『落下の王国 4Kデジタルリマスター』爆破の名人ルイジをフィーチャーした本編映像公開
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『落下の王国 4Kデジタルリマスター』 (C)2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.
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すべて見る11月21日(金)より公開される『落下の王国 4Kデジタルリマスター』の本編映像が公開された。
本作は、2008年の日本公開以来、国内では配信されることなく“幻”とされ続けてきたカルトファンタジーで、『ザ・セル』で鮮烈なビジュアル世界を築き、世界に衝撃を与えた“映像の魔術師”ターセム監督が、構想26年、撮影期間4年の歳月をかけて完成させた作品だ。デジタルリマスター版では、オリジナルの劇場公開版でカットされたシーンが新たに追加されている。
また制作には、デヴィッド・フィンチャーとスパイク・ジョーンズが盟友をサポート。フランシス・F・コッポラ監督作『ドラキュラ』でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した故・石岡瑛子が衣装を手掛けている。
主人公のスタントマン・ロイ(リー・ぺイス)は、映画撮影中の事故で大怪我を負い、入院してベッドに横たわっていた。そこに木から落ちて、腕を骨折して入院していた5才の少女・アレクサンドリア(カティンカ・アンタルー)が現れる。ロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬を薬剤室から持って来させようと、少女に思いつきの冒険物語を紡ぎ聞かせ始めていく。

公開された映像は、スタントマンのロイが少女・アレクサンドリアに語るおとぎ話に登場するキャラクター・ルイジ(ロビン・スミス)に焦点を当てたシーン。ロイの語る物語は、巨悪の総督オウディアスへの復讐を誓う個性豊かな5人の勇者にまつわるもの。その一員であるルイジは、渋い口髭に葉巻、片手に拳銃という風貌に加え、「爆発物の専門家」という異色のスキルを持つ。しかしその能力ゆえに総督オウディアスから危険視された彼は、周囲から断絶させられ、孤立へと追い込まれてしまう。
映像では、その非情な仕打ちに烈火のごとく怒りを爆発させるルイジの姿が映し出される。特異な魅力を持つ勇者たちの中でも、ひときわ強烈な存在感と戦闘力を誇るルイジ。壮大な風景が広がる劇中世界で、彼が放つ圧巻の爆破シーンは必見だ。
さらに、劇場公開に合わせて新たに制作された豪華パンフレットの発売が決定した。本作の世界観を凝縮したデザインを手がけたのは、『ムーンライト』『君の名前で僕を呼んで』など数多くの宣伝ビジュアルを手がけてきたアートディレクター・石井勇一。今回の4K版上映に際して特別に実施されたターセム監督の新録インタビューをはじめ、主人公ロイを演じたリー・ペイスによる新コメントを掲載。そのほか、漫画家・おかざき真里、映画ライターISO、作家・編集者の河尻亨一、映画アクティビスト・DIZ ら、多方面で活躍する映画愛好者による寄稿も収録され、知的好奇心を刺激する一冊に仕上がっている。

なお、冊子はカレンダーのような穴あき仕様となっており、リボンや紐を通すことでお気に入りのページを壁に飾るなど、アートブックとして楽しむことも。初回限定版には、主人公ロイが語る物語のキャラクター・黒山賊のベストをイメージした「金色のリボン」が付属する。


『落下の王国 4Kデジタルリマスター』本編映像(3人目の勇者ルイジ)
<作品情報>
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
11月21日(金)公開

公式サイト:
https://rakkanooukoku4k.jp/
(C)2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.
【劇場用パンフレット】
価格:初回・増刷共通:1,500円(税込)
サイズ:B4定形(天地 257mm×左右 364mm)
ページ数:28ページ
全国の上映劇場にて販売

■内容
・おかざき真里(漫画家):コラム「人はみな、物語を杖にして生きる」
・森直人(映画評論家):ターセム監督 新インタビュー
・ISO(ライター):ターセム監督評
・河尻亨一(作家・編集者):石岡瑛子のクリエイション
・DIZ(映画アクティビスト):本作が描く世界に実在する奇跡
・天竺奇譚(インド文化研究家):インド神話と神話の力
・松崎健夫(映画評論家):ラストに込められた映画史への敬愛
・2008年プロダクションノート再掲
・ロケ地解説
・リー・ペイス 新コメント
・キャスト、スタッフプロフィール
■ご購入に関する案内
※パンフレットの購入は、1会計につき1点までとなります(初回限定リボン付のみ)。
※公式グッズも同時発売(一部劇場のみ)。グッズの購入は、1会計につき各2点までとなります。
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