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細田守監督『果てしなきスカーレット』新場面カット公開&LAプレミア開催

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『果てしなきスカーレット』 (C)2025 スタジオ地図

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細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』の新場面カットが公開された。

今作は、細田監督が“生きる”をテーマに、主人公の王女スカーレットが父の復讐に失敗するも、“死者の国”で再び宿敵に復讐を果たそうとする姿を描く。主人公スカーレットの声を芦田愛菜、スカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師の青年・聖(ひじり)を岡田将生、宿敵クローディアスを役所広司が演じるほか、市村正親、吉田鋼太郎、斉藤由貴、松重豊、山路和弘、柄本時生、青木崇高、染谷将太、白山乃愛、白石加代子といった総勢13名が集結した。

公開されたのは、クローディアスへ復讐を果たすため戦い続けるスカーレットの戦闘シーンの新場面カット。歯を食いしばり、激しい復讐の炎を目に宿したスカーレットが、今にも鞘から剣を抜いてこちらに迫ってくるかのような臨場感あふれるシーン、クローディアスが送りこんだ刺客をスカーレットが返り討ちにするシーン、自分よりも体格の大きな鎧を纏った兵士と刃を交え、互角に渡り合うシーンなど、スカーレットの圧倒的な戦闘能力を感じることができる場面カットが公開された。

また、細田監督の“全く新しいアニメーション表現に挑戦したかった”という挑戦心から、本編の随所に散りばめられたアクションシーンに、『バケモノの子』(2015)ではモーションコーディネーターを、映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズなどでアクション監督を務めた園村健介がスタントコーディネーターとして参加。さらに、映画『キングダム』『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』にスタントで参加し、映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズで主演を務めた伊澤彩織が、スカーレットのスタントアクターとして参加していることが発表された。

さらに、ニューヨークに続き、映画の都ハリウッドでプレミア上映も実施。キャラクターデザインを担当したジン・キム(Jin Kim)のコメントも到着した。

10月17日~10月19日にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたAnimation is Film Festivalへの招待を受け、細田監督はロサンゼルスへ。米アカデミー賞授賞式の会場としても名高い、ハリウッドの中心地・チャイニー ズ・シアターにて本作のプレミア上映が実施された。

『果てしなきスカーレット』LAプレミアより

この上映会には、前作『竜とそばかすの姫』に続き、本作のスカーレットと聖のキャラクターデザインを担当したジン・キムが参加し、本作を初鑑賞。上映後、本作の感想を聞くと、「細田監督の過去作を観ていると期待値は高くなりますが、監督はその期待を裏切りませんでした。予想していたよりもはるかに細部までこだわって作られていて、キャラクターらも生き生きと描かれていて……。まさしく“魔法”のようでした!」と興奮冷めやらぬ様子で絶賛。

上映後の質疑応答を終えた細田監督がジン・キムの元に駆けつけ、ふたりが対面した際には、ガッチリと熱い握手を交わし、「やっと会えました。ジンさんのまるで生きているような(キャラクターの)スケッチデザインからたくさんのことを教えてもらいました。本当にありがとうございます!」と、細田監督は再会の喜びと感謝の意を表した。

(左より)ジン・キム、細田守監督

さらに、ジン・キムは「監督からストーリーを聞いたとき、彼女(スカーレット)から痛みや苦悩、悲しみを感じました。そういった深い感情を絵で表現したいと思い、悲しい表情の絵を多く描いたんです」と、前作の『竜とそばかすの姫』のベルからは大きく異なる、悲しみを押し殺して必死に敵に立ち向かう“復讐に燃える強い主人公”スカーレットのキャラクターデザイン誕生の経緯を明かした。

ジン・キムによるスケッチ

<作品情報>
『果てしなきスカーレット』

11月21日(金) 公開

公式サイト:
https://scarlet-movie.jp/

(C)2025 スタジオ地図

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