倍賞千恵子&木村拓哉が腕組みデート!? 映画『TOKYOタクシー』本編映像公開
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(C)2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
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山田洋次監督の91本目となる最新作『TOKYOタクシー』の本編映像が公開された。
タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)は、ある日85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになった。人生の終盤を迎えたすみれは「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがある」と浩二に頼み、幼少期から現在まで人生のターニングポイントとなった思い出の場所を寄り道することに。タクシーで旅を共にするうち次第に心を許したすみれは、初対面の浩二に喜びと悲しみを織り交ぜた壮絶な人生を語り始める。そんな「たった1日の旅」が偶然出会ったふたりの心、そして人生を大きく動かしていく──。
公開された映像では、最初はギクシャクしていたすみれと浩二が、「たった1日の旅」の終盤で特別な絆へと結びつく瞬間が映し出されている。華やかな横浜の繁華街を歩く中、すみれが「ねえ、浩二さん。腕を組んでもいいかしら、あなたと」とうれしそうにお願いすると、浩二は「どうぞ」と腕を差し出す。ふたりのやりとりからは、壮絶な人生を歩んできたすみれの孤独と、それを受け止める浩二のやさしさが交差する。
倍賞と木村は2004年公開のスタジオジブリ映画『ハウルの動く城』でソフィー役とハウル役として声優共演しており、本作で21年ぶりの再共演を果たした。当時を振り返り、倍賞は「あのときはひとりずつアフレコする予定で、木村さんとはいろいろなお話ができなかったです。鈴木敏夫プロデューサーにお願いして、1日だけ一緒の場面でアフレコしました」と、木村と顔を合わせてコミュニケーションを取るために、スケジュールの調整をプロデューサーに直談判していたことを明かした。
一方、このことを事前に知らされていなかった木村は、「目の前にエプロンをしている宮﨑駿監督がいて、下駄を履いた鈴木敏夫さんがいて、ついに現れた倍賞千恵子さんとなったら、そりゃ話せないですよね」と当時を回顧している。
また、現地時間2026年1月29日(木)から2月8日(日)まで開催される第55回ロッテルダム国際映画祭への正式出品が決定。選考理由について、同映画祭のディレクターであるVanja Kaludjercicは「東京の街を縫うように走る一台のタクシー。その車内で交わされる、他愛もない、けれどどこか胸に残る会話が、運転手と乗客それぞれの人生をそっと記録していく──本作は、そんな“移動する時間の箱”のような映画です」とコメントを寄せた。
映画『TOKYOタクシー』本編映像
<作品情報>
『TOKYOタクシー』
11月21日(金)公開
公式サイト:
https://movies.shochiku.co.jp/tokyotaxi-movie/
(C)2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
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