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30-DELUX NAGOYA『贋作 義経千本桜』まもなく開幕。若さ溢れる力を結集して作り上げる舞台。

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右から)亀田結心、設楽賢、南勇大

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30-DELUX NAGOYAによる新時代劇アクション、New Generation Theater The 3rd『贋作 義経千本桜』が12月18日(木)から12月21日(日)の4日間、名古屋市中川文化小劇場で上演される。

若手キャストを中心としたフレッシュな座組で、歌舞伎の三大名作の一つに挑む意欲作だ。 主役の源九郎判官義経を務める設楽賢(カラフルダイヤモンド)、狐忠信を務める亀田結心、そして出演と共に、アシスタントプロデューサーとして制作の一翼も担う南勇大(30-DELUX NAGOYA)の3名に、本作への意気込みと舞台裏を聞いた。

出演が決まった「意外なきっかけ」と「決意」

──まずは、今回の『贋作 義経千本桜』への出演が決まった経緯からお聞かせください。

設楽賢(以下、設楽): 普段は名古屋でカラフルダイヤモンドというグループで活動してますが、2025年の春に、30-DELUXの『デスティニー –アドラメレクの鏡-』という作品に出演させていただいたことがきっかけでした。『デスティニー』が自分にとって初舞台で、初めて殺陣にも挑戦したのですが、その時に30-DELUX代表の清水順二さんと、今回の脚本・演出の斎藤美七海さんに「12月に30-DELUX NAGOYAで『義経千本桜』をやるんだけど」とお話をいただきました。
その時、清水さん、美七海さんと3人で焼肉を食べていたんですよ。お声がけをいただいたことはめっちゃ嬉しかったんですけど、すごい複雑でしたね。

──複雑、といいますと?

設楽:カラフルダイヤモンドは2026年1月11日に解散が決まっていて、解散1カ月前のグループ最後の期間に、舞台の仕事をするという事に葛藤もあって。嬉しいけど、どうしよう…みたいな。この最後の期間を舞台に向き合えるだけの熱量を持っていけるかの不安もあったんです。
でも、こうやって舞台のお仕事をいただける事とか、なかなか少なくて、やっぱり自分で切り開かないといけないところに、手を差し伸べてくださって、主役の源九郎判官義経をオファーしてもらえた事が嬉しかったので。もうこれはやるしかないなと。もっと上手になって恩返ししたいなという思いで受けました。

亀田結心(以下、亀田): 僕も同じく前回の『デスティニー』の出演の際に、清水さんからお話をいただきました。僕は焼肉食べながらではなかったんですけど(笑)。

設楽: 何食べてたの?(笑)。

亀田 : 僕はご飯とかじゃなく、清水さんに急に「このあと楽屋に来てください」って言われたんで「やばい、なんか怒られるんやろうな」って思ったんですよ(笑)。 そこで狐忠信って役でオファーをしたいと言われました。 僕は普段プロダンサーとして関西のテーマパークでずっとダンスをしているので、演技の経験も少ないんですよ。『デスティニー』と、その前にも30-DELUX OSAKAにも出演させていただいてましたが、大きな役はやったことがなかったんです。そんな大事なメインの役できるかな、みたいな不安な気持ちはありました。 でも、できへんからって逃げんのもなんか違うなって、この後の人生で絶対後悔するしと思って。

──ダンス以外にも、演技ももっとやってみたいという気持ちはあったんですか?

亀田: もともとダンスと他にもう一つあればいいなとは思っていて。『デスティニー』ぐらいから色んな人の芝居を見る機会が増えて、「あ、なんか役者もいいな」ってちょうど思っていたんですよ。村瀬くん(30-DELUX 村瀬文宣)にも相談したんですよ。「美七海さんの演出は他と一味違って色々詰め込まれてるし、絶対いい経験になるし、いい勉強になるから、オファー受けたほうが、将来のためになると思うよ」って背中を押されました。 タイミング的にもいい機会だなと思いました。

──南さんは今回、出演だけでなく制作側としても関わっていますね。

南勇大(以下、南): 30-DELUX NAGOYAに入って3年目になるんですが、2025年3月に『30-DELUX NAGOYA MINI THEATER』という名古屋メンバーだけで小さい劇場でやる公演のプロデュースを初めて担当したんですよ。 今後も段階的にプロデューサーをしていきたいなと思っていたら、今回は若手を集めた『New Generation Theater』として、制作も演者も若手で盛り上げていこうということになり、そこでアシスタントプロデューサーという形で関わることになりました。そして、12月20日(土)18:00のナゴヤメンバーメイン回では義経役も演じるという、課題を清水さんからいただきました。

ベテランの技と若手の熱意が交差する稽古場

──『New Generation Theater』ということで、若手中心のカンパニーの雰囲気はいかがですか?

