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『CREVIAマチュピチュ展』11月22日から ペルーのラルコ博物館より貴重な文化財約130点が来日、没入型の再現展示も

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<シドニー会場での展示の様子>2024年 ©MUSEO LARCO LIMA – PERU

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南米のアンデス山脈中に位置し、15世紀に最盛期を誇ったインカ帝国。その帝国の遺跡で、ユネスコの世界遺産ともなっている天空都市「マチュピチュ」の至宝を紹介する展覧会が、11月22日(土)から2026年3月1日(日)まで、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される。

同展は、2021年にアメリカ・フロリダ州のボカラトン美術館を皮切りとして世界各地で開催されてきた国際巡回展。累計来場者数が54万人を突破した大人気の展覧会で、今回はアジアで初開催となる。また、日本国内では、2012年の『インカ帝国展』以来13年ぶりとなるマチュピチュ関連の巡回展としても大いに注目されるところだ。

《アイ・アパエックの顔を表現した埋送用仮面》紀元後100 – 800年 ラルコ博物館所蔵 ©MUSEO LARCO LIMA - PERU

ペルー政府公認の同展では、首都リマにある考古学博物館「ラルコ博物館」から貸与された約130点に及ぶ貴重な文化財が来日する。その至宝のなかでも、王族の墓から出土した黄金の装飾品や神殿儀式で用いられた祭具などは、今回の巡回展のために初めてペルー国外に貸し出された展示品だ。日本で初公開の貴重な作品群を通じて、アンデス文明の叡智や芸術を間近に体感できるのが同展の大きな魅力だ。

もうひとつの魅力は、世界遺産マチュピチュを独自の技術で再現した没入型の展示空間があること。また、展覧会全体が、アンデス神話の英雄アイ・アパエックの冒険を軸とした壮大な物語仕立てで展開されるのも楽しみなところだ。展覧会の入り口となる「イントロシアター」で、アンデスの大自然とともに映し出される天空都市マチュピチュに登場するこの英雄とともに、来場者はアンデス独自の世界観と精神文化、英雄が挑んだ戦いと旅の物語、そして神に捧げられた戦士たちの犠牲の儀式と当時の信仰や死生観をめぐる知的冒険を繰り広げることになる。

<シドニー会場での展示の様子>2024年 ©MUSEO LARCO LIMA – PERU

なかでも圧巻なのは、アンデスの支配者たちが、どのように死後に神へと昇華される存在として葬られていたかを紹介するエリアだろう。10人の支配者のそれぞれが実際に身につけていた装飾が、美しく神聖な副葬品とともにそのままの姿で展示される。マチュピチュの至宝とともに、ダイナミックな展示空間も堪能できる会場にぜひ足を運びたい。

<開催概要>
『CREVIAマチュピチュ展』

会期:2025年11月22日(土)~2026年3月1日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー
時間:10:00~19:00、金土祝前日は20:00まで(最終入場は閉場1時間前まで)
料金:一般・平日 2,800円、土日祝・特定日 2,900円/高中・平日 1,900円、土日祝・特定日 2,000円/小学・平日 1,300円、土日祝・特定日 1,400円

公式サイト: machupicchuneon.jp

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