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画家・下村観山の回顧展「下村観山展」で松平健が音声ガイドナビーターを務める!

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松平健(「下村観山展」音声ガイドナビゲーターの現場)

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日本画の新たな時代を切り拓いた画家・下村観山の回顧展「下村観山展」が3月17日より東京国立近代美術館にて開催される。音声ガイドナビゲーターを務めるのは俳優の松平健。観山が紀伊徳川家に仕えた能楽師の家の出身であり、松平の代表作「暴れん坊将軍」の徳川吉宗も紀伊徳川家の出身であり和歌山にゆかりがあることから白羽の矢が立った。収録に臨んだ松平に「下村観山展」の見どころについて聞いた。

――最初に今回の音声ガイドナビゲーターのオファーが届いた際のお気持ちは?

松平 ナレーションの仕事はあまり経験したことがありませんでしたので、「なぜ私に?」という思いはありましたが、下村観山が和歌山出身で「暴れん坊将軍」との繋がりがということで。

――実際、収録をされてみていかがでしたか?

松平 日頃、使わないような難しい言葉が多くて苦戦しました(苦笑)。芝居のように動いてセリフを言うのとは違い、言葉だけで観山の人間性やドラマが伝わるようにしないといけませんから。先日、舞台の『忠臣蔵』のナレーションをやらせていただいたときは、自分でもよく知っている内容だったので問題ありませんでしたが、今回はこれまで自分があまり触れたことのない美術の世界でしたから難しかったです。

――ナレーションの言葉を通じて、観山の作品や人生に触れられて、観山に関して印象に残ったことはありましたか?

松平 いろいろな師匠につくことで会得されたことが非常に多かったということで、そうやって自分の世界の幅を広げられた。非常に研究熱心な方だったんだという印象を受けました。あとは、金を背景にした作品がすごく多くて、面白いと思いました。

――音声ガイドで紹介された中で、特に心が惹かれた作品はありましたか?

松平 様式の部分で日本画と西洋画、両方が描けたというのは素晴らしいと思います。(英国留学など)様々な経験をされて、自分の世界をつくり上げていったというのを感じました。我々の世界もそうで、俳優もたくさん経験を積んで、なるべく多くの事柄に興味を持って見るようにしています。

また、すでに十分な実力をつけて活動していたなかで東京美術学校に入り、また一から学びなおすというところで絵が描けなくなったというエピソードには強い印象を受けました。線をひとつ引くのもうまくできなくなった、(観山は能楽の家の生まれなので)能楽者の踊りの袖の振れを見て、また絵が描けるようになった。そうやっていろんな悟りを得て成長をしていった人だったと感じています。

――観山が絵を描けなくなったように、松平さん自身、これだけのキャリアを積んでも、舞台に立つのが怖くなったりする瞬間はありますか?

松平 もちろん、舞台の初日は常に緊張しますね。「完璧にできる」ということはなかなかありませんから、いつもお客様に教えていただいています。「お客様の評価を受ける」という意識で舞台に立っています。

――松平さんにとって“お手本”となった存在、師匠と言える存在は?

松平 勝新太郎先生です。時代劇を教えてくださった存在です。立ち回りのスピード感、リズム感など、ずっとそばで見させていただき勉強させていただきました。私にとって師匠と言えるのは勝さんだけですけど、観山はいろんな師匠の下で学んでいるので、少しうらやましいですね(笑)。

――ご自身で絵を描いたり、書をしたためたりということはされるんですか?

松平 以前はありました。一時期、一筆画で花を描くことはよくしていました。知り合いの紹介で始めたんですが、若い頃は水彩画が好きでよく描いていましたが、一筆画はそれに似ている感覚があります。花びらを2色で(絵具を)滲ませて描いたりというのは、一時、凝ってやっていて、それをはがきにしたりしていました。

――改めて下村観山展を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。

松平 観山という方は、いろんな偉大な師匠について学ばられたということで、その幅広さ、西洋と和の融合をぜひ楽しんでいただけたらと思います。とにかくいろんな絵がありますから、時代によって変化していくところを感じていただけたらと思います。

取材・文/黒豆直樹
写真提供/日本経済新聞社

〈開催概要〉

『下村観山展』

会場:東京国立近代美術館 1階企画展ギャラリー
会期:2026年3月17日(火)~5月10日(日) ※会期中、一部作品の展示替えを行います。
休館日:月曜日(ただし3月30日、5月4日は開館)
開館時間:10:00∼17:00(金曜・土曜は10:00∼20:00)

[主催]
東京国立近代美術館、日本経済新聞社、テレビ東京、BSテレビ東京
[協賛]
ライブアートブックス
[特別協力]
神奈川県立歴史博物館、横浜美術館
[協力]
国立能楽堂、ビクセン
[巡回情報]
会場:和歌山県立近代美術館
会期:2026年5月30日(土)~7月20日(月・祝)

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/kanzan/

下村観山展オフィシャルサイト:
https://art.nikkei.com/kanzan/

展覧会公式X:
@kanzan2026

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