亀田: どうですかね?

設楽:ほんと勇大くんは演者だけでなく色んなことをしているから、苦労話とかすごくあるんじゃない?寝てるかなって心配になるんですよ。

:やっぱり『New Generation Theater』って、若手がメインなんで初めてやることが多いんですよ。僕らもその殺陣の作り方とか、今回初めて皆でやるってなって、戸惑ってしまう時間もあったんですけど、ベテランの方々がすごく助けてくださって。頑張ろうぜって言ってくれたりとか、悩みを聞いてくれたりとかして。 とくに殺陣の作り方とかもすごくアドバイスをもらいました。村井さん(B-ST 村井雅和)とかも稽古終わってからの深夜に「今どこで悩んでる?」みたいなLINEをくれたり。

設楽:B-STの御三方(村井雅和、金谷春来、伊藤温規)はほんと心強いよね。

:金谷さんも、メンバーが殺陣のやり方とかで悩んでた時期になんか電話してくれてたみたいで。

亀田: ほんと皆やさしいですよね。

:伊藤さんもそうですけど、色んなやり方を提案してくれて。なんか30-DELUXは見映えから殺陣を作ることが多かったんですけど、「リズムから作ってみたら?」みたいなアドバイスも色々くださって。

設楽:稽古が行き詰ってしまった時に、やっぱ先輩方が声をかけてくれて。ごとーあきらさん(劇団←甘さ控えめ。)とかも、この前声かけてくださったしね。ま、村瀬さんもそうだし。 やっぱり村井さんも村瀬さんも、ベテランの先輩方の殺陣かっこいいなって思うんですよね。ちゃんとその役になりきってるからこそ戦う時、すごい気が引き締まるし。本当に殺されるなって思う。

亀田: 形がかっこいいんですよ、本当に。その一手の振りがめっちゃかっこいいから。どんな体の作りしてるんやろって。

設楽:ちゃんと手を差し伸べてくださってて、なんか温かい人間に囲まれてできてるんだなって思います。

──30-DELUX NAGOYAメンバーへの印象はどうでしたか?

亀田: 僕は30-DELUXは東京も大阪も参加させてもらってて、名古屋は初めてなんですけど、なんか仲いいんだなって思いました。名古屋以外は、気楽に話しかけていいのかなって気持ちで話しかけるんですけど、名古屋はなんかもう、出会って1週間ぐらいで皆友達みたいな感覚で、喋りやすい。

設楽:この本稽古が始まる前に、基礎稽古みたいなので、30-DELUX NAGOYAの皆には先に会ってて。年齢も近くて刺激を受けてます。なんか結構普段はほんわり、ほんわかしてる雰囲気なんですけど、稽古が始まったらオンオフがしっかりしてて、こんなに殺陣って深いんだなって改めて思いました。ただ剣を振ってるだけじゃなくて、一個一個意味があってみたいな。それを頭では理解してるけど、体に落とし込むのが難しいので、すごいなって思ってます。

──それぞれの役作りやお互いの印象についても教えてください。

:けんけん(設楽)は、相手の心をちゃんと真正面からぶん殴る、みたいな芝居が強くて、相手に与える影響がすごい強いなって僕は思ってて。セリフのやりとりで表現しなきゃいけなかったりとか、空気感で表現しなきゃいけないってなった時に、お客さんに多分ダイレクトに伝わりやすいところが強みだなって思います。
結心くんは、やっぱりダンサーだから、トレース能力がすごく強いなって思ってて。それこそ演出の美七海さんがお手本をみせてやった時に、それを完コピしてて、感情とかものせていくのが上手なので。そういうところは羨ましいなって。

設楽:褒めるのうまいね。

亀田: そう思ってたん! 初めて聞いたんですけど。思ってたんやったら前から言ってほしかった(笑)。

:初めて言いました。

設楽:うん、トレース能力なんて聞いたことないです。

亀田: そう、俺そうやったんや、トレース能力やったんや。気付かんかった。ありがとう(笑)。

──『狐忠信』を演じるときに苦労した部分はありますか。

亀田: 僕が演じる狐忠信は、明確な目的があってそのために動いてるんですけど。その僕自身が、なんか熱中してたり、めっちゃ欲しいみたいなものがあんまりないんですよ。僕自身本当に普段、感情を表に全然出さないタイプというか、なんかクールぶってる部分があって。感情を表に出すのが難しくて、そのために映画とかいっぱい見ました。

: 例えば何を見たの?

亀田: 『僕のワンダフル・ライフ』とか。ワンちゃんがでてくるんですけど、『狐忠信』にちょっと似てるな、と思ったんですよね。

: それをトレースして?(笑)

亀田: ワンちゃんのトレースはまだできないかもしれない(笑) 。あと基本的なところだと、現代劇ではない時代劇ならではの立ち方みたいなのもあって。刀を持つ時の姿勢や所作を、皆が教えてくださって。結構練習しました。まだ苦手なんですけど。

:時代劇は刀を扱う時の所作ひとつでも意味が変わってくるんでね。例えば、刃を主人に向けて置いたら刃向かうって意志表示になるから、刃を自分に向けるとかね。色々な所作が決まってたりするんでね。

設楽:でも、結心くんの狐忠信めっちゃ合ってるよね。感情表現苦手って言ってたけど、そう思えない。ちゃんと忠信のダンスの場面も作られていたりとかして。いつもグッときてるよね。

──逆に、設楽さんが演じる義経はいかがですか?

設楽:義経は感情をあまり見せない人だなと思ってるんですけど、僕は感情を隠すことがなくて、何でも言うタイプなので。そこは普段の自分とは違うなって思うし新しかったです。 義経を演じるようになって初めて、隠すという愛情があることを知りました。好きな人にはずっと近くにいて欲しいのに、命をかける戦いになると、好きな人を離さないといけないから。でもそれも愛のカタチで、その複雑な表現がすごく難しくて。そこをうまく表現できたら、義経として生きられるんじゃないかなって思ってやっています。

──2年前の『義経千本桜~源平天外絵巻~』では、事務所の先輩である吉原雅斗さん(BOYS AND MEN)が義経を演じられましたね。

設楽:そうなんです、でも僕は吉原さんみたいな色気みたいなものが全くないって言われていて(笑)。だから演出の美七海さんにも「吉原さんにはなれないから、追わないでね」って言われてて、脚本で、僕っぽい要素もまぜた部分もいれてくださってるんで。 そういうところも表現したいなと思っております。普段カラフルダイヤモンドでの僕を見てくださってるファンの方にとっては、めっちゃ新しい僕がみれるのではないかと思います!

──南さんは制作もしつつ、12月20日(土)18:00のナゴヤメンバーメイン回では義経も演じられますね。設楽さんの義経との違いはありますか?

:なんか僕はあまりセリフがしっくりこないって言われることが多くて。だったら逆に、セリフだけでなくその空気感というか、目線や身体で表現することを意識していますね。

設楽:同じ義経を演じるんですけど、同じセリフでも全然違うように聞こえて。なんか、勇大の義経は、僕よりもっとクールで残虐的な感じがする。人間の冷たい部分をうまく表現しているなって。やっぱり殺陣はもうプロなのですごいなと思うし、細かい身体表現にも注目してしまう。 制作をしながら義経をやるだけでも大変なのに、勇大は僕の殺陣の練習をするために、僕の相手役も覚えてくれてるんですよ。義経を一番支えてるのは勇大なんじゃないですかね(笑)。

亀田: 実は一番支えてるのは勇大でした(笑)。

設楽: 多分どこでも入れるぐらい、全部覚えてるんじゃないですかね。勇大はもちろん、30-DELUX NAGOYAの皆がマジで、魂を削ってやってるからこそ、スタッフさんとか僕たちも一緒に頑張ろうって思えてる。縁の下の力持ちみたいな存在がたくさんいることを、この記事をみてくださっている皆さんに伝えたいです。

若手で作るからこそ、伝わるもの

──本作は何百年以上昔からある歌舞伎が原作ですが、若手キャストがメインとなって演じるからこそ、伝わることもあると思いますがいかがでしょうか?

