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【パンダドラゴン インタビュー】新曲制作秘話&2度目の武道館公演に向けて──激動の2025年を振り返る「ファンのみなさんへの感謝の気持ちがより強くなった一年」

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パンダドラゴン / Photo:小境勝巳

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Photo:小境勝巳 Interview&Text:松木美歩

アイドルであるパンダドラゴンにとって、激動の一年だった2025年。初の日本武道館のステージを経験し、⽬標にしていたパシフィコ横浜公演を境に新体制が始まった。新たな想いでいつもと変わらず全国を駆け巡り、7月に発売したシングル「マジ☆まじない」は初のオリコン1位を獲得した。ファンにとっても気持ちの置き場が揺れ動きながらも、彼らの前を向く姿がもたらした足跡と結果が色濃く残った2025年になったと思う。

12月17日(水)、今年最後のリリースとなったシングル「Winter Song 防衛隊」は、ハロー!プロジェクトでもお馴染みのヒットメーカー・星部ショウさん作詞作曲、大久保薫さんがアレンジという最強タッグによる王道アイドル冬ソング。キラッキラでメロディアスでありながら、ただのアイドルソングで終わらないパラゴンらしさもある、新たな局面を見せた楽曲だ。

年末にはももいろクローバーZ主催の『第9回 ももいろ歌合戦』への出演が決定し、年明けには2度目の日本武道館公演が1月17日(土)に開催される。この流れ、正直楽しみでしかない、それがいまのパンダドラゴンだ。 全国を駆け巡る真っ只中、幕張でのイベント直前、メンバー全員に話を聞いた。

── 2025年はパンダドラゴンにとって激動の一年だったかと思います。めまぐるしい一年でしたが、振り返ってみていかがでしたか?

たいが 本当にいろんな景色を見ることができた一年だったと思っていて、自分たちの心情的にも、より一層気が引き締まる一年でした。その景色一つひとつを見るたびにがんばろうと思えて、武道館でのライブがはじめの方にあったことも大きかったんですけど、夢にしていた場所の、さらにその先の場所からのスタートだったので、またこの景色を見たいと思いながら活動できたことがよかったです。

── その景色が来年にまた繋がっているのもすごいですよね。

たいが そうなんですよね。2度目の武道館に繋げていただけて本当にありがたいです。

たいが

──ようたさんはいかがですか?

ようた 新体制になったということもありますし、僕らもがんばっていくぞっていうところに、ファンのみんなも一緒についてきてくれて、僕らとファンの人たちと合わせてのチームとして、結束力がすごく強くなった一年でした。昔から応援してくれてるかたにとっても僕らが日本武道館に行くなんて思いもしなかったと思うんですけど、応援したいと思ってくれたかたへの感謝の気持ちがより強くなった一年でもあります。

── 3月に6人での武道館公演があって、4月にパシフィコ横浜であづさんの卒業があって、そのあとに新体制での公演がありましたよね。すぐに5人でというわけではなく、徐々に羽ばたいていく演出もあって。あの流れが5人体制になる瞬間としても、ファンのみなさんと次に進むいい流れだったと感じました。

ぱっち そう言っていただけるとうれしいですね。自分たちもすごく迷ったんです。卒業の日程や5人体制での披露……、メンバーとスタッフさんとでたくさん話し合って、いまだにあれが正解だったのかはわからないんですけど、ファンの人も話題に出しにくかったりするのかなって思う部分でもありますし。そう感じてもらえたならありがたいです。

── 寂しいけど、前を向こうって。みなさんがそうだったんじゃないかと思います。なるきさんはいかがでしたか?

なるき 初挑戦をたくさん経験させていただいた年だなと思っていて。2024年は「パLIFE!パLIKE!パLOUGH!パLOVE!」をきっかけに環境の変化だったり、アイドルとしてもいろいろなことをやらせてもらったんですけど、8年目になってから新しく立てる場所が増えてきて、パシフィコ横浜だったり、国際フォーラムとか、それこそ日本武道館もそうですけど、どんどん新しい挑戦ができるっていうのもアイドルならではですし、幸せをより感じられた一年でした。

ようた

── 年末には『第9回 ももいろ歌合戦』に出演されるんですよね? これもまた新しい景色ですね。

ようた ほんとそうですね。毎年「今年はこの方が出るんだ」ってみんなでチェックして、「いつか出たいね」って言ってたぐらいで、それがまさか出られるなんて思いもしなかったです。

