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『機動戦士ガンダム』をはじめ50年にわたる創作活動を展望する回顧展『描く人、安彦良和』 渋谷区立松濤美術館で

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『機動戦士ガンダム』(劇場版) ポスター原画 ©創通・サンライズ

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渋谷区立松濤美術館では2025年11月18日(火)より、『描く人、安彦良和』展を開催する。『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターとして知られ、アニメ監督、漫画家としても活躍する安彦良和(1947年~)の創作活動を展望する回顧展だ。

安彦良和は、1947年、北海道に生まれた。弘前大学時代にはすでにオリジナルの漫画を描いていたが、学生運動に参加して退学し、上京後はアニメーション制作会社「虫プロダクション」の養成所に入所。研修生を経てアニメーターとなり、『宇宙戦艦ヤマト』や『無敵超人ザンボット3』の制作に携わった。

『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』 ポスター原案 ©東北新社/著作総監修西﨑彰司

そんな安彦良和が、1979年に世に送り出したのが、彼がキャラクターデザインとアニメーションディレクターを担当した『機動戦士ガンダム』だ。宇宙世紀、独立を求めるジオン公国と地球連邦の戦争に巻き込まれた少年アムロが、モビルスーツ「ガンダム」のパイロットとして戦い成長する物語は、後に社会現象を巻き起こすほどの人気作品となり、80年代のアニメーション・ブームを牽引した。以降安彦は、『アリオン』や『ヴィナス戦記』などの漫画家兼アニメ監督として、90年代以降は『ナムジー大國主ー』『虹色のトロツキー』『王道の狗』など歴史漫画家として活躍。2000年代、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を機に、再びアニメーションに携わるようになった。

サブカルチャーの発信地・渋谷で開催される同展では、初公開のものも含む貴重な資料やカラーイラスト、デビュー当初から最新作までの漫画の原稿などで、安彦良和の約50年間にわたる仕事の数々を紹介する。圧倒的な画力と壮大なスケールの物語性、そして時代や歴史を見つめる鋭い視線をもった「描く人」安彦良和のクリエイションの軌跡は、戦後日本の社会や文化の有り様までも浮き彫りにするに違いない。

『ネオ・ヒロイック・ファンタジア アリオン』 ポスター原画 ©安彦良和・THMS

11月23日(日・祝)には、アニメーション映画監督りんたろう氏を、11月29日(土)には、漫画家で評論家の小林よしのり氏を迎え、安彦良和との記念対談が行われる。

<開催情報>
『描く人、安彦良和』

会期:2025年11月18日(火)~2026年2月1日(日) ※会期中展示替えあり
会場:渋谷区立松濤美術館
時間:10:00~18:00、金曜は20:00まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜(11月24日、1月12日は開館)、11月25日(火)、12月23日(火)、12月29日(月)~1月3日(土)、1月13日(火)
料金:一般1,000円、大学800円、高校・60歳以上500円、中小100円
※土日祝は中小無料、金曜日は渋谷区民無料
※2026年1月24日(土)~2月1日(日)は日時指定予約制
公式サイト: https://shoto-museum.jp/exhibitions/210yasuhiko/

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