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【インタビュー】清水ミチコが語る“第一線に君臨し続ける秘訣”とは? 全国32カ所ツアー&恒例となった武道館公演への思いも明かす

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Interview&Text:川上きくえ 

この方にあえて肩書をつけるなら、モノマネ芸人という枠を軽く飛び越えた、もはや日本で唯一の女性総合エンターテイナーといえるだろう。そんな清水ミチコの、全国32カ所を回る壮大なツアーが、いよいよスタートする。その真っ只中の1月3日(土)には、なんと12回目となる恒例の日本武道館公演も決定。モノマネはもちろん歌唱あり演奏ありという見応えたっぷりなステージの魅力は、鮮度の高いネタを中心にした笑いの数々だ。豪華ゲストも予定された武道館公演への思いを中心に、少しのスリルをはらんだライブへのこだわりと、第一線に君臨し続ける秘訣について聞いた。

──秋からまた大きなツアーが始まります。そしてツアー真っ最中の年明けには、なんと今年で12回目となる日本武道館公演があります。もはや恒例となったツアーと日本武道館ですが、ここまで続けてこられた原動力は何だと思いますか?

やり始めて2~3年を過ぎてから、秋はもうツアーをするものだという、自分の中でローテーションになっていったというのが大きいですね。武道館も、その中のひとつで。私、10代の終わり頃にタモリさんのライブを見て、音楽だけとかお笑いだけではなくて、音楽とお笑いが一緒になっている世界が自分にすごくしっくりきたんですよね。それで、私もああいう人になりたいって思ったのが、そもそものきっかけなんです。でも、やっぱりお笑いのライブってあんまり見返りがないっていうか、辞める人が多くて。すぐテレビに行っちゃう、そういう流れがあるのがすごく寂しかったんです。それもあって、自分は続けていくぞと思って、ここまで来ちゃった感じなんですよね。

──ライブはリアルタイムでネタを披露するぶん、内容に新鮮さが求められると思います。特に時事ネタを多く使う清水さんは準備も大変なのではないでしょうか?

そうですよね。だから秋が近づくとニュースをよく見るようになるんです(笑)。私、政治のことあんまり興味ないというか、深く知らないんですけど、今年は政治家が面白すぎてネタが豊富でした(笑)。

──清水さんのYouTubeチャンネル『シミチコチャンネル』でも米問題や伊東市長のニュースを扱っていて、「雪が降る あなたは来ない」を「コメがない 私は古米」と歌う動画で大爆笑しました。時事ネタを使って何か曲を作ったり、モノマネをする上で心がけていらっしゃることはありますか?

やっぱり辛口になりすぎないことですかね。今の人ってすぐ傷ついちゃいますから。例えば、長野のふるさと納税でずるいことが起きたときに、長野でそのネタをやったらものすごいウケたんです。でも、なんかひとり、ものすごく怒ってるアンケートがあって。「笑ってるお客も信じられない!」って怒っていたので、もう二度とやらないようにしようと思いました。不快になる人がいるネタはできないですね。ただ、自分が行く土地に起きた事件や話題になっていることは、できるだけ調べるようにしています。

──コンプライアンスをはじめ、笑いにおける制限がこの10年でだいぶ変わりましたよね。

うん、だいぶ違う。私が言ったちょっと強い言葉に対して、笑わないどころか、ちょっと心配するような空気になることがあるので。なんか言われちゃうんじゃないかとか、注意されちゃうんじゃないかとか、そういう空気を感じるんですよね。

──あ、お客さんが心配しているのを清水さんが感じちゃうんですね。

そう、そっち。その人が怒るというより、心配してくれているのを感じちゃうんです(笑)。

──心苦しい感じですね(笑)。さて、ツアーは全国32カ所とかなりのロングツアーですが体力維持のためにされていることはありますか?

体力作りのために週に数回プールでラジオを聴きながら1時間歩いたり、筋トレやヨガをやったり、そういうことはやっています。いつも森山良子さんとかユーミンさんとか若々しい方と一緒にいるから自分も大丈夫だと思っていたんだけど、現実的には年齢も年齢なんで、あんまり過信しないようにしなきゃと思うようになりましたね。年を取ると気力もなくなるって聞くので、自分が上機嫌にいられるようにはしています。

──なるほど。では、今年の武道館はどんな内容になりそうですか?

ひとつ大きな種明かしをすると、今回の武道館はゲストとしてMISIAさんが遊びに来てくれるんです。これは本当に楽しみですね。あと、今までにないチャレンジとしては、より音楽的な試みがあって。世界的には西洋音階のドレミファソラシドというのが1番有名な音階なんですけど、たとえばアラブ音階とかすごく面白い音階なんですよ。日本では、琉球音階とか。トルコ行進曲とか西洋音階の曲を違った音階で表現するとなかなか面白いアレンジになるっていう試みを、トライしてみようと思っています。私自身、すごくライブが好きなので、これを目標にしているだけでなんか元気になるんですよね。大きい遊びっていうと怒られそうですけどね、お金もらっておいて(笑)。でも本当、自分の楽しみとか遊びのためにだったらたくさん吸収したいし、いくらでも下調べしたいなと思っています。

──2020年ぐらいからYouTubeを始められて、もちろんモノマネもあり、トークもありでいつも新鮮な清水さんを見られる環境ができました。そういったYouTubeやSNSの影響でライブに若いお客さんが増えたりもしたのではないでしょうか?

