福士蒼汰×福原遥『楓』それぞれの視点で綴られる特別映像公開

スピッツの名曲を原案とした映画『楓』が12月19日(金)より公開される。この度、主人公・須永涼（福士蒼汰）と木下亜子（福原遥）それぞれの視点で綴られる特別映像が到着した。

本作は大切な人を失った男女が、真実を言えないまま惹かれ合ってしまう、切ない運命を描いたラブストーリー。須永恵（福士）と恋人の木下亜子は、共通の趣味の天文の本や望遠鏡に囲まれながら幸せに暮らしていたが、恵は双子の弟のフリをした兄の涼だった。1カ月前、ニュージーランドで事故に遭い、恵はこの世を去る。ショックで混乱した亜子は、目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまうが、涼は本当のことを言えずにいた。幼馴染の梶野（宮沢氷魚）だけが真実を知り涼を見守っていたが、涼を慕う後輩の日和（石井杏奈）、亜子の行きつけの店の店長・雄介（宮近海斗）が、違和感を抱き始める。二重の生活に戸惑いながらも、明るく真っすぐな亜子に惹かれていく涼。いつしか彼にとって、亜子は一番大事な人になっていた。一方、亜子にもまた、打ち明けられない秘密があった──。

公開された特別映像では、「僕は弟のフリをした。君に笑っていてほしくて──」という涼の静かなモノローグとともに、穏やかな日常の裏にあるふたりの秘密とねじれていく想い、そして愛するがゆえの選択がもたらす涼と亜子の葛藤が映し出される。

自身が演じた役について、福士は「双子の兄弟の恋人だった人と今一緒にいることはとても複雑ですが、それでもそうしていたいという葛藤もある」と語っている。弟のフリをして過ごす日々については、「このまま続けていいのか、亜子もそれを望んでいると思っていていいのか」と、涼が抱えていた葛藤を明かした。

一方、恋人・恵とのかけがえのない時間を失い、ひとりで思い悩む亜子について福原は、「亜子はすごく天真爛漫ですが、その裏には抱えているものがあります」と語り、さらに「苦しいけれど、そうしなくては自分自身も崩れてしまう」と、強く深い想いを抱える亜子の胸の内を、演じた立場から寄り添うコメントをしている。

映像のラストには、亜子の「今まで本当にありがとう」という言葉が切なく響き、十明の透き通る歌声でカバーされたスピッツの名曲「楓」が重なる。ふたりの胸に秘めた想いと、涙の先にあるそれぞれの選択を最後まで見守りたくなるような内容となっている。

映画『楓』特別映像

＜作品情報＞
『楓』

12月19日(金)公開

公式サイト：
https://kaede-movie.asmik-ace.co.jp

(C)2025 映画『楓』製作委員会

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