書店員に扮してコーナー満載!ゲストに大島育宙も登場『#尾崎ニシダラジオ in 武蔵野公会堂』オフィシャルレポート
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(撮影:シンマチダ)
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すべて見る2026年1月20日(火)、東京・吉祥寺の武蔵野公会堂にて、イベント『#尾崎ニシダラジオ in 武蔵野公会堂』が開催された。
ラジオアプリ『GERA』で、毎週火曜日18:00から配信中の人気番組『ぴあpresentsクリープハイプ尾崎世界観とラランド ニシダのダブルスタンダード』の番組イベントで、ぴあの音楽フェスの会場で行ったり、有楽町朝日ホールで昼夜二公演で行ったりして来て、今回が5回目である。
武蔵野公会堂は、クリープハイプがインディーズ時代の最初のフルアルバム『踊り場から愛を込めて』のリリース・ツアーのファイナルでワンマンライブを行った(2010年11月25日)、尾崎世界観にとって思い出深い会場で、2026年4月いっぱいで、大規模改修工事に伴う休館が決まっている。約350席のチケットは即日完売で、配信も行われた。
この日は、尾崎世界観とニシダの他、ゲストでXXCLUBの大島育宙が出演。ニシダにとっては大学お笑い時代に共演していた先輩であり、尾崎にとっては日頃から、YouTubeやラジオや評論などで活動を追っているという、憧れの人である。
直前に配信された番組で(1月13日の回)、尾崎は、彼を迎えることの喜びと緊張を言葉にしていた。曰く「打ち上げも楽しみだけど、変なことを言って嫌われたくない。つまらない奴だと思われたくない」。

さて。イベントは、以下のような構成で進行していった。
①尾崎とニシダ、登場。吉祥寺には古本屋が多い、ということで、古本屋をテーマにしたフリートーク。「尾崎は古本は得意ではないし、そもそも外から来た他者(物を含む)が自分の部屋に入るのも嫌なのに、なぜ古着は好きなのか?」という問題が提起される。
②ラジオのレギュラーコーナー『この一節が愛おしい!』。リスナーの投稿を3通紹介。
③『古本屋ダブルスタンダードにて』というコント形式の舞台。開店前の店員同士=尾崎とニシダの会話のVTRをはさんでから、開店。そこにやって来る客が大島育宙、という役回りである。


なお、大島の登場の前に、ひとネタあり。尾崎が金原ひとみの毎日出版文化賞受賞パーティーの二次会のスピーチで、地獄のようにスベった、というエピソードから(2025年12月23日配信回)、今ここで尾崎とニシダそれぞれが「フィラー禁止」(=人がしゃべる時に無意識に入れる「えー」とか「そのー」とかいう意味のない発声を禁止)、というルールで、スピーチをやってみよう、フィラーを発した瞬間に暗転して強制終了、ということになる。
尾崎は即座に失敗、ニシダはけっこうがんばったが、やはり失敗してから、大島が来店。トークが始まった。

大島がもっとも時間を割いて注目しているソフトは何か(1位ラジオ、2位雑誌、3位テレビドラマだった)、なぜそれが好きなのか──という話題をとっかかりに、大島がどんな理由で・どんな方法で、古書店と図書館を活用しているのか、から始まって、彼の評論のスタイルやポリシーにまで話が及ぶ。さっきまで爆笑していた客席はみんな真剣に、3人の話に聴き入っている。
次は、尾崎とニシダが大島にお勧めする本を5冊並べ、特に推しの1冊をプレゼンする。ニシダは『不屈のサッカー アフリカとサッカー』(アルベルト・エジョコ゚=ウォノ著、江間慎一郎・山路琢也訳/東洋館出版社)、尾崎は『透析を止めた日』(堀川惠子/講談社)。本の内容と、それを紹介するふたりの語り口に、息を呑むオーディエンス。
お返しに大島は、ニシダの『不器用で』(KADOKAWA)と、尾崎の『転の声』(文藝春秋)を取り出して、それぞれを論評してから、(古本屋なので)自分が売りに来た本のプレゼンをした。『としょかんライオン』という絵本(ミシェル・ヌードセン著、ケビン・ホークス画/岩崎書店)を紹介し、なぜ今この本が重要なのかについて、滔々と説明する大島。尾崎、思わず「……うますぎる!」とうめく。

最後は「クソポップ選手権」のコーナー。本を1冊設定し、それに対してめちゃくちゃクソなポップを作る、というお題でリスナーから投稿を募集し、それを3人で見てああだこうだと言い合った末に、会場からの拍手の量で勝者を決める、というものである。
クソポップを書いたのは、リスナー3人と尾崎とニシダで、誰がどれを書いたかを伏せた状態で、画面に5つのポップが映し出される。
3人の論評→会場の拍手の量で1位に選ばれたのは、2番のポップだった。
以上の全コーナーを終えて、「閉店です」と3人が退出。エンドロールのVTRが流れたあと、3人が再登場して改めて挨拶する(この時間は撮影OK)。それぞれが今日の感想などを話してから締め、終始濃密だった2時間が終了した。

このイベントの模様は、2月8日(日)まで、PIA LIVE STREAMのアーカイブ配信で視聴することができる。
取材・文:兵庫慎司 撮影:シンマチダ
<配信情報>
『#尾崎ニシダラジオ in 武蔵野公会堂』
配信期間:2026年2月8日(日) 23:59まで
視聴券:2,000円(税込)
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2665077
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