そうですね。それは年々感じています。ライブには私くらいの年齢の人がもちろん多いんですけど、若い人が来てくれているのを見ると、やっぱこのネタ用意しておいてよかった!と思うんですよね。若い人がしょんぼりしていると、本当に本当にごめんなさいって気持ちになるので。私も若い頃にそういうライブを見たことがあるんです。年上の人が時事ネタでわからないことがあるのは、それはもうしょうがないこと。でも、若い人が意味がわからないってなるのは絶対によくないんですよね。そういう謎の迷宮に入れないように、常に流行りの、例えば最近なら「Bling-Bang-Bang-Born」(Creepy Nuts)とかね、流行りの曲は入れるようにしているんです。

──自分と違う世代のギャグや流行りを吸収しているのも、若さの秘訣なんでしょうね。

吸収できるゾーンも広がっているけど、でもやっちゃいけない感じの人とかね、そういうのもすごい広がっているから、難しいとこですね。綱渡りみたいな芸風だけど、そこを応援してくれる人たちが毎回見に来てくださっているのかな。

──ちなみに今、特に注目している人などいらっしゃいますか?

作曲法でMrs. GREEN APPLEっぽい曲を今作っています。ミセスぐらい勢いがあると、私ぐらいの年代の人もわかるっていうか、あのグループだねってわかってもらえる。作曲法をマネるのは間違ってはいけないので、音楽的に合っているかどうかを音楽の専門家に1回見てもらいました。似たような、でも違うやつを目指して。私がモノマネしたくなる人は自分がこの声を出せそうというより、この人になりたいと思う人なんです。そういう意味でミセスはまさにそうで、ファルセットをすごく多様化し、たくさん使っている感じの歌い方を今自宅でよくやっています。今の歌手の方って声高いですよね。

──新しいチャレンジもたくさん詰まった、見応え充分なステージになりそうですね。来てくださる方にメッセージをお願いします。

なんかお客さんって、後半になればなるほど、すごく声を出してくれるんだなってよくわかったので。最初はちょっと恥ずかしいのかわかんないですけど、今年もたくさん声を出してもらえるような、自然にそういう声が上がるようなライブにしたいと思っています。そしてステージと客席の一体化を狙っていきたいですね。それが1番楽しいと思うので。はい。




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【応募方法】
①ぴあ音楽編集部・Xから応募
・ぴあ音楽編集部(@OngakuPia)のXアカウントをフォロー。
・該当ポストを応募締め切りまでにリポストしてください。

【応募締め切り】
2025年12月5日(金) 23:59まで

【注意事項】
※当選者の方には12月8日(月) 以降にXアカウントよりDMにてご連絡いたします。やむを得ない事情によりご連絡や発送が遅れる場合もございますのであらかじめご了承ください。
※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。

②ぴあ音楽編集部・Instagramから応募
・ぴあ音楽編集部のInstagram(music__pia)フォロワー限定。
・該当投稿のコメント欄にお好きな絵文字をお送りください。

【応募締め切り】
2025年12月5日(金) 23:59まで

【注意事項】
※当選者の方には12月8日(月) 以降、InstagramアカウントよりDMにてご連絡いたします。発送先等の情報を頂くために、問合せメールをご連絡します。ご自身のメールアドレスや住所などの個人情報をDMに記載しないようにご注意ください。
※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※既にフォローをいただいている方もご応募の対象となります。
※応募するInstagramアカウントを公開状態にしてください。
※日本国内に在住し、郵便物・宅配物の受け取りが可能であることをご確認ください。
※このキャンペーンにInstagram(META社)の関連はございません。

<公演情報>
『清水ミチコのHAPPY PARADISE』

■2025年
11月22日(土) 千葉・浦安市文化会館
11月30日(日) 埼玉・東松山市民文化センター
12月6日(土) 岩手・盛岡市民文化ホール 大ホール
12月7日(日) 宮城・東京エレクトロンホール宮城
12月13日(土) 神奈川・関内ホール
12月14日(日) 福岡・福岡国際会議場 メインホール
12月17日(水) 北海道・カナモトホール (札幌市民ホール)
12月20日(土) 長野・長野市芸術館
12月23日(火) 愛知・岡谷鋼機名古屋公会堂
12月27日(土) 鹿児島・川商ホール(鹿児島市民文化ホール)第2ホール
12月28日(日) 熊本・熊本県立劇場 演劇ホール

■2026年
1月3日(土) 東京・日本武道館
1月10日(土) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール
1月12日(月) 岡山・倉敷市芸文館
1月18日(日) 香川・レグザムホール (香川県県民ホール) 小ホール
1月23日(金) 静岡・沼津市民文化センター
1月25日(日) 福島・けんしん郡山文化センター (郡山市民文化センター) 中ホール
2月1日(日) 神奈川・厚木市文化会館
2月7日(土) 茨城・水戸市民会館
2月8日(日) 新潟・新潟県民会館
2月14日(土) 秋田・あきた芸術劇場ミルハス 中ホール
2月15日(日) 山形・希望ホール (酒田市民会館)
2月21日(土) 広島・広島上野学園ホール
2月22日(日) 大阪・フェスティバルホール
3月20日(金) 京都・ロームシアター京都 メインホール
3月22日(日) 静岡・清水マリナート (静岡市清水文化会館)
3月28日(土) 青森・リンクモア平安閣市民ホール (青森市民ホール)
4月4日(土) 埼玉・羽生市産業文化ホール
4月12日(日) 栃木・栃木県総合文化センター メインホール
4月18日(土) 宮崎・メディキット県民文化センター (宮崎県立芸術劇場)
4月22日(水) 東京・たましんRISURUホール (立川市市民会館 ) 大ホール
4月25日(土) 沖縄・那覇文化芸術劇場なはーと

【チケット情報】
各公演:全席指定 7,200円(税込)
日本武道館公演:全席指定 7,900円(税込)
※日本武道館公演はお土産付き
https://w.pia.jp/t/michikoshimizu-hp/

清水ミチコ オフィシャルサイト

https://4325.net

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