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『新解釈・幕末伝』ムロツヨシが二条城の一日城主に! 「坂本龍馬がこの景色を見たらどう思うんでしょう」

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二条城・二の丸御殿大広間より (C)2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会

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12月10日、福田雄一監督の最新作『新解釈・幕末伝』に出演するムロツヨシが、二条城の一日城主に就任。坂本龍馬ゆかりの地である京都を訪れ、歴史の転換点となった大政奉還の舞台、国宝・二の丸御殿へ赴き、坂本龍馬、そして映画への熱い想いを語った。

本作は、今から約150年前、ペリー来航や薩長同盟など多くの革命的な出来事が起こり日本の歴史が大きく動いた幕末を、福田監督が自身の“新解釈”で実写映画化。数々の福田作品に出演してきた俳優のムロツヨシが坂本龍馬を、同じく福田組常連の佐藤二朗が西郷隆盛を演じる。

1603年、江戸幕府が始まった年に徳川家康によって築かれて以来、1994年にはユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されるなど、幾世紀もの歴史を静かに見守ってきた元離宮二条城。何代もの時を越え守り抜かれたこの城で、1867年、徳川慶喜が260年余に及ぶ江戸幕府の歴史に終止符を打つ大政奉還の意思を表明。坂本龍馬がその実現を願った悲願が叶った場所だ。

そんな歴史を動かした運命の舞台に今、坂本龍馬を演じるムロツヨシが一日城主として降臨。初めて二条城の中に入ったというムロは、国宝に指定されている二の丸御殿に足を踏み入れると、「静けさに圧倒される」と感嘆の声を漏らした。そして、一般の立ち入りが厳しく制限されている、まさに大政奉還の舞台であり、国宝に指定されている二の丸御殿の大広間に上がり、「ここで大政奉還、ここで……。」とゆっくりと言葉を紡いだ。

二の丸御殿の大広間には、当時の様子が再現されており、その光景を目にしたムロは「坂本龍馬の命日に、こういった場所に来られるのは、運命と言ったら大袈裟ですが……。龍馬自身はこの場にはいなかったけど、願いを実現されたんですもんね。大きくも静かなる革命がここで行われたということが胸に迫ります。日本の夜明けをゆっくりと見れなかった龍馬が、この景色を見たらどう思うんでしょう」と、自らが演じた坂本龍馬に思いを馳せた。

大政奉還の際に将軍が座ったとされる場所に立ったムロは、「座っていいんですか? 許可取ってる? 大丈夫? 後から怒られないよね?」と冗談を交えながら、「すごい空間です。ここに座って見る景色も。言葉で表せないほど静かな、そして美しくもあり切なさもあるこの場に居させてもらうことで、感じるもの、迫るもの、いろんな思いがあります」と、厳かな雰囲気に圧倒されながらも、日本の平和な未来のため、京都の街を奔走した坂本龍馬の偉業、そして歴史の転換点の舞台となった二条城の歴史の重さを肌で感じ取った。

本作を通して“革命を感じた瞬間”を問われると、「映画の撮影からプロモーションしていく中で、革命といえるくらい、“喜劇を作っていく覚悟”ができました。喜劇があっても悲劇は生まれてしまうかもしれない、でもそんな悲劇を超えるくらいの、作り物の喜劇を作っていく。革命というくらいの意思を持ってこれからも頑張っていきたい」と、喜劇に対する熱い想いを語った。

本作の公開に向けて、「映画『新解釈・幕末伝』は笑って学べてアツくなれる映画になっています。もしかしたらこんなことがあったかもという“新解釈”で描かれており、本当にこんな風に時代が動いたかもしれないと思える映画になっています。希望を持てる映画になっています。一生懸命作りました! 良かったら笑い声をあげてください。素敵な1日になることを約束します。映画館で待っています」とコメントを寄せた。

二条城・唐門前より

その後、ムロは背中に大きく“映画『新解釈・幕末伝』”と書かれた法被に身を包み、二条城の唐門前に到着。サプライズで、二条城へ社会科見学に訪れた小学生ひとりひとりに声をかけながら、映画オリジナルグッズ「シンカイシャク学習帳」を笑顔で手渡した。“ムロ龍馬“に対面した小学生たちは、オリジナルグッズを手にし、「これで頭良くなる!」「やったねー!」「ムロさんからもらいたい!」と興奮の声を上げていた。

ちょうど2週間前に大政奉還を学んだばかりだという生徒たちから「坂本龍馬とムロさんは似ているところがあるか」問われると、ムロは「みんなが学んだ坂本龍馬とは印象が違うかもしれない。僕にとって坂本龍馬は“喜劇”を望んだ人。争いを避けて、どうしたら人が喜ぶか、どうしたら楽しめるかを考えて動いた人だと思っているから、似させてほしいなと思いますね」と、自身の龍馬像を語った。

また、来年から中学生になる生徒たちから、楽しみや不安なことがあると相談されると「ある日“こんなことをやりたい”と思ったら、思いついたらぜひやってみてほしい。中学生になったら勉強や物事、人との出会いがたくさんある。その出会いで人生が変わることもあります。やりたいことを失敗してもいいからやってみてほしい。それが僕の願いです」と、未来ある子どもたちに温かいエールを送った。

映画を楽しみにしている生徒たちには、「学んだ歴史、学んだ幕末とは違う印象かもしれないけど、史実は見方によってこんなに変わるんだ!と楽しんでほしい。(映画を観て)“そんなわけない!”と言いながらも、“こんな人がいたらいいな”と思える映画映画になっているので、ぜひご家族やお友だちと一緒に観てほしいです」とメッセージを伝えた。

最後に、義務教育真っ只中の生徒たちと共にフォトセッションを行うと、「今年の冬は“新解釈・幕末伝”!!」と生徒たちと声を揃えて記念撮影。イベントや取材などで、「そろそろ福田監督作品を背負いたい」と熱い想いを語っていたムロ。その言葉のとおり、渾身のプロモーションで二条城を駆け回り、全身全霊で作品の魅力をアピールした。

■ムロツヨシ コメント
坂本龍馬の命日でもある日にこの場所にくることができて、グッとくるものがありますね。
そして、小学生があんなにまっすぐに見てくれて、とても嬉しかったですね。相手の反応が見られるのが嬉しい仕事ですが、あんな風に喜んでくれて、役者をやっていて良かったと思います。
映画『新解釈・幕末伝』は笑って学べてアツくなれる映画になっています。もしかしたらこんなことがあったかもという“新解釈”で描かれており、本当にこんな風に時代が動いたかもしれないと思える映画になっています。希望を持てる映画になっています。一生懸命作りました! 良かったら笑い声をあげてください。素敵な1日になることを約束します。映画館で待っています。

<作品情報>
『新解釈・幕末伝』

12月19日(金) 公開

公式サイト:
https://new-bakumatsu.jp/

(C)2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会

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