古豪復活のために行きついた「継承と進化」、姫野主将「トヨタのラグビーはFWが強くないと」
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姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)
12月2日に行われた『NTT ジャパンラグビー リーグワン2025-26 開幕前メディアカンファレンス』の後、トヨタヴェルブリッツのNO8姫野和樹主将がメディア対応を実施し、今季の手応えを語った。
「昨季ラグビーを始める時期が遅くて、その反省を含めて今年は早い時期にラグビーし、自分たちのやりたいこと、同じ絵を見てラグビーできているので、すごくいい状態で入れている。佐々木隆道さんがディフェンスを見てくれて、ディフェンスが改善して、チームとしていい状態。彼がディフェンスのプロフェッショナルとして、システム、タックルを教えてくれている。自信を持って言ってくれるので、本当にチームにいい影響をもらっている」
リーグワン初年度から5位、6位、7位、10位と順位が下降しているが、巻き返しのために原点回帰の必要性を口にした。
「まずトヨタらしさを大事にしてやりたい。今季『継承と進化』をテーマとして掲げプレシーズンをやってきて、自分たちがもともと持っている強みを継承していく。それが何なのか、リーダーとして伝えていったし、みんなも誇りを持てるようになってきた。トヨタのラグビーはやはりFWが強くないといけない。今年はだいぶスクラムを組み込んでいるし、ラインアウトもやり込んでいるので、それがプレシーズンの結果に出ている。トヨタらしさを出すにはFWに重大な責任があるので、それを僕が率先して出していくことが重要」
姫野は個人としてもコンディションは万全だと続けた。
「個人的には8年間ずっと代表にいってたので、のんびり過ごせてもらって自分の身体、心身ともにリラックスできたし、自分の身体にフォーカスしてトレーニングできた。すごくコンディションは良かったけど、足首をひねってラグビーできない時もあったが、身体の調子とラグビーに対する意欲がすごく高まった」
31歳となった姫野は残りのラグビー人生を考えるようになったと言う。
「気付いたら31なので、残りラグビーをやれても8年、10年もやれないので、競技ができる時間がどんどん減っていくと考えた時に、ラグビーを楽しみたいという結論になった。たくさんのプレッシャーが背中に圧し掛かっているが、まずは自分がラグビーという競技の何が好きなのか、何を楽しめるかを考えて、自分のプレーにフォーカスしてラグビーをしたいと思っている。こどもの頃は何のしがらみがない、こどもの頃の感覚を大事にしたい。キャプテンになるとたくさんのものが掛かってくるし、周りのことも掛かってくるが、それもやるが、重きを置くのではなく、まず自分のラグビー。残りのラグビー人生、ハーフタイムはきているので」
本日12月3日に組み合わせ抽選会があるが、姫野は『ラグビーワールドカップ2027』をあまり意識していないと明かした。
「あんまりそこも考えていない。考えていないと言うか、もちろん意欲はあるが、あんまり先のことを考えても仕方ない。今やるべきことはリーグワンでトヨタを勝たせること。その延長線上に代表がまたあると思う。まずはリーグワン、自分のパフォーマンスにフォーカスしたいなというのが率直な感想。(代表に招集されれば)もちろんいかせてもらいたい」
『NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26』開幕戦・トヨタV×三重ホンダヒートは12月13日(土)・豊田スタジアムにてキックオフ。当日、来場者先着1万8000名にオリジナルホッケーシャツをプレゼント。場外西イベント広場ではヴェルブリッツ初のグミまつり、東イベント広場では全国ご当地鍋フェスを開催。場外西イベント広場ステージでは『鬼滅の刃 バラエティショー ~全集中!みんなで鬼殺隊訓練~』、チャンス大城とEverybodyの『よしもとお笑いライブ』が展開される。ほかにもふわふわアトラクションにキッズカート乗車体験、オールドカー展示など多種多様なイベントがてんこ盛り。チケット発売中。
トヨタヴェルブリッツ対三重ホンダヒート NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 DIVISION 1のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2537379&rlsCd=013&lotRlsCd=
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 DIVISION 1の特設ページ
https://t.pia.jp/pia/events/rugby-leagueone/

