舘ひろし主演『港のひかり』映画初出演の尾上眞秀やスタッフたちが奮闘するメイキング映像公開
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『港のひかり』 (C)2025「港のひかり」製作委員会
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すべて見る舘ひろしが主演する映画『港のひかり』より、2本のメイキング動画が公開された。
本作は、映画『正体』で第48回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した藤井道人監督と、キャメラマンの木村大作が初タッグを組んだ作品で、元ヤクザのおじさん三浦と盲目の少年・幸太との年の差を超えた、十数年の友情を描いた感動作。三浦を舘、子どもの頃の幸太を歌舞伎界の新星として注目を集める尾上眞秀、成長した青年・幸太を眞栄田郷敦がそれぞれ演じる。
公開されたのは、盲目の少年・幸太の少年期を担う尾上眞秀にフォーカスした「幸太編(少年期)〜尾上眞秀の挑戦」、そしてスタッフの血のにじむような努力が詰め込まれた撮影の舞台裏を収めた「カモメ編〜集め続けるスタッフたち〜」と題した、2 本のメイキング映像。
「幸太編(少年期)」では、元ヤクザという過去を捨てて生きる主人公・三浦(舘ひろし)と、世代を超え友情を育んでいく盲目の少年・幸太を演じた尾上眞秀が、専門家のアドバイスを受けながら白杖の使い方を教わる姿が映し出される。杖を使った歩き方によりリアリティを生み出すべく、何度も練習を繰り返しながら杖の動かし方を細かくすり合わせていく。
同級生たちが幸太をわざと転ばせようといたずらをするシーンの撮影では、白杖を使って歩く場合、どんな障がい物であればより自然なのか、専門家の意見を受けながら小道具を探る藤井監督の姿も。そんな彼らの姿からは、徹底してリアルにこだわり撮影に挑んでいた様子が伺える。

映像内では、藤井監督からの演出に真剣な様子で耳を傾ける尾上の姿も映し出されるが、自身が演じた幸太という役について尾上は、「おじさんと会うまでは孤独。(おじさんと)会ってからは、どんどん幸せになっていく」と説明する。映画初出演にして“盲目の少年”という難役に挑んだ尾上だったが、「こういう役をやって東京に帰ったら、みんなと目線が合わせられなくなって。(役に)入れているのかなって」と笑顔を見せる。
併せて公開された「カモメ編」では、本作のもうひとつの主役と言っても過言ではない“カモメ”にフォーカス。薄茜色の空のなか漁に出る三浦の姿を捉えた場面や、三浦が幸太を連れ出し漁に出る場面など、本作で海が映るシーンでは必ずカモメが登場するが、これは画の中に情緒を吹き込むための重要な演出のひとつ。
海のシーンでの撮影では“カモメにエサ撒いとけ!”というキャメラマン・木村大作による号令が飛ぶと、漁港でもらったというブリを鷲掴みにして、とにかく海の方へ投げカモメを集め続ける撮影スタッフ。過酷な状況にも関わらず、撮影の合間には笑い飛ばす監督・スタッフ陣の姿も映し出され、その姿からは充実した撮影ぶりが伝わる。
『港のひかり』メイキング「幸太編(少年期)〜尾上眞秀の挑戦」
『港のひかり』メイキング「カモメ編〜集め続けるスタッフたち〜」
<作品情報>
『港のひかり』
公開中
公式サイト:
https://minato-no-hikari.com/
(C)2025「港のひかり」製作委員会
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