ぱっち 大晦日はカウントダウンとかお仕事が毎年あったんですけど、まさか今年はあの場所に行けるなんて……。参加するというよりもあの場所を観に行けることへのうれしさが大きいです。

── ステージに出るんですよ(笑)。

ぱっち いやもう信じられないですよね(笑)。

なぎ 今年最後に『第9回 ももいろ歌合戦』も決まって、それこそ成長を感じる一年になりましたよね。武道館やらせてもらったあとにパシフィコがあって、夏ツアーとかパンダドラゴンの全曲を披露するライブをやったり。僕的に大きかったのはそんな流れのなかで初めてイヤモニを作ってもらえたことで。

── 今まではイヤモニしてなかったんですね。

なぎ そうなんですよ。僕らにとっては遠い存在で、なんなら人工衛星ぐらい遠い存在だったんですけど(笑)。それが自分たち専用のイヤモニを作ってもらえて、武道館のときに初めてつけて、グループとしても規模感が大きくなったんだなって感じたり。あと、全曲ライブで昔の映像を見てたんですけど、結成当時って中学生だったので、その頃と比べるとスキルも姿もそうですけど、自分の成長を感じますよね。いろんなことで大きくなったんだなって。

なるき

── みなさんでなぎさんの成長をアルバムで見ているような感覚ですね(笑)。

ようた ファンのみなさんも僕たちもなぎがどんどん大きくなっていく成長過程を見てますね(笑)。

ぱっち なぎの二十歳の生誕でアルバムをプレゼントして、その中身も濃かったんですけど、そこからさらにプラス一年の今年がまた濃かったよね。

ようた 大人になったね(笑)。

── ぱっちさんはこの一年振り返っていかがでしたか?

ぱっち 夢がたくさん叶った一年でした。ひとつ叶えるだけでも大変なことですけど、オリコン1位もそうですし、これだけの夢をこの一年で叶えるのはなかなかできることじゃないなって。普通に生きてたら経験できないことだからすごい一年でしたよね。ありがたいこともたくさんあったし、その分つらかったことや大変だったことも多かったですし。うれしかったことと、大変だったこと。どちらも多かった一年でした。

なぎ

── 大変さやつらさを感じることができたのも成長という意味では大きいですね。

ぱっち そうですね。アイドルを始めた頃はなかった感情ですね。アイドルという仕事が全員初めてだったので毎日が新鮮だったし、目の前のことに必死になってたし、くやしいとか悲しいとかそんな感情を思う間もなかったんですよね。でも、くやしいっていうのは頑張ったからこそ感じられるわけですし、そう思えるようになったことは頑張れてるんだなって。それを実感できた一年でした。それって自信に繋がることですし、年末に大きなイベントに参加できることが決まって、今年の最後にこうやって振り返ることができているのは一歩階段をのぼれたのかなって思います。

── つらさでいうとどんなことがあったか聞いてもいいですか?

ぱっち スケジュールとか、自分たちで首絞めてることもあったんですけどね。でも、やってよかったと思えるんです。メンバーみんなでそれを乗り越えることができて信頼感や絆も深まったし。やっぱこう、外の世界に出て戦っていることがたくさんあったので、つらい経験もくやしい経験も成長できているからこそ味わえる感覚だなってすごく感じています。

ぱっち

── 考えることが増えたということですもんね。

ぱっち そうですね。プレッシャーとかも、関わってくれる人が増えたからこそ自分たちがしっかりしなきゃとかそういうプレッシャーもありましたし、でもそれはグループが前に進んでいる証拠なのかなと、乗り越えてみて思うことですね。

── 総じていい一年でしたね。

ようた はい、総じて(笑)。

たいが 本当に総じて、そうですね。

ぱっち まだあと少しあるので体調崩さないようにしないとですね。大晦日に「いい一年だった」って言えるようにしないとですね。

── 今年最後に「Winter Song 防衛隊」もリリースされました。イントロからキラキラの王道アイドル冬ソングですが、「守りたい」って君を守りたいのかと思いきや、冬の歌を守りたいのかと少し笑ってしまいましたが(笑)。どんどん展開していく流れも含めて、とてもパンダドラゴンらしい一曲だとも感じました。この曲を受け取ったときはどう感じましたか?

たいが 求めているものがキタ!というのをまずは感じました。キラキラの冬ソングはアイドル好きとしてもずっと憧れてたんですけど、パンダドラゴンに明るい冬ソングというのがなくて。せつないエモ系の曲はあるんですけど、憧れの明るい冬ソングがキタ!って。しかもパンダドラゴンらしいトンチキゾーンもちゃんとあって(笑)。うちらのための曲だっていう印象でした。

── トンチキゾーン(笑)。いや、ほんとに一曲にらしさを詰め込んだ玉手箱のような曲ですよね。3曲目の「Back again」のようなクールな曲にも実はらしさがあるし、この対極を感じられるシングルですよね。

ようた ああ、確かにそうですね。「Back again」もらしい曲ですしね。

──「Winter Song 防衛隊」はハロプロの曲を多く手がけている星部ショウさん作詞作曲、大久保薫さんがアレンジというのもパンダドラゴンにとって新しいですね。

ぱっち 星部さん、大久保さんの曲で育ってきたので、いつか書いてもらえたらなって思っていたんですけど、ついに念願叶いました。もともと星部さんに作詞作曲をお願いしていてアレンジの話までは聞いてなかったんですけど、大久保さんがアレンジしてくださるということをあとから聞いて、「いいんですか?」って……。

── おお、すごい!

ぱっち 星部さんはレコーディングにも来てくださって直々にディレクションしてくださって、なんか夢みたいで……この感情はこの曲歌うたびに感じています。

── 星部さんからはどんなディレクションがあったんですか?

ぱっち 表現が面白くて、自分は「クラムチャウダーみたいに歌って」て言われて。外は寒いけどそのなかにある冬のあたたかさを感じてってことだと思うんですけど、そう言われて想像が広がるというか、自分のなかになかった表現が今回はできたと思います。一つひとつのフレーズにディレクションしてくださいましたし、音楽的なスキルもたくさん教えていただいたので、音源に関してはパンダドラゴンの新しい一面を感じてもらえるんじゃないかと。

── 楽曲はパンダドラゴンらしいけど、音源には新しさがある。

ぱっち はい、まさに。新しさが所々に散りばめられています。いつもと歌い方違うなとか、語尾の感じとかも細かく聴いてもらえるとうれしいです。

── ほかにもこんな表現でってディレクションありましたか?

なるき 歌い出しを担当しているんですけど、「冬のゲレンデを想像しながらやさしい感じで歌いましょう」ってディレクションしてもらって。いままではピッチのこととかを注意しながら歌ってたんですけど、普段のレコーディングとは違う、新しいレコーディングの仕方でしたね。

── MVのゲレンデ場面そのまま「JR SKISKI」のCMに使ってほしいぐらいに冬のゲレンデを感じましたよ(笑)。

たいが まさに(笑)。使っていただきたい。

ようた 僕は細かいフレーズをたくさん録ったんですけど、《冷たい冷たい季節の中》という歌詞に「-15℃のところにいる気持ちで歌って」って言われて。

たいが 一緒!一番の裏サビ担当してるんですけど、同じように言われました。「凍えて!!」って(笑)。

ようた そう言われてから歌うと全然変わるよね(笑)。録った声をプレイバックしてもらうと「あ、ほんとに-15℃にいるかも」って。イメージしやすいし、わかりやすい表現だからスッと入っていくんですよね。

たいが 「ひゃー!冷たい冷たい!!」って感じね。文章にするとわかりづらいですけど(笑)。

なぎ 僕は《嗚呼、守りたい》の始めの担当だったんですけど、「愛おしい人を想像してその人に叫び伝える気持ちで歌ってほしい」って言われて。どうしよう誰を想像しようって考えて妹を想像したんですけど。

全員 おーーーーー!!!!

