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『コレクションの舞台裏』埼玉県立近代美術館で 7つの視点で浮かび上がるコレクションの新たな魅力

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キスリング《リタ・ヴァン・リアの肖像》1927年 埼玉県立近代美術館蔵

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2026年2月7日(土)より、埼玉県立近代美術館で『コレクションの舞台裏 光をあてる、掘りおこす。収蔵品をめぐる7つの試み』が開催される。1982年の開館以来、同館は約4200点もの国内外の近現代美術の作品を収集してきた。その中から、学芸部のスタッフが各々の視点で取り上げた作品を、最新の調査結果のもとに考察し、短編小説のアンソロジーのように7つのテーマで紹介する展覧会だ。

たとえば最初のテーマ「キスリングとアンドレ・ドラン」で光を当てるのは、同館が誇る《リタ・ヴァン・リアの肖像》(1927年)。エコール・ド・パリを代表する画家キスリング(1891-1953)が、パリの画商の妻を描いた作品だが、実はフォーヴィスムの画家として知られるアンドレ・ドラン(1880-1954)も同時期、同じ人物を繰り返し描いた。この《リタ・ヴァン・リアの肖像》を起点に、2人の画家と画商やコレクターとの交流を、作品の来歴(所蔵者の変遷)という視点を交えながら紹介する。

アンドレ・ドラン《浴女》1925年 埼玉県立近代美術館蔵

また「田中保、アトリエへの招待」では、シアトルとパリで活躍した埼玉県ゆかりの画家・田中保(1886-1941)に焦点を当て、近年、かつての彼のアトリエで発見されたまとまった資料から、今まで知ることのできなかった、異国での画家の生活を読み解いていく。

田中保《裸婦》1923 年|国立西洋美術館蔵、松方コレクション
田中保の写真3点(Courtesy of Hélène and Claude Garache Endowment Fund.)および調査研究に用いたもの 撮影:佐藤克秋

その他のテーマでは、戦時下の美術や女性作家の活動、同館の教育普及プログラムなども検証。時代に即した最新の調査研究のもとに、コレクションの新たな魅力を紹介するだけでなく、「収蔵品の調査研究」や「教育普及」の実態など、通常の展覧会ではあまり見ることのできない活動の「舞台裏」にも迫っていく。学芸員など、美術関係の仕事に興味のある人には特にお勧めしたい展覧会だ。

細田竹《窓辺》1933 年 埼玉県立近代美術館蔵
田中田鶴子《日本》制作年不詳 三鷹市美術ギャラリー蔵

<開催情報> 
『コレクションの舞台裏―光をあてる、掘りおこす。収蔵品をめぐる7つの試み』

会期:2026年2月7日(土)~5月10日(日)※会期中展示替えあり
会場:埼玉県立近代美術館
休館日:月曜 ※ただし2月23日(月)、5月4日(月)は開館
時間:10:00 ~17:30(展示室への入場は17:00 まで)
料金:一般1000円、大高生800円
公式サイト:
https://pref.spec.ed.jp/momas/

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