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フェスティバルホールに溢れる、オーケストラを聴くことの喜びと感動。大阪4オケ2026「4オケは踊る♪」開催!

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上段左より時計回りに藤岡幸夫(©青柳聡)、山下一史(©飯島隆)、出口大地(©日本センチュリー交響楽団)、尾高忠明(©飯島隆)

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取材・文:逢坂聖也(音楽ライター)

2026-2027シーズンに向けて全国のオーケストラのラインナップ発表が相次ぐこの季節。11月26日には大阪に本拠を置く4楽団、いわゆる大阪4オケが合同で記者会見を行い、新シーズンへの取り組みを語ったが、同時に発表されたのが、例年4月に中之島のフェスティバルホールで行われるコンサート「大阪4オケ」の詳細だ。2026年は「4オケは踊る♪」と題して、4月18日(土)に開催される。

2026-27シーズンのラインナップはこちらから

関西フィルハーモニー管弦楽団
大阪交響楽団
日本センチュリー交響楽団
大阪フィルハーモニー交響楽団

2015年から始まったこの「大阪4オケ」。これまで「交響曲」や「作曲家」など、さまざまな切り口で開催されてきたが、今回はより自由度の高い「踊り」をテーマに、4つのオーケストラの魅力を届けるという。まずは各楽団、入魂のプログラムに注目だ。

総監督・首席指揮者、藤岡幸夫率いる関西フィルハーモニー管弦楽団が、アルゼンチンのヒナステラ、スペインのファリャという20世紀の躍動感あふれる選曲で臨めば、常任指揮者、山下一史と大阪交響楽団は近代フランスの香り漂うラヴェルの代表作を2本立て。各楽団がバレエ音楽を主体とする中、俊英、出口大地と日本センチュリー交響楽団の團伊玖磨とバルトークという、どこか異郷の色彩を感じさせる選曲が新鮮だ。そして今回トリを飾るのは音楽監督、尾高忠明を迎える大阪フィルハーモニー交響楽団。チャイコフスキーによるロシア・バレエの代表作『白鳥の湖』より尾高セレクションという豪華版である。それぞれに趣向を凝らした作品が鳴り響く時、今回もフェスティバルホールは熱気に包まれる。

すでにこのコンサートに足を運ばれた方なら4つのオーケストラがその技と華を競うように燃焼する、あの盛り上がりをご存知だろう。そしてその演奏を3時間半にわたって聴き終えたあとの充実感も。大阪で12回の歴史を重ね、今では全国からのリピーターも生まれている「大阪4オケ2026」。大阪に4つのオーケストラがあることの素晴らしさをぜひ体験してほしい。チケット一般発売は12月20日(土)10:00より。一般発売に先駆け、12月16日(火)10:00よりプリセールの受付開始。

<公演情報>
大阪4オケ2026「4オケは踊る♪」

日時:4月18日(土) 14:00開演(13:00開場)
会場:フェスティバルホール

【出演&プログラム】演奏順
藤岡幸夫[総監督・首席指揮者]
関西フィルハーモニー管弦楽団
ヒナステラ:バレエ組曲『エスタンシア』
ファリャ:バレエ音楽:『三角帽子』第2組曲

山下一史[常任指揮者]
大阪交響楽団
ラヴェル:バレエ組曲『マ・メール・ロワ』
ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲

出口大地
日本センチュリー交響楽団
團伊玖磨:管弦楽幻想曲『飛天繚乱』
バルトーク:舞踏組曲

尾高忠明[音楽監督]
大阪フィルハーモニー交響楽団
バレエ音楽『白鳥の湖』(尾高セレクション)

チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2540523

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