なぎ いま中3で来年高校生になるし、環境も変わると思うので守ってあげたいなという気持ちで歌ってます。やさしさもあるけど、強さも伝えてほしいって言っていただいたので。

ようた なぎちゃんそういう気持ちだったんだ。

── 冬の歌を守りたいけど、そこにはそれぞれの大切ななにかを守りたいという想いも込められているんですね。いい曲ですね。このインタビューを読んでからまた改めて聴くと違う観点からこの曲を感じられそうです。

なるき そう言っていただけるとうれしいです。

── そして、1月17日(土)には2度目の日本武道館公演が待っています。

たいが もうすぐですね。2度目なのでまた違ったパンダドラゴンの姿をお見せできるんじゃないかと思うんですけど……見てほしいところがあり過ぎて、1回で伝わってくれるかなって思うので3回は見てほしい。そう思うぐらいすごくて、本当にすごくて。

── いまは言えないでしょうけど、ほんとにすごそうですね。

たいが これを機に来てくださるかたもこれまで応援してくださったかたも、初めから最後まで楽しめるライブになることは間違いないです。今年3月は夢の日本武道館だったのでいろいろな想いがありましたけど、今回はとにかくみんなで楽しめる時間にできたらいいなって思います。

ようた 大きいライブですしね。2度目というのもありますけど、いつものパンダドラゴンをお見せできればという気持ちが強いんです。内容がてんこ盛り過ぎて、これこそパンダドラゴンだと思える要素が散りばめられているので、いつも応援してくれてるかたには「これこれ!」って思ってもらえると思うし、初めてのかたには「こんな感じなんだ!面白いかも」って、いろんなことを思ってもらえるような内容になりそうです。

── 先日歌舞伎町タワーでのイベント見ながら思ってたんですけど、振り付けもどんどんハードになってませんか? めまぐるしいし見てて楽しいから次の大きな舞台がほんと楽しみですね。

ようた そうなんです(笑)。そういうところもお見せできるといいですね。

── なるきさんは2度目の武道館どう感じてますか?

なるき 2度目ですけど、やっぱり夢の日本武道館であることに変わりはないですね。憧れや夢は変わらないのでまたそのステージに立たせていただけることが本当にうれしいです。前回は初めてということをフィーチャーした公演でしたけど、今回はもっとパンダドラゴン自身をフィーチャーした、みんなで楽しめる時間にしたいなって。

── 2度目の少しの余裕もあっていいと思います。

たいが そうですね。楽しめるぐらいの余裕はあっていいと思っています。

なぎ 楽しみながらも演出がグレードアップしているのでいろんな魅力を感じてもらいたいですね。いろんなパンダドラゴンの姿を見てもらえる公演になると思うので、さらに突き詰めていきたいです。

── ゴムぱっちん超えていきます?

ぱっち もちろん超えます(笑)。公演のタイトルが『ドキドキ!?パラゴンカーニバル☆ここが世界のちゅーしんだ!!』なんですけど、このタイトルだけ見ても「え!!どんな公演になるの?」って思っていただけると思うし、カーニバルと言っているのでパンダドラゴンが仕掛けるお祭りだと思って参加していただきたいです。ライブに行く気持ちと、お祭りに行く気持ちを同じくらい持ってきてもらえたらさらに一緒に楽しめる内容になっていますし、1月17日(土)は日本武道館が世界の中心になるぐらい盛り上がるってすでに思っているので、世界イチ楽しむ気持ちで来てほしいです。こんなアイドル見たことない、それがパンダドラゴンです。たいがちゃんが言ったみたいに1回だけでは理解が追いつかないぐらい、すごいライブになると思います。

「Winter Song 防衛隊」Music Video



パンダドラゴン コメント動画

<リリース情報>
13thシングルCD
「Winter Song 防衛隊」

2025年12月17日(水) 発売
◾️通常盤(CD1枚+リリックブック16P):1,200円(税込)

※仕様:ジュエルケース

◾️初回限定 メンバーソロジャケット盤(CD1枚+リリックブック16P):1,200円(税込)

※仕様:ジュエルケース

【収録曲】
01. Winter Song 防衛隊
02. ぱんぱかぱんだ
03. Back again
04. Winter Song 防衛隊 (Instrumental)
05. ぱんぱかぱんだ (Instrumental)
06. Back again (Instrumental)

▼購入はこちら:https://umusic.jp/1kM5bUos

▼詳細はこちら:https://www.universal-music.co.jp/pandadragon/news/2025-09-27/

<イベント情報>
『第9回 ももいろ歌合戦』

2025年12月31日(水) 日本武道館
開場 12:30 / 開演 14:00

▼詳細はこちら:https://www.momoclo.net/momoiroutagassen_9/

<公演情報>
『ドキドキ!?パラゴンカーニバル☆ここが世界のちゅーしんだ!!』

2026年1月17日(土) 日本武道館

パンダドラゴン オフィシャルサイト

https://pandadragon.jp/

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