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Hey! Say! JUMP髙木雄也主演、舞台『ジン・ロック・ライム』上演決定 イプセンの名作を山本卓卓×白井晃が再構築

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PARCO PRODUCE 2026『ジン・ロック・ライム』メインビジュアル

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PARCO PRODUCE 2026『ジン・ロック・ライム』が、2026年3月10日(火) から31日(火) まで東京・PARCO劇場で上演される。

本作は、ノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンが1890年に発表した代表作「ヘッダ・ガブラー」を下敷きに、今に響くリアルな会話劇として再構築。現在の日本の芸能界で、愛すること、愛されることを求め、ありのままの自分自身でありたいともがく人々を描く。

当時の道徳観や常識を破壊する作品を発表し続けたイプセンへの現代的返歌として本作を書き下ろすのは、演劇集団「範宙遊泳」を率いる山本卓卓。2024年上演の『東京輪舞』では、オーストリアの作家シュニッツラーが1900年に発表した「輪舞」を、現在の東京に生きる多様な人々の刹那の恋をスケッチするふたり芝居に生まれ変わらせた。演出は、世田谷パブリックシアターの芸術監督を務める白井晃が手がけ、自身のキャリア史上最年少の作家である山本とタッグを組み、世代の異なるそれぞれの視点から現代社会を見つめ、ひとつの物語を織り上げる。音楽は、2024年、「範宙遊泳」に楽曲提供をし、その音楽性と演劇との相性の良さを証明した曽我部恵一(サニーデイ・サービス)が担当。山本、そして白井からのラブコールを受け、劇中歌をはじめ、全ての楽曲を作曲する。

主演のジン役は、山本作品では『東京輪舞』に続いての出演となる髙木雄也(Hey! Say! JUMP)が務める。出演に際し髙木は「白井さん演出の舞台を見たときに、物凄く世界観に引き込まれるし、役者さんの素晴らしいところをすごく引き出される方なんだなと思ったので、いろいろな刺激をもらい、新たな自分を皆さんに見ていただけるように、精いっぱい楽しみます!!」とコメントしている。

共演には、ジンの元恋人の人気アーティスト・エート役で、ミュージカル『エリザベート』でルイジ・ルキーニを演じるなど、ミュージカルを中心に活躍する黒羽麻璃央、ジンの妻で芸能事務所の社長・ショウコ役で、現代劇としては5年ぶりに舞台に立つ蓮佛美沙子。さらに、ノンバイナリーのタレント・ホムラ役には、ミュージカルや2.5次元作品での躍動感ある演技のみならず、近年ではストレートプレイや映像での活躍も注目される永田崇人、ライター・コマ役には、個性派俳優として映画・ドラマ・舞台で活躍する駒木根隆介、若手マネージャー・トゴシ役には、舞台を中心に活動する小日向星一、ショウコの母で、ジンやエートが所属する事務所の先代社長の妻・アキコ役には、舞台を中心に長年活躍してきた実力派俳優の銀粉蝶が名を連ねた。

東京公演の後は、2026年4月4日(土)・5日(日) に広島・JMSアステールプラザ 大ホール、4月11日(土)・12日(日) に愛知・東海市芸術劇場 大ホール、4月18日(土)・19日(日) に大阪・SkyシアターMBS、4月25日(土)・26日(日) に福岡・J:COM北九州芸術劇場 大ホールで上演される。

【あらすじ】
人気ロックミュージシャンのジンはライブで我を失い、そのことがネットを賑わせている。
窓からライムの木が見える芸能事務所。事務所の社長はジンの妻でもあるショウコだ。
ショウコの母アキコが新人マネージャーのトゴシに付き添われて事務所にやってくる。午後、ジンの元恋人で、今や事務所を背負う存在になったエートがライター・コマによる独占インタビューを受けるという。ノンバイナリーのタレントとして人気を集めているホムラは最近エートと親しい様子だ。
ジンとショウコ、そしてエートを巡る過去と現在、世間からの眼差しと自身とのギャップ、自らの立場と将来への見通し。これらが絡み合い、事態は思いがけない方向に動いていく。

■作:山本卓卓 コメント全文
『東京輪舞』に続き、PARCOさんと髙木さんとのご縁に感謝です。

キックオフの際に髙木さんが「死について考えさせるような内容のものをつくりたい」と話してくれたとき「ああこの人はアイドルとして俳優として、芸術家として、本当に誠実に世界と向き合っているんだな」と思いました。そこに白井晃さんの力強くも柔軟に世の中に問いかける演出が加わること、曽我部恵一さんの音楽、彩り豊かなキャスト陣、総合芸術としての底力が立ち現れるでしょう。この世の中を、この生命を、私はまだ諦めていません。この劇と、観客と、未来を信じているので。

