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「濱マイク」映画版の舞台化シリーズ最終章が開幕!マイクの魅力全開の作品に

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監督・林海象×主演・永瀬正敏のコンビで映画、ドラマとして人気を博した「私立探偵 濱マイク」シリーズ。その映画版の舞台化として上演されてきたシリーズの完結編にして、最終章となる『私立探偵 濱マイク -罠-THE TRAP』が2月28日(土)、東京・池袋のサンシャイン劇場にて開幕! 初回上演前に、佐藤流司をはじめとするキャスト陣による取材会が行われ、ゲネプロの模様が公開された。

最終章へ気合十分のキャスト陣

舞台版の前に上演された朗読劇から主人公・濱マイクを演じ、第1弾『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』、第2弾『私立探偵 濱マイク - 遥かな時代の階段を -』と主演を務めてきた佐藤は、最終章の開幕を前に「何年も続いてきたこの作品がようやく終わり迎えます。非常に寂しい気持ちもありますが、有終の美を飾って、しっかりと終われたらと思っています」と思いを口にする。

マイクの陽気な“相棒”である星野を、こちらもシリーズを通して演じてきた、金髪がトレードマークの矢部昌暉(DISH//)は「星野くんという役をいただき、無事にここまで続けてこられたことを嬉しく思います。最終章ということで、しっかり頑張っていきたいです。なかなかハードな内容ですが、チームワークよく、ケガなく、最後まで走りきれたら」と意気込みを口にした。

マイクの恋人・百合子を演じる川上千尋は「私は今回から参加ですが、百合子はお話ができない、声が出ない役。私自身初めての挑戦が多い中、稽古中を通してみなさんに支えられながら百合子ができあがっていったと思います。作品に花を添えられるように頑張ります!」と力強く語る。

マイクの妹の茜を演じる小泉萌香は「第1弾から参加させていただいていますが、『マイク』の現場が本当に楽しくて、楽しくて、集まる方々も尊敬できる方ばかりです。今回も目の前ですごいものが繰り広げられるんじゃないかと私も楽しみです!」と笑顔で語った。

舞台版第1弾の重要人物であり、2弾目以降は舞台版オリジナルの存在としてシリーズを彩ってきた王百蘭を演じる七木奏音は「マイクたちの仲間になって、今作でもマイクたちのために自分なりに考え、行動して、戦って、少しでも彼女なりの色を添えられたらと思っています」と語る。

刑事の中山を演じるのは、なだぎ武。前作の第2弾から登場した個性的な登場人物だが、オールバックにベージュのコートという“刑事”スタイルで登場したなだぎは、「最終章ということで、怪しくも楽しい、エンタテインメントとして素晴らしい終わり方だなと思っています。最終章にふさわしく、中山は、悪い刑事ではありますが、見事なダンスシーンもありますので注目していただきたいです。ソロのダンスシーンでは、市村正親さんを彷彿させるような意識でやっております(笑)」とアピールし、笑いを誘っていた。

佐藤はこの最終章について「第1弾、2弾とテイストが変わって、ミステリーサスペンス要素が強く色濃く反映されている」と説明。そんな作風を反映してか、稽古場のムードについて「かなり殺伐としてましたね、特段、会話もなく……」と語り、共演陣からは「そうでしたっけ…(笑)?」と困惑の声も……。

佐藤はさらに、キャスト陣を代表して締めの挨拶を求められると「3つ言いたいことがある」と宣言。

「ひとつめは、こういった大人数での囲み取材の機会はあまりないですが、皆さんの多才多芸なエピソードが飛び出すかと思って、私は控えめにしていたんですが、誰ひとり面白くない! 『引きずりまわすぞ!』と思いながら聞いていました」と共演陣を厳しく糾弾!

さらに「ふたつめは、人前に出る仕事でございますから、こういった囲み取材や初日の日は、塩分やお酒を控えて、むくまないように努力してるんですが、いつもそういったことを気にせず塩分過多の生活を送っているので、逆に体内のナトリウムのバランスが崩れて、よりによって今日、むくんでいるという……。メッチャムカつきます。『引きずりまわすぞ!』と思う」と怒りを爆発させる。

そして「最近、ずっと舞台界隈を変えていきたいという思いがあって『良いものは良いよね』とそういう作品が残る舞台界隈になればと思うし、『誰々が出ているから見に行く』ではなく、『作品が面白いから見に行く』と思ってもらえるように頑張りたい。来ていただけるお客さまには感謝しております」と熱い意気込みを口にしつつ「来る気がないお客様は、引きずり回す!」と過激な言葉でPRし、会場は笑いに包まれていた。

全キャストが躍動! 「濱マイク」の魅力が舞台で炸裂!!

その後、ゲネプロがスタート! 佐藤の言葉通り、過去のシリーズと比べてもシリアスなムードの中で物語が展開していく。

火事の現場から赤ちゃんを救ったことがニュースとして報じられ、探偵業が大忙しのマイク。さらに、百合子という恋人もできて、妹の茜は有名私立大学への推薦入学が内定するなど、絶好調な日々を送るが、神奈川県内では毒物を使用した連続殺人事件が発生していた。
そんなある日、連続殺人事件と同犯人と思われる人物に百合子が襲われるという事件が起こる。すんでのