3年ぶり待望の再演! 井上芳雄、坂本真綾&上白石萌音と紡ぐ『ダディ・ロング・レッグズ』明日いよいよ開幕
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ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』ビジュアル
よく知られたジーン・ウェブスターの「足ながおじさん」を原作に、『ナイツ・テイル-騎士物語-』『ジェーン・エア』のジョン・ケアード(脚本・演出)×ポール・ゴードン(音楽・作詞)によってミュージカル化され、日本では2012年に初演された『ダディ・ロング・レッグズ』。井上芳雄のジャーヴィス役と坂本真綾のジルーシャ役により2020年まで再演が重ねられたあと、ジルーシャ役として上白石萌音が初登場した2022年を経て、坂本と上白石が初めてWキャストでジルーシャ役を務める2025年公演が、明日12月12日(金)に東京・シアタークリエで開幕する。再演の度にチケットが即日完売する、日本のミュージカルファンに愛され続ける作品だ。
孤児院に暮らす18歳の少女ジルーシャ・アボット(坂本/上白石)は、ある夜、匿名の慈善家から「大学への進学と勉学を保証する」という手紙を受け取る。条件は、月に一度手紙を書くこと。その夜に見た車のヘッドライトに照らされた足長蜘蛛のような影から、慈善家のことを“ダディ・ロング・レッグズ”と呼ぶことにしたジルーシャは、見たことのない相手に心を躍らせながら手紙を送り続ける。知性に満ちた手紙を送ってくるジルーシャにやがて惹かれ始める、影の正体ジャーヴィス・ペンドルトン(井上)。彼はある日、ついに自分が“ダディ”であることは隠してジルーシャの前に姿を現すのだが――?
舞台に登場するのは、ジャーヴィスとジルーシャのふたりだけ。だが彼らを通して奏でられるゴードンの美しい音楽と、想像力をかきたてるデイヴィッド・ファーリーの装置・衣裳やムーヴメントが、ふたりを取り巻くさまざまな人物や情景を次々と浮かび上がらせていく。『レ・ミゼラブル』『千と千尋の神隠し』のケアードが仕掛けた“マジック”を、ケアード作品の常連である井上、坂本、上白石の3人が体現していく形だ。Wキャストという初の試みは、この長く愛される作品にどのような変化をもたらすのだろうか。
文:熊田音子
<公演情報>
ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』
音楽・編曲・作詞:ポール・ゴードン
編曲:ブラッド・ハーク
翻訳・訳詞:今井麻緒子
脚本・演出:ジョン・ケアード
【キャスト】
ジャーヴィス・ペンドルトン役:井上芳雄
ジルーシャ・アボット役:坂本真綾/上白石萌音(Wキャスト)
2025年12月12日(金)~2026年1月2日(金)
会場:東京・シアタークリエ
公式サイト:
https://www.tohostage.com/ashinaga/

