福山雅治「面白くないわけがありません！」 『映画ラストマン』点灯式イベントで手応えを明かす

TBSテレビで2023年4月期の日曜劇場として放送された連続ドラマを映画化した『映画ラストマン-FIRST LOVE-』のプレミアム点灯式が、11月19日に東京ミッドタウンのミッドタウン・ガーデンで開催された。

連続ドラマでは、どんな事件も必ず終わらせる最後の切り札“ラストマン”の異名を持つ全盲のFBI捜査官・皆実広見と、警視庁捜査一課の護道心太朗がバディを組み、数々の難事件に挑んできたが、映画では北海道を舞台に新たな事件が描かれる。皆実の初恋の人であり、世界的な天才エンジニアであるがゆえに謎の組織から追われているナギサ・イワノワは、アメリカへの亡命を希望する。皆実と心太朗は、心太朗の甥であり、警察のキャリアを約束されたエリート・護道泉や、FBIから新たに派遣されたクライド・ユン、CIA、北海道警の合同チームとともに事件に挑むが、内通者によって情報が漏れ、襲撃を受けてしまう。皆実と心太朗は、愛する人を守り、事件を解決することができるのか──。

点灯式には、皆実役を演じる福山雅治をはじめ、大泉洋、永瀬廉、木村多江、吉田羊、宮沢りえが登壇。集まったファンからの声援に迎えられた福山は「皆さん、寒いですね。でも皆さんの温かい声援のお陰で一気に温まりました。体は冷たいけれど、心は温かいです！」と感謝の言葉を述べた。

心太朗役の大泉は、観客からの「カッコイイ！」との声援に一部で笑いが起きると「どうして笑いが起こるの!?」とぼやきつつ、「我々に当たる照明が眩し過ぎて皆さんのことが見えない！　みんなどこにいるの!?」と会場を沸かせ、連続ドラマに続き久々のバディ復活については「素晴らしかった」と手応えを明かした。イワノワ役の宮沢は「撮影初日からおふたりのウィットに富んだ会話、私も一緒に和んで楽しませてもらいました」と、撮影現場の雰囲気を伝えた。

撮影の舞台となった北海道について大泉は、「わたくしの北海道が『ラストマン』に花を添えました」と胸を張ると、福山は「大泉さんがいる北海道は安心感があった。いろいろな許可も通ってしまうのではないかと。どこでも開けてくれそう。大使館とか」と大泉の“北海道顔パス説”に言及し、会場の笑いを誘った。

撮影現場のエピソードも飛び出し、護道役の永瀬は「2、3年ぶりの『ラストマン』の撮影ということで、インの日は緊張しました。どういう感覚だったのか、空気感を思い出すのに時間がかかった」と回想。一方、捜査一課トップの検挙数を誇る敏腕刑事・佐久良円花を演じた吉田は、「私は全然緊張しませんでした！　皆さんが集まった途端、佐久良班の空気感になったから」と述べると、永瀬は「そうそう、僕も一緒ですわ！　今言われて、確かにと思った。役衣装のスーツ着たら記憶が蘇って全然緊張しなかった。すぐに楽しくなった」と前言撤回。大泉から「さっきと言ってることが全然違うじゃん！」とツッコまれた。

皆実の元妻であり、在日アメリカ大使館の参事官としてバディを陰からサポートするデボラジーン・ホンゴウを演じた木村は、「撮影の裏側では福山さんを真似する大泉さんと、人がマネした福山雅治をマネする福山さんがいた」と証言。宮沢も「ふたりの福山さんがいて、福山だらけの撮影でした」と、現場での楽しい雰囲気を振り返った。これに福山も「先日も大泉さんが僕のモノマネをしてくれて。それが凄くうれしかったです」と意外な心境を述べると、大泉は「信じられますか!?　全然関係ない人の舞台で自分のマネをしろと……。まあ、それに応える私も私ですけどね！」と笑わせた。

イベントではカウントダウンも行われ、『ラストマン』特製クリスマスツリーの点灯式が実施された。クリスマスイブに公開日を迎える本作にちなみ、ラストマンカラーの赤色に光り輝くツリーと一面を埋め尽くすイルミネーションが会場を彩った。

最後に大泉は「切ないところもありつつ、物凄いアクションの数々。皆実さんは暗殺者だったのか？と思うくらい強いです。見どころ満載の映画になっております！　クリスマスイブはぜひとも『映画ラストマン -FIRST LOVE-』で」とアピール。福山も「皆実広見さんの初恋も描かれて笑って泣けての物語をぜひとも楽しんでいただきたいです。自分で言いますが、豪華キャスト全員で頑張って作り上げた映画ですから面白くないわけがありません！」と自信を見せ、イベントは拍手喝采のうちに終了した。

＜作品情報＞
『映画ラストマン-FIRST LOVE-』

12月24日(水)公開

公式サイト：
https://www.lastman2025.jp

(C)2025映画「ラストマン」製作委員会