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『殺し屋のプロット』マイケル・キートンら豪華キャスト&製作陣の特別インタビュー映像公開

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『殺し屋のプロット』メイキング (C)2023 HIDDEN HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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12月5日(金)に公開される映画『殺し屋のプロット』より、特別インタビュー映像が公開された。

本作は、病によって記憶を失いつつある孤高の老ヒットマンが、息子の罪を隠すため人生最期の完全犯罪に挑むネオノワール。『バットマン』や『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で知られるマイケル・キートンが監督・主演・製作の3役を務めた作品だ。共演には、アル・パチーノ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ジェームズ・マースデン、ヨアンナ・クーリクら豪華キャストが集結した。

公開された特別インタビュー映像には、キートンに加え、マースデン、スージー・ナカムラらキャスト陣、さらにアカデミー賞10部門にノミネートされた『ブルータリスト』を手掛けたプロデューサーであるトレヴァー・マシューズやニック・ゴードンらが登場。作品の魅力から撮影の裏側まで、たっぷりと語っている。

本作の出発点となったのは、キートンが「素晴らしい脚本」と称賛し、長く手元に置いていた1本のシナリオ。息子・マイルズ役のマースデンも「この脚本は本当に素晴らしくて、だからこそ、マイケルが監督を希望したんだ」と語り、脚本の強度が俳優陣を惹きつけたことがうかがえる。

キートンは本作について、「ヒットマン映画を撮りたいとは思っていない。これは人間関係の映画なんだ」と強調する。いわゆる殺し屋映画でありながらも、元泥棒の友人ゼイヴィアとの師弟関係、疎遠だった息子マイルズとの親子関係など、複雑に絡み合う人間模様が丁寧に紡がれていくのが本作の大きな魅力だ。また、監督・主演・製作を兼任した苦労についてキートンは、「何よりも大きかったのは、役作りよりも、集中力を持続させることだった。役を演じきるために、どうやって自分をコントロールするか、撮影の仕方を工夫したんだ」と明かし、本作ならではの挑戦を語っている。

物語の大きな見どころとなるのは、ノックスと息子マイルズの親子関係。映像では、ふたりがダイナーで緊迫した会話を繰り広げるシーンが新たに公開されている。マイルズが「俺は親父とは違う。殺しは素人」と不安を吐露すると、ノックスは「でもない」と冷ややかに返す。このシーンについて、マースデンは「マイルズは父親が殺し屋だと知って、自分の中に父の殺し屋としての影を感じたんだ。だから父親みたいにならないよう必死になったんだと思う」と語り、キャラクターの深い葛藤を明かしている。

一方ノックスは、感情を表に出さない冷静沈着なキャラクターとして描かれる。キートンは、マイルズが殺人を犯してしまったことを告白するシーンでは「怒りがわき上がっているのに、冷静でいなくてはいけない」と語る。またその演技については、「俳優としての直観を信じて、“ただそこにあること”に集中したんだ」と述懐。物語が進むにつれ、父と息子の距離感も変化していくことについてマースデンは、「問題はノックスに償いの機会があるのか」と語り、キートン自身も「これは償いの物語」だと明言している。緻密でスリリングな犯罪計画の裏で、殺し屋として生きてきたノックスは、どのような最期を選ぶのか。その結末に注目だ。

『殺し屋のプロット』特別インタビュー映像

<作品情報>
『殺し屋のプロット』

12月5日(金)公開

公式サイト:
https://kga-movie.jp

(C)2023 HIDDEN HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.