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写真家・上原沙也加の個展が横浜市民ギャラリーあざみ野で開催 過去10年で発表してきた4シリーズの作品が一堂に

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「前の浜」

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生まれ故郷の沖縄を拠点として活動する90年代生まれの写真家・上原沙也加の個展『あざみ野フォト・アニュアル2026 たとえすべての瓦礫が跡形もなくきれいに片づけられたとしても』が、1月24日(土)から2月22日(日)まで、横浜市民ギャラリーあざみ野で開催される。毎年、写真表現の現在を切り取る企画展と横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展の二本立てで開催されるシリーズ展「あざみ野フォト・アニュアル」のうち、2025年度の企画展に当たる。

上原の写真は、一見すると光の美しい日常風景のスナップという印象だが、細部をよく見ていくと土地の記憶や傷跡などが写しとられている。今回はこの10年にそれぞれ発表してきた4つのシリーズをまとめて見られる初の機会。展覧会タイトルには、「たとえ風景がどんなに変わっていっても、その場所で起こった出来事やそこにいた人たち、その人たちが過ごしてきた日々は消えずに残り続けている。写真は、そうした場所や物が保持している時間の層を捉えることができるのではないか」という上原の思いが込められている。

「眠る木」

まず2016〜2022年に沖縄のあちらこちらを歩いて撮影したカラーのシリーズ「眠る木」と、初公開となるモノクロの新作「前の浜」を展示。「前の浜」では2025年に自室から慶良間諸島までの旅を撮影した約200枚のスライドショーと、その写真1点1点に付されたタイトルをたどりながらある日の旅に誘う。

さらに2023年から取材を始めた台湾で撮影したモノクロのシリーズ「緑の部屋」とカラーのシリーズ「緑の日々」を展示する。「緑の部屋」は、日本の統治時代の建物「松園別館」を撮影した「幽霊たちの庭」、戦時中に日本軍が慰安所として使用していたという廃倉庫を起点とした「花売りのおばあさん」、ほか「アメリカの村」「平和の島」からなる。

「緑の部屋」

上原は、現地だけでなく、その場所から持ち帰った物を生活の中に置き、感触を確かめるように写真を撮ることも行っている。カラーの展示からモノクロの展示へ、「時間」や「場所」を行き来しながら、それぞれの風景をじっくりと読み解きたい。

上原沙也加

<開催情報>
『あざみ野フォト・アニュアル 2026 上原沙也加 たとえすべての瓦礫が跡形もなくきれいに片付けられたとしても』

会期:2026年1月24日(土)〜2月22日(日)
休館日:1月26日(月)
時間:11:00~18:00
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野
料金:一般500円 ※2月7日(土)・8日(日)は無料開放日(オープンデー)につき入場無料
公式サイト:
https://artazamino.jp/event/photoannual2026

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