しめるようになったと思います。

――ステージでの高揚感も上がりました?

だいぶ増しました。もちろん、今も公演が終わるごとに反省点はたくさんありますけど、以前は自己採点が低すぎて、打ち上げに行きたくないくらい気分が落ちてしまったりもしていて。今はそれはそれ、これはこれと切り替えやすくなって、ポジティブにいけていると思います。

――それが去年くらいからですか?

ここ1~2年ですかね。(体調不良での)お休みから戻ってきて以降です。

――今年も2~3月にライブハウスツアーがあって、11月からはホールツアーが始まります。アーティストとして、どちらもやりたいわけですか?

ライブハウスとホールでは、楽しさも表現できることも結構違います。ライブハウスではあまり考えなくていい。ステージで本能で体が動いて、お客さんと一緒にライブを作っていく感じがします。ホールではいろいろ考えて作り込んだものを皆さんにお見せして、パフォーマンスという感覚がよりあって。演奏でも演出でも、自分の意志を見せられるのがホールかなと思います。

――会場の大きさをステータスとは捉えてはいなくて?

それは意識していません。ライブハウスはテンションが上がるので立ち続けたいですし、やればまたホールに立ちたくもなります。逆に、ホールに立ったらライブハウスに戻りたいとも思えて、会場にこだわることはありません。

――これだけのライブをこなすために、体力作りも日ごろからしているんですか?

365日というわけではないですけど、ツアーの1カ月前には走り込みや縄跳びをして、自分を追い込みます。走るのは週3くらいで、1回に30分から1時間。5キロくらいですかね。

――水泳をしているシンガーも多いようですね。

確かに運動効率が良くて肺活量も鍛えられるので、やりたいとは思いますけど、私は泳げないんです(笑)。プールは不安があるので陸にいます。

――あと、今年も夏は猛暑が厳しくて、その対策もされていました?

私は断然夏派なので、むしろ日差しとかドンと来い! という(笑)。体が生きている感じがして夏の野外イベントも好きですし、プライベートでも夏のほうがアウトドアになります。

――7月に配信リリースした「刹夏」でも〈夏よこのまま 消えないで〉と歌われていますが、10月まで残暑が続くと、さすがにもう夏に消えてほしくはなりませんか(笑)?

いえ、私は1年中、夏でもいいと思うくらいなので(笑)。夕方にヒンヤリする日があると、夏が終わりかけているな……とすごく悲しくなります。

――ステージ前にルーティン的にすることはありますか?

全身ストレッチは必ずします。緊張しやすいタイプなので、体が固まってしまわないように、ほぐしてから出るようにしていて。大きい会場だと階段をダッシュして、ライブ前に一度、心拍数を上げて整えることもします。

――冒頭でライブ後のラーメンの話をうかがいましたが、ライブ前に食べるものはないですか?

ステージ前は何も食べません。お昼ごはんが最後。終わってから打ち上げでちょっと食べるくらいです。

――バンドマンは打ち上げでだいぶ飲むのでは?

そうですね。うちのバンドメンバーも結構年上が多いですけど、みんなめっちゃ元気で朝まで飲んでいたりします。私はそれはイヤで(笑)、きちっと終わりにしたいタイプなので、たいてい1次会が終わったら帰らせてもらっています。

――これまでの自身のベストステージを挙げてもらうとすると?

いっぱいありますけど、印象に残っているという意味では、ひとつは2年前の金髪でやったツアー(『SAYAKA YAMAMOTO LIVE TOUR 2023 -&-』)のZepp Hanedaです。アンコールが終わって、帰られる方もチラホラいた中で、ダブルアンコールをいただいて。私たちも予定はしてなかったんですけど、もう一度ステージに出て、本編でも歌った「Bring it on」をまたやりました。

――キラーチューンのアゲ曲ですね。

帰りかけていた方たちもワーッと戻ってきてくれて、みんな予期してなかった分、本編以上に盛り上がりました。その乗り方が型にハマらずフリーダムで、アメリカのフェスみたいな空間になったのが印象的で。自分のライブでここまでになってくれたんだ……とすごく覚えています。

――山本さんの音楽的原点はアヴリル・ラヴィーンだそうですが、最近でも他のアーティストのライブを観て刺激を受けることもありますか?

