H&Aプロデュース第1弾企画『死神』に牧島 輝、水野美紀らが出演 演劇と落語を掛け合わせた新たな演劇作品
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H&Aプロデュース第1弾企画『死神』出演者組み写真
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すべて見るH&Aプロデュース第1弾企画『死神』が、2026年4月から5月に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA、兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演される。
H&Aプロデュースは、演劇プロデューサー・細川展裕と落語好きのプロデューサー・浅生博一が立ち上げたもの。ふたりは落語家・立川志の春の『シモハルの会』を観劇した際に、「演劇と落語を掛け算した演劇作品を創作しよう」と着想を得たという。
本作のベースとなるのは、三遊亭圓朝の古典落語『死神』。借金に苦しむ男が死神に出会い、死期が迫る人を見分ける術を授かる。男は医者として成功するが、禁を破って死神をだまし、死期が迫る人の命を救おうとして逆に自らの命を奪われてしまうというストーリーだ。
作・演出を手がけるのは、2000年に劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」を旗揚げし、舞台戯曲、演出、ドラマ執筆、ドラマ企画監修など幅広い分野で活躍している倉持裕。新作落語、英語落語、シェイクスピア作品の落語化など、多岐にわたる活動をしている志の春の協力を得て、演劇と落語を掛け合わせた新たな演劇作品を届ける。
出演は、舞台だけでなく、映画、テレビ、歌手、声優など、活躍の場を広げる牧島 輝が主演を務めるほか、牧島の相手役として、自身も演劇ユニット「プロペラ犬」を2007年に旗揚げし、主宰・脚本・演出を手がけている水野美紀が出演する。共演には樋口日奈、浅利陽介、玉置孝匡、香月彩里、そして志の春が名を連ねた。
今回初めて落語とコラボレーションした演劇作品に挑戦する倉持は、「初めて『死神』を聴いたのは子どもの頃、叔母が持っていた六代目・三遊亭圓生の木箱入りカセットテープでした。落語自体に触れたのもこの時が初めてで、語りだけで笑いと恐怖を生み出す話芸に驚き、終盤のゾクゾクを味わいたくて繰り返し聴きました」とコメント。
脚本協力および出演者として参加する志の春は「死神といやあ落語ファンに大人気の演目。貧しく金にだらしない、欲の塊のようなロクデナシ男の主人公。ボロを着て、みすぼらしい姿の中におかしみと哀愁をたたえた死神。そのロクデナシに牧島 輝さん、死神に水野美紀さん。僕が落語で死神をやる場合、絶対に脳内でキャスティングしないおふたりです!」と期待を寄せている。
プロデューサーの細川は、「1985年2月2日、新宿・紀伊國屋ホールで『朝日のような夕日をつれて 85』の初日と共に始まった私の演劇人生は今年で40年。いろいろな寄り道、迷い道もありましたが、そんなこんなを踏まえつつ、さてこの先は?と思案の結果、かねてよりの思惑“演劇と落語”に至りました」と企画への思いをコメント。浅生も「今企画、相方の細川さんと話し始めたのが4年前の春頃でした。紆余曲折を経て、いよいよ来春、縁と運と機会をいただき集結した愉快なキャストとスタッフたちにて、『死神』を創作します」と意気込みを寄せた。
■作・演出:倉持裕 コメント全文
初めて『死神』を聴いたのは子どもの頃、叔母が持っていた六代目・三遊亭圓生の木箱入りカセットテープでした。落語自体に触れたのもこの時が初めてで、語りだけで笑いと恐怖を生み出す話芸に驚き、終盤のゾクゾクを味わいたくて繰り返し聴きました。だから僕にとって落語といえば『死神』です。
ひとつの肉体が生み出す落語に対し、登場人物分の肉体を用いて表現する演劇の強みがどう活かせるか、そして、すでにさまざまなバリエーションがある『死神』のサゲに、新たな発明ができるか、試行錯誤を重ねたいと思います。
■脚本協力・出演:立川志の春 コメント全文
死神といやあ落語ファンに大人気の演目。貧しく金にだらしない、欲の塊のようなロクデナシ男の主人公。ボロを着て、みすぼらしい姿の中におかしみと哀愁をたたえた死神。そのロクデナシに牧島 輝さん、死神に水野美紀さん。僕が落語で死神をやる場合、絶対に脳内でキャスティングしないおふたりです! まだ最終稿は読んでいないのでどんな展開になるのか僕自身も知りません。
が!尋常ではない死神になること間違い無しDEATH!
■プロデューサー:細川展裕 コメント全文
1985年2月2日、新宿・紀伊國屋ホールで『朝日のような夕日をつれて 85』の初日と共に始まった私の演劇人生は今年で40年。いろいろな寄り道、迷い道もありましたが、そんなこんなを踏まえつつ、さてこの先は?と思案の結果、かねてよりの思惑「演劇と落語」に至りました。
41年目の春にお送りする『死神』。この道が次のどこかに繋がると信じて。 2025年冬・吉日。
■プロデューサー:浅生博一 コメント全文
今企画、相方の細川さんと話し始めたのが4年前の春頃でした。紆余曲折を経て、いよいよ来春、縁と運と機会をいただき集結した愉快なキャストとスタッフたちにて、『死神』を創作します。これまでも、演劇界の先人たちによる古典落語をベースにした演劇作品はありますが、我々は彼らの足跡を尊愛し、「演劇×落語」を目的とした、ここでしかできないことに可能な限り挑戦し続けます。乞う、ご期待ください。
<公演情報>
H&Aプロデュース企画 第1弾
『死神』
作・演出:倉持裕(原案:三遊亭圓朝『死神』より)
出演:牧島 輝 樋口日奈 浅利陽介 玉置孝匡 香月彩里 立川志の春/水野美紀
【東京公演】
2026年4月
会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
【兵庫公演】
2026年5月
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
公式サイト:
https://www.h-and-a-planning-shinigami.com/
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