■演出:白井晃 コメント全文
劇作の山本卓卓さん、主演の髙木雄也さん共に初顔合わせのおふたりです。ですので、この作品を演出すること自体が、私にとっては大きな挑戦です。むしろ冒険と言っても過言ではありません。演劇の形は、さまざまに変化を遂げています。そんな中、自分自身のイメージを自ら解体するような振り切った考えでこの作品に臨みたいと思います。現代における閉塞感とは何なのか。そもそも私たちの閉塞感自体が簡単に言葉にできるものではありません。そんなもどかしさの中にいる登場人物たちと私は語り合っていきたいと思います。

■音楽:曽我部恵一 コメント全文
主人公が自我をとことんまでえぐり闘っていくというヘビーな主題。
自分も音楽でとことん付き合っていきたい。
最後には疲れ切って倒れ込んでしまうくらいに。

■髙木雄也 コメント全文
来年は『ジン・ロック・ライム』という舞台に出演させていただきます。
白井晃さんに演出していただけるのは初めてなのですが、以前白井さん演出の舞台を見たときに、物凄く世界観に引き込まれるし、役者さんの素晴らしいところをすごく引き出される方なんだなと思ったので、色々な刺激をもらい、新たな自分を皆さんに見ていただけるように、精いっぱい楽しみます!!
山本卓卓さんに本を書いていただけるのは『東京輪舞』以来なので、沢山話し合いながら理解を深めて、自分なりに表現させていただきますので皆さん遊びにきてくださーい! 待ってます!

■黒羽麻璃央 コメント全文
このたび、『ジン・ロック・ライム』エート役で出演させていただきます。
黒羽麻璃央です。
白井晃さんが演出を手がける作品に参加できること、とてもとてもうれしく思っております。
そして頼もしい共演者の皆様、スタッフの皆様と共に、個性豊かな登場人物たちが悩みもがき、苦しみながら進んでいく新たな愛の物語を稽古場から頑張って作り上げていきたいと思います。
よろしくお願いいたします!

■蓮佛美沙子 コメント全文
私たち人間のエゴや脆さが、少し怖いくらい宿っている作品になる気がしています。
自分らしく生きること。死ぬこと。
心の底から、愛したい、愛されたい、認められたいという願い。
ジンの心の叫びの根源は、決して珍しいものではなく、誰もが聞き覚えのある声なのかもしれません。
生きていたらどうしたってついてくるさまざまな感情を、刹那的なパワーでお届けできたらと思います。

■永田崇人 コメント全文
『ジン・ロック・ライム』にホムラ役で出演させていただきます。
初めて脚本を読んだとき、鳩尾にずしんと響くような“痛み”を覚えました。脚本だけでここまで心を揺さぶられる作品に携われることをうれしく思います。ホムラは、男性にも女性にも見える難しい役ですが、丁寧に稽古を重ね、その繊細さと強さを魅力的に演じられるよう努めます。劇場でお待ちしています。

■駒木根隆介 コメント全文
ここ数年、いわゆる古典と呼ばれる演劇作品に携わる機会が増え、なるほど40代とはこういうものかと思っていたのですが、リアリズム演劇の古典+最新現代演劇の融合という、濃密な創作が必要な企画に参加できて身の引き締まる思いです。
初めてご一緒させていただく髙木雄也さん、10年以上ぶりになる演出の白井晃さんはじめ、舞台では初めてとなる共演者の皆様も多いので、身を引き締めつつ楽しみたいと思っています。

■小日向星一 コメント全文
いつか立ってみたいと思っていたPARCO劇場に素敵な皆様とご一緒に立てること、とてもうれしく思います。
山本さんの脚本が白井さんの演出で、どんな舞台に作られていくのか、今からワクワクしています。
先輩方のお芝居からたくさん学びながら、楽しみながら誠心誠意に頑張ります! 劇場でお待ちしております。

■銀粉蝶 コメント全文
遠い昔、『ヘッダ・ガーブレル』を読んで印象的だったのは、登場人物の誰にも共感や感情移入ができなかったこと。理不尽な感情と常軌を逸した行動の連続に「なんでそうなるの!?」と心で叫んだ挙げ句、気づくとスッカリ作品世界に捉えられている。わたしにはかなりショックな文学体験でした。
さて、その衝撃作を下敷きにした今回の作品、「稀代の悪女」ヘッダを「男性」に置き換えるというトンデモな異常事態が進行中なのであります、SHOCK!!!

<公演情報>
PARCO PRODUCE 2026 『ジン・ロック・ライム』

作:山本卓卓
演出:白井晃
音楽:曽我部恵一(サニーデイ・サービス)
出演:髙木雄也 黒羽麻璃央/蓮佛美沙子/永田崇人 駒木根隆介 小日向星一 銀粉蝶

【東京公演】
2026年3月10日(火)~31日(火)
会場:PARCO劇場

【広島公演】
2026年4月4日(土)・5日(日)
会場:JMSアステールプラザ 大ホール

【愛知公演】
2026年4月11日(土)・12日(日)
会場:東海市芸術劇場 大ホール

【大阪公演】
2026年4月18日(土)・19日(日)
会場:SkyシアターMBS

【福岡公演】
2026年4月25日(土)・26日(日)
会場:J:COM北九州芸術劇場 大ホール

公式サイト:
https://stage.parco.jp/program/jinrocklime

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