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ピンク地底人3号による気候変動人魚劇。ももちの世界『わたしは太陽』

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2025年12月10日(水)〜14(日)東京・中野のテアトル BONBONにて、ももちの世界『わたしは太陽』が上演される。2015年にピンク地底人3号の作品を上演する団体として発足した、ももちの世界にとって11作目の新作公演となる。関西を拠点としていた彼らだが、2024年、#10『日曜日のクジラ』で初の東京公演を敢行。今作も引き続き東京での上演だ。

過去には「ボクシング演劇」や「手話裁判劇」など、ジャンルを冠した作品を生み出してきたピンク地底人3号。今回は人形劇ならぬ「気候変動人魚劇」。

2024年上演『日曜日のクジラ』舞台写真

架空の日本。とある島で科学者・桐野は元人魚の妻・真美とともに暮らしている。ある日、妻の妹・あかりがふたりを訪れ、父である人魚王に許婚と無理やり結婚させられてしまうと訴える。地上での生活を始めたあかりの元に執事の亀が人間の姿になってやってくる、という物語。作者の解説によれば「口の悪い人魚姫が、人間のふりをしながら、気候変動から地球を救う話」だという。出演は、内田健介、喜田裕也(はちどり空港)、桜まゆみ、鈴木美緒、谷本ちひろ、平吹敦史、三井田明日香(劇団B級遊撃隊)。

なお、本作では字幕タブレットの貸し出しや、希望する人に舞台の説明を行うなど、演劇を楽しめる人を広げようとする取り組みも行われている。

近年、ピンク地底人3号の活動は、青年座(『燐光のイルカたち』)、東宝ミュージカル(『町田くんの世界』)、名取事務所(『燃える花嫁』)など、外部への脚本提供も増えてきた。この夏に上演された栗山民也演出、佐藤隆太主演の兵庫県立芸術文化センター20周年記念公演『明日を落としても』は大きな反響を呼んだ。10月には初めての小説『カンザキさん』で第47回野間文芸新人賞を受賞している。

劇作家として今まさに勢いに乗っている彼の描く新作。現実とファンタジーが当たり前のように共存する物語がどのように立ち上がるのか、注目したい。

<公演情報>
ももちの世界『わたしは太陽』

作・演出 ピンク地底人3号

出演:
内田健介 / 喜田裕也(はちどり空港) / 桜まゆみ / 鈴木美緒 / 谷本ちひろ / 平吹敦史 / 三井田明日香(劇団B級遊撃隊)

2025年12月10日(水)〜14日(日)[計7ステージ]
会場:東京・テアトルBONBON

関連リンク

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/momochinosekai11/

公式サイト:
https://momochinosekai.tumblr.com/next

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