:この『贋作 義経千本桜』は義経のなかにある葛藤が描かれてるんですよ。悩みをずっと抱えているけど誰にも言えないみたいな。SNSが普及した現代の孤独感と似てる部分はあるかなと思ってて。本心を面と向かってあんまり言えない孤独感もあると思うんですよ。 だからこそこの作品を見たあとに「孤独な社会でもちゃんと見てくれたり、信じてくれる人もいるよ」というメッセージも伝わるといいなと思ってますね。

亀田: この作品のいいところはいっぱいあるんですけど、義経の人の変わり方っていうか、成長の仕方も魅力の一つだと思います。なんか苦悩と葛藤を越えた先の最後の覚悟っていうんかな。言葉にするのは難しいんですけど、周りの影響をしっかり受けて成長していったのかなって。成長して変わっていく物語を、若手キャストがメインとなって作り上げてくっていうことも、意味があるのかなって。

設楽: 何百年も前の作品なのに通じるものがたくさんあってすごいですよね、人間の可能性を感じますね。僕自身カラフルダイヤモンドの解散前の今の時期だからこそ、すごい重なる部分もあって。 桜が散って、でも1年経ったら桜としてまた咲く。アイドルもすごい儚い部分があるから。カラフルダイヤモンドは終わるけど、なんかまだ終わらないんじゃないかなってこの作品に出会ってから思えてきて。解散はするけど、どこかで繋がってるんだろうなって。
ずっとカラダイとして応援してくれてる人でも、逆に今は知らない人でも、これから先何千年も語り継がれるぐらい大きいグループになりたいなって思ってて。解散した後でもそんな夢を見てもいいのかなって。この作品に出会ってから思えたので。

──最後に、メッセージをお願いします。

設楽: どんな感情の時に見ても、いろんな気づきがあると思います。もちろんプラスの感情の時は、どんなに突っ走っても周りの愛があって、たくさん周りの人が支えてくれてるんだなって大事に思えるし。すごいマイナスな感情で、今がどん底で、すごい不安を抱えてたりとか、なんか仕事うまくいかないな、とかそういう人が見ると「もうちょっと頑張ろっかなって」思える作品です。 もうちょっと生きたいな、ここで死んじゃ駄目だなって思えるような、心を動かせるようなものになっていると思うのでどんな人にも刺さります!! 是非皆さん劇場まで見にきてください。

【公演概要】
30-DELUX NAGOYA New Generation Theater The 3rd 『贋作 義経千本桜』

「贋作 義経千本桜」 脚本/演出:斎藤美七海

【出演】
設楽 賢 (カラフルダイヤモンド) ※12月20日(土)18:00公演の出演はなし。
内海 太一 (カラフルダイヤモンド)
岡本 彩夏 ※12月20日(土)18:00公演の出演はなし。
亀田 結心 ※12月20日(土)18:00公演の出演はなし。
村瀬 文宣
関 優樹 (カラフルダイヤモンド)
J (KoRocK)
杉山 愛佳
木実 あみ (演劇組織KIMYO)
ごとーあきら (劇団←甘さ控えめ。)
村井 雅和 (B-ST)
小嶋 隆之 (DEARS RISE)
松井 健斗
金谷 春来 (B-ST)
伊藤 温規 (B-ST)
古澤 実歩 (らじお女子) ※12月20日(土)18:00公演のみの出演
木下 竜真
池谷 優奈
髙澤 了輔
眞野 颯
林 ちり
南 勇大
山室 祐太
稲山 紗希
山田 菜美
永易 大空 ※12月20日(土)18:00公演のみの出演
花野 きみどり ※12月20日(土)18:00公演のみの出演
我 膳導 (WAHAHA本舗)
清水 順二

【公演日程】
12月18日(木)18:00●
12月19日(金)18:00●
12月20日(土)13:00●/18:00★
12月21日(日)11:30●/16:00☆ (SOLD OUT) ●アフタートークあり
☆千秋楽スペシャルカーテンコール及びスペシャルロビーイベント
★12月20日(土)18:00は30-DELUX NAGOYAメンバーメインステージ(設楽賢、岡本彩夏、亀田結心の出演はありません。)

【会場】
中川文化小劇場
名古屋市中川区吉良町178-3

【料金】
当日券:¥7,200
※未就学児童の観劇不可。
※車椅子でご来場されるお客さまは、チケット購入後にお名前・ご観劇回・座席番号をご観劇日の前々日までに、サンデーフォークプロモーション
TEL:052-320-9100(全日12:00〜18:00)までお知らせください。

公式サイト:
https://30-delux.net/nagoya

公式X:
https://twitter.com/30_delux_nagoya

チケット:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2530079

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