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吉田栄作、ブルース・スプリングスティーンへの熱き思いを語る『スプリングスティ ーン 孤独のハイウェイ』公開直前プレミア

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『スプリングスティ ーン 孤独のハイウェイ』公開直前プレミアより

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今なお、現役のミュージシャンとして熱い音楽を届けているブルース・スプリングスティーンの若き日を描き、本年度のアカデミー賞最有力候補とされている映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』の公開直前プレミアが11月11日、都内で行われ、スペシャルゲストとして、俳優の吉田栄作が出席した。

吉田は高校時代、白いTシャツにブルージーンズ、ギターを抱え星条旗を背に歌う“ボス”の姿に憧れたといい、人気絶頂の26歳で渡米し、LA滞在中(1993~1997年)にはスプリングスティーンのライブを体験。公開直前プレミアでは、スプリングスティーンへの熱き思いを大いに語った。

成功の道を歩み始めたスプリングスティーンはアルバム『ネブラスカ (Nebraska)』を録音しながら「ボーン・イン・ザ・U.S.A. (Born in the U.S.A.)」の構想を練り始める。映画は、のしかかるプレッシャー、幼少期から抱えてきた苦しみ、創作への悩み、それでも歌い続けようと苦闘する男の姿に心を掴まれる感動作だ。

スプリングスティーンとの出会いは、やはり代表作「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」だと振り返り、「そこからさかのぼって『ネブラスカ』を聞いたら、歌詞も含めて毛色が全く違うので驚いた」。それだけに『ネブラスカ』誕生に迫る本作については「ボス本人も、その頃の自分を映画にするならいいよと承諾したと聞いて、とても興味が沸いた」と魅力を語った。

自身も一度は華やかな芸能界を離れて、単身渡米。「もう一度勉強し直したいなと思っていた。葛藤? おこがましいですけど(スプリングスティーンと)重なる部分はあるかもしれないですね。人がやらないことをやる。大きな流れに歯向かうリスクをとるのが、自分の信念だったりする」と話していた。

渡米中には、スプリングスティーンがアルバム『ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード』を引っさげてのLA公演に足を運んだそうで「ギター1本で2時間、しびれました」としみじみ。99年、バンドを従えてのステイプルズ・センター(現:クリプト・ドットコム・アリーナ)こけら落とし公演も鑑賞し「会場が壊れるんじゃないかと思うほどの揺れだった」と当時の盛り上がりを語った。

イベントでは、吉田がスプリングスティーンの名曲「ハングリー・ハート」を、ギブソンのJ-200で弾き語る大サービスも。9月には第1子が誕生し、「いろいろ聞かせますけど、ロックで泣き止んだりしますね。(子どもが)20歳のときに、ちょうど今のボスと同じ76歳になりますし、現役で素晴らしい歌声で活躍しているボスを目指したい」と抱負を語っていた。

取材・文:内田涼

<作品情報>
『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』

11月14日(金)公開

公式サイト:
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/springsteen

(C)2025 20th Century Studios

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