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劇団た組の新作『景色のよい観光地』上演に向け、加藤拓也&キャストによるコメントが到着

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た組『景色のよい観光地』ビジュアル

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劇作家・演出家の加藤拓也が率いる「劇団た組」の新作『景色のよい観光地』が、2026年1月から2月に東京・北海道・大阪で上演される。このたび、作・演出を務める加藤と、キャストによるコメントが到着した。

『景色のよい観光地』は、第67回岸田國士戯曲賞、第30回読売演劇大賞優秀演出家賞などを受賞した加藤が、2年ぶりに劇団のために書き下ろした新作。作品の中心となるのは、山間の観光地にひっそりと佇む現代的な小さなお茶屋。「観光地」という一見のどかな場を舞台に、人間の奥に沈んでいる欲望や違和感を炙り出す。出演者には平原テツ、田村健太郎、安達祐実、宮﨑秋人、台湾出身の吳静依(ウー・ジンイー)が名を連ねた。

本作について加藤は、「食べられない物の中にも美味しいと感じる成分はあるはず。お話は鍼灸師がお茶屋になって食べちゃいけないものを食べる話で、沢山の人に観てもらいたいと思っています」とコメントしている。

平原は「今回の作品はマジで会話、会話、会話ですね。まぁ、加藤くんの作品は毎回こうなんですが……ずーとみんな喋ってます。だからこそ丁寧にやらないと、スルスル〜と進んでお客さんを置いてけぼりにしちゃうので、受け取ってもらえるようしっかりと創り上げていく所存です」と意気込みを寄せた。田村は「僕は旅が好きです。知らない土地を歩いて、普段感じれないことを感じたり気づいたりしながら観光する。劇場もそういう場所だと思います。観に来てくれた方を知らない場所にお連れできるよう、稽古したいと思います」と意欲をみせた。

安達は「加藤さんとまた舞台を作れることが、うれしいです」と喜びを明かし、「人間ってなんでしょう。見たくないものには蓋をして、平気な顔で生きていたりする。皆さんの立っているその場所からはどんな景色が見えますか? しっかり立っていると思っていたその場所が、観劇後にはグラグラと揺らいでいるかもしれません」と観客に問いかける。

今回「た組」に初参加となる宮﨑は、「『心臓が濡れる』で初めてた組作品を観劇してから、一ファンとして追っかけていたので念願叶っての出演です。初めて手にするた組の台本を心踊らせながら読んで、“うわーこの役を自分がやるのか”と、デビューの頃に近い感覚になりました」と喜びを表現。台湾から参加する吳は「これから3カ月ほど異国の地で稽古と公演に取り組みます。ワクワクすると同時に、少し緊張もしています。私は台湾の魂を胸に、素晴らしいチームの皆さまと協力しながら、さまざまなことを探求していけたらと思っています」と意気込みを寄せた。

『景色のよい観光地』は、2026年1月17日(土) から2月1日(日) まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストで上演。その後、2月14日(土)・15日(日) に北海道・北八劇場、2月21日(土)・22日(日) に大阪・ABCホールで上演される。チケットの一般発売は2025年11月22日(土) 10時から開始となる。

【あらすじ】
山中の観光地にある現代的なお茶屋。健介と隆治は一緒に生活をしながら共同で店を経営している。健介は主にお茶やお菓子を担当し、隆治は経営や運営の全般を管理していた。隆治は「毒のある物を調理する」という健介の趣味に惚れ込んでいる。

お茶屋が開店してちょうど1年が経ったある日の閉店後、近くの旅館で働く前野とオーガニックレストランを経営する宮口が店を訪れ、隆治が惚れ込む健介の趣味の存在を知る。3人はこの密やかな趣味をたくさんの人に共有するよう説得を始める。

■作・演出:加藤拓也 コメント全文
舌の上に機械を乗せると電気信号で味が再現できるようですが、食べちゃいけない物の味も成分を分析すれば、味が再現できて、食べちゃいけないものが体験できるようになるのではないかと思いました。食べられない物の中にも美味しいと感じる成分はあるはず。お話は鍼灸師がお茶屋になって食べちゃいけないものを食べる話で、沢山の人に観てもらいたいと思っています。

■隆治役:平原テツ コメント全文
今回の作品はマジで会話、会話、会話ですね。
まぁ、加藤くんの作品は毎回こうなんですが……ずーとみんな喋ってます。
だからこそ丁寧にやらないと、スルスル〜と進んでお客さんを置いてけぼりにしちゃうので、受け取ってもらえるようしっかりと創り上げていく所存です。
相変わらず加藤くんのキレっぷりが出てる作品なので、楽しみにしてください。

■健介役:田村健太郎 コメント全文
僕は旅が好きです。知らない土地を歩いて、普段感じれないことを感じたり気づいたりしながら観光する。劇場もそういう場所だと思います。
見に来てくれた方を知らない場所にお連れできるよう、稽古したいと思います。
果たしてどんな景色が広がるのか。脚本を読みますと、ほのぼのとした観光ツアーにはならなそうな雰囲気です。ミステリツアーかクレイジージャーニーか……乞うご期待!

■前野役:安達祐実 コメント全文
加藤さんとまた舞台を作れることが、うれしいです。
台本の2ページ目くらいですでに「これは大変なことになりそうだ」と思いました。でも大丈夫! テツさんもタムケンさんもいるんだから! と言い聞かせています。
それにしても人間ってなんでしょう。見たくないものには蓋をして、平気な顔で生きていたりする。
みなさんの立っているその場所からはどんな景色が見えますか? しっかり立っていると思っていたその場所が、観劇後にはグラグラと揺らいでいるかもしれません。
何はともあれ、楽しみながら一生懸命演じたいと思います。

■宮口役:宮﨑秋人 コメント全文
この度、た組に初参加します宮﨑秋人と申します。
『心臓が濡れる』で初めてた組作品を観劇してから、一ファンとして追っかけていたので念願叶っての出演です。初めて手にするた組の台本を心踊らせながら読んで、「うわーこの役を自分がやるのか」と、デビューの頃に近い感覚になりました。
脚本からざわざわするような音が鳴ってる感覚があって新しい出会いをすでに感じております。稽古が楽しみです。よろしくお願いいたします。

■楊役役:吳静依 コメント全文
これから3カ月ほど異国の地で稽古と公演に取り組みます。ワクワクすると同時に、少し緊張もしています。異なる文化との出会いはもちろん、人と人との交流にはすでにたくさんの可能性があると感じています。
日本は私にとってまったく馴染みのない国ではありませんが、文化や生活様式には台湾とは大きく違う部分もあります。私は台湾の魂を胸に、素晴らしいチームの皆様と協力しながら、さまざまなことを探求していけたらと思っています。それはまるで実験であり、冒険のようでもあり、考えるだけでワクワクしてきます!

<公演情報>
た組『景色のよい観光地』

作・演出:加藤拓也
出演:平原テツ 田村健太郎/安達祐実/宮﨑秋人 吳静依(Jing Wu)

【東京公演】
2026年1月17日(土)~2月1日(日)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト

【札幌(北海道)公演】
2026年2月14日(土)・15日(日)
会場:北八劇場

【大阪公演】
2026年2月21日(土)・22日(日)
会場:ABCホール

チケット一般発売日:2025年11月22日(土) 10:00~
https://w.pia.jp/t/takumi/

公式サイト:
https://takumitheater.jp/news/id_763/