刺激はいろいろな方から受けますけど、去年の冬のLiSAさんの代々木第一体育館は同じシンガーとしてリスペクトを感じました。LiSAさんのライブは毎回観させていただいて、パワフルだなと感じていましたけど、その日は今まで以上に序盤からめちゃめちゃ飛ばしていて。スタートダッシュかと思いきや、結果的に3時間ずっと飛ばしていたんです。アッパーでロックな曲をぶっ続けでも、歌声が最後まで変わらない。体力おばけで、これがプロかと。私もだんだん無理がきかなくなる年齢ですけど、あんなふうに歌で圧倒するには、体力作りから必要だとすごく感じさせられました。

――今回のホールツアーのタイトルは『home away from home』。直には“自分の家のようにくつろげる場所”といった意味があります。

コンセプト的には来年のソロ活動10周年に向けて、これまでのホールツアーでの派手な演出を振り返りつつ、ストレートな山本彩のライブを作りたいと考えています。私も来てくれる方も気持ち的にhomeという感覚は大きくなると思いますけど、音楽的にはただくつろぐだけでない場所にしたいと思います。

――昨年末にリリースしたEP『U TA CARTE』でもより音楽性の幅が広がっていますが、そうしたところも反映されますか?

懐かしい曲もあれば新しい曲もある内容を想定しています。3会場でそれぞれ2daysあるので、1日目と2日目でガッツリとセトリを変えたいと思っています。

――何曲か入れ替えるのではなくて。

もっと変えたいですね。そのほうが2daysである意味が出てくるので。

――全通するファンの方はうれしいと思いますが、リハーサルは大変になりますね。

大変です。1曲も変えないほうが準備的には助かりますけど、変えたほうが自分も楽しめるだろうし、きっと毎回フレッシュな気持ちでステージに立てるので。良いことしかありません。

――未発表曲の披露もありますか?

したいなと考えています。日々デモを作ってはいるので、リリースは未定ですけど、ツアーまでに曲は増やしたいです。

――昨日、今日というところでも曲は作っているんですか?

ひらめいたら作ります。作るぞと思って作るタイプではなくて、日ごろの鼻歌の延長で良いメロディが出てきたら、スイッチを入れる感じです。外で浮かべば携帯のメモに入れて、帰ったらギターで清書していて。

――いわゆる曲が降ってくるような?

直感は大事にしています。名曲は短い時間で作られることが多いと言いますよね。なので、出てきたメロディはなるべく書き留めるようにしています。

――ツアータイトルと直接関係なくても、山本さんにとって第二の家のような居場所はありますか?

高校時代を過ごした京都では、街を歩くと「ここで何をしたな」とバーッと浮かんできます。もうなくなってしまったんですけど、投げ放題のボウリング場があって。週末には7~8ゲームやっていました(笑)。

――今回のツアーは11月から来年1月にかけて開催されます。年末年始に個人的なお楽しみはありますか?

大阪の実家に家族が集まって、紅白歌合戦を観ながら母と年越しそばの準備をして、みんなにふるまいます。元日にはおせちを食べて、初詣に行っておみくじを引くという、恒例で過ごすのが癒しになっています。あと、関西風の白みそのお雑煮が好きで、必ず食べます。

――ちなみに、今年の初詣のおみくじは何が出たんですか?

末吉でした。全然面白くないですね(笑)。でも、大吉だろうが大凶だろうが、自分が頑張ることは変わらないので、何を引いても気にしません。






★山本彩さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント!

【応募方法】
①ぴあ音楽編集部・Xから応募
・ぴあ音楽編集部(@OngakuPia)のXアカウントをフォロー。
・該当ポストを応募締め切りまでにリポストしてください。

【応募締め切り】
2025年10月30日(木) 23:59まで

【注意事項】
※当選者の方には11月4日(火)以降にXアカウントよりDMにてご連絡いたします。やむを得ない事情によりご連絡や発送が遅れる場合もございますのであらかじめご了承ください。
※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡いただける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。

②ぴあ音楽編集部・Instagramから応募
・ぴあ音楽編集部のInstagram(music__pia)フォロワー限定。
・該当投稿のコメント欄にお好きな絵文字をお送りください。

【応募締め切り】
2025年10月30日(木) 23:59まで

【注意事項】
※当選者の方には11月4日(火)以降、InstagramアカウントよりDMにてご連絡いたします。発送先等の情報を頂くために、問合せメールをご連絡します。ご自身のメールアドレスや住所などの個人情報をDMに記載しないようにご注意ください。
※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡いただける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※既にフォローをいただいている方もご応募の対象となります。
※応募するInstagramアカウントを公開状態にしてください。
※日本国内に在住し、郵便物・宅配物の受け取りが可能であることをご確認ください。
※このキャンペーンにInstagram(META社)の関連はございません。

<ツアー情報>
『Sayaka Yamamoto Hall Tour 2025-26 "home away from home"』

■2025年
11月23日(日) 神奈川・神奈川芸術劇場 大ホール
開場17:15 / 開演18:00
11月24日(月・祝) 神奈川・神奈川芸術劇場 大ホール
開場16:15 / 開演17:00
12月10日(水)・11日(木) 大阪・オリックス劇場
開場18:00 / 開演19:00

■2026年
1月28日(水)・29日(木) 東京・LINE CUBE SHIBUYA
開場18:00 / 開演19:00

【チケット情報】
指定席:8,800円

山本彩 公式サイト: https://yamamotosayaka.jp/

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