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劇団青年座が27年ぶりに挑む音楽劇、『プレビュー』本日開幕

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劇団青年座 第263回公演 音楽劇『プレビュー』チラシ

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劇団青年座による音楽劇『プレビュー』が、本日2025年11月20日(木)、東京・吉祥寺シアターにて開幕する。1998年の『ムーランルジュ』以来の青年座の音楽劇とあって、注目を集めている。

創立から70年、現代演劇を代表する劇作家の新作を次々と上演している青年座。現在はストレートプレイを中心に上演しているが、1980年〜90年代には『三文オペラ』(1981年初演)、『パラダイス オブ ギンザ』(1986年初演)、『カルメン』(1991年初演)と音楽劇を上演、いずれも再演され、数年間にわたり巡演を繰り返すなど大きな話題を呼ぶ。創立理念である創作劇運動を背景に、日本の創作ミュージカルや音楽劇に積極的に取り組むも、1998年以降、音楽劇を牽引するスタッフの不在などにより上演されなくなった。今回の音楽劇上演は、2000年以降に入団した女優陣から音楽劇を望む声があがり、上演への機運が高まっての実現だという。

物語の舞台は、終戦から数年たった東京・闇市の近くにある喫茶店。ウエイトレスの恵美子は行方不明だったトキと再会する。彼女はストリッパーとして舞台に立っていた。劇団の再興を目指すトキは、恵美子に「一緒にやろう」と何度も誘うが、恵美子は戦前に経験したある出来事によって、トキの誘いを頑なに断り続け──。

作者は、2015年の『鑪─たたら』以来10年振りに青年座へ新作を書き下ろすという、劇団サスペンデッズ主宰の早船聡。円演劇研究所修了後に劇団サスぺンデッズを旗揚げ、その全作品の作・演出を担うほか、新国立劇場『鳥瞰図-ちょうかんず-』やピッコロ劇団『エレノア』『さらばドラキュラ』『とっととといてよシャーロック・ホームズ』などの脚本を手がけている。演出は、青年座の金澤菜乃英。『ある王妃の死』(作:シライケイタ)、『時をちぎれ』(作:土田英生)、『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』(作:別役実)などを演出、またイッツフォーリーズ公演『おれたちは天使じゃない』、劇団昴ザ・サード・ステージ公演『イェルマ』、Ova9公演『とても簡単な物語』などの外部の公演でも活躍中だ。また、音楽を手掛けるのは早船戯曲の魅力を熟知した園田容子だ。歌い、踊る、新たな青年座の歴史の始まりだ。

【物語】
終戦から数年たった東京。闇市の近くにある喫茶店。
マスターのスズケンは元大衆演劇の旅役者で、
ウエイトレスの恵美子はレビュー劇団にいたダンサー。
ここには様々な職業の人たちが集っていた。
新劇女優の典子、衣装デザイナーの美津江、闇市で店を営む久子、音楽家志望の良介。
恵美子は行方不明だったトキと再会する。彼女はストリッパーとして舞台に立っていた。
劇団の再興を目指すトキは、恵美子に「一緒にやろう」と何度も誘うが、
恵美子は戦前に経験した或る出来事によって、トキの誘いを頑なに断り続けるのだった。
そんな時、女優志望の千代が田舎から喫茶店を訪ねてきた。
女優になるために必死に努力する千代だったが、
ある日、千代に大きな危機が訪れる。
そして千代を救出するために、女たちが立ち上がった。

<公演情報>
劇団青年座第263回公演
音楽劇『プレビュー』

作:早船聡
演出:金澤菜乃英
音楽:園田容子

【キャスト】
恵美子(元ダンサー):小暮智美
美津江(衣装デザイナー):佐野美幸
久子(闇市のおばちゃん):松熊つる松
典子(新劇女優):森脇由紀
トキ(ストリッパー):安藤瞳
千代/カズコ :尾島春香
良介(音楽家志望):古谷陸
轟(警察官):賀久泰嗣
町田(映画のプロデューサー):豊田茂
タケオ(久子の息子):石塚雄大
スズケン(店主):五十嵐明
ナナ(レビューガールズ):佐原良砂
クニ(レビューガールズ):長友麻里乃
ヤエ(レビューガールズ):万田千尋
シホ(レビューガールズ):柏木舞

2025年11月20日(木)〜30日(日)
会場:東京・吉祥寺シアター

■アフタートーク開催
2025年11月23日(日・祝) 終演後
登壇者:早船聡(作者)、金澤菜乃英(演出)

チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2534393

公式サイト:
https://www.seinenza.com/information/detail/id=590