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小野寺修二演出によるノンバーバルの舞台『100年の眠り』、東京国際ろう芸術祭2025で世界初演

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(c)鈴木穣蔵

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間もなく開催される日本のろう者主導による芸術祭、「手話のまち 東京国際ろう芸術祭(TIDAF)」で、日本ろう者劇団×デフ・パペットシアター・ひとみ×カンパニーデラシネラ『100年の眠り』が上演される。マイムの動きをベースとした独自の演出で多くの人々の心を掴んできた、カンパニーデラシネラ・小野寺修二が手がけるワールドプレミア作品として、期待を集めている舞台だ。

これまで、2年ごとに東京・渋谷で開催されてきた東京国際ろう映画祭。今年から高円寺に拠点を移し、「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」として新たにスタート、東京デフリンピックウィーク1週間前の2025年11月6日(木)から4日間の開催期間中に、ろう/難聴や手話に関連する国内外のさまざまな舞台作品、映画を上映、上演する。そこで上演される『100年の眠り』は、グリム童話『眠り姫』から想を得た無言劇。ろう者との創作にも意欲的に取り組んできた小野寺主宰のカンパニーデラシネラと、手話狂言、創作劇など独自のレパートリーの上演を重ねる日本ろう者劇団、また、ろう者と聴者の感性を活かして新しい人形劇の表現に挑戦してきたデフ・パペットシアター・ひとみの3団体の協働による舞台となる。

日本ろう者劇団、デフ・パペットシアター・ひとみは、いずれも日本のろう演劇をリードしてきた団体。2018年度から、「育成×手話×芸術プロジェクト」の一環として、カンパニーデラシネラとともに長期にわたるワークショップ、創作を行ってきた。2020年にはワーク・イン・プログレス公演として、小野寺の構成・演出でヘンリック・イプセン原作の『野鴨』を上演するなど、言葉を介さない身体表現の探求を重ねている彼ら。「竹取物語」からセルバンテス、カフカ、さらには松本清張と、古今東西のさまざまな物語を言葉なしに語り、その多彩で力強い表現をもって観客の心を揺さぶってきた小野寺のもと、一体どんな眠り姫が目を覚ますだろう。

「座組み全体で“誠実さ”をキーワードに、言葉の介在しない世界に、向き合いたいと思っています」とコメントを寄せている小野寺。これまで多くの無言劇をつくってきたというが、本作では初めて、音楽を使わずに創作しているという。舞台にはろう小学生も出演、障がいの有無や世代を超えて、誰もが楽しめる独創的な作品が誕生する。


<公演情報>
手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025
日本ろう者劇団×デフ・パペットシアター・ひとみ×カンパニーデラシネラ
『100年の眠り』

演出:小野寺修二(カンパニーデラシネラ)

出演:數見陽子(日本ろう者劇団)/ 中江央(日本ろう者劇団)/ 榎本トオル(デフ・パペットシアター・ひとみ)/ 崎山莉奈(カンパニーデラシネラ)/ 雫境 / 那須映里 / 守屋水結 / 小野寺修二(カンパニーデラシネラ)

上演言語 :ノンバーバル(声、手話、音を使用しません)

2025年11月8日(土)・9日(日)
会場:座・高円寺1


手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025公式サイト:
https://shuwanomachi.jp/

カンパニーデラシネラ公式サイト:
https://derashinera.jp/

日本ろう者劇団公式サイト:
http://www.totto.or.jp/02/index.html

デフ・パペットシアター・ひとみ公式サイト:
http://www.deaf.puppet.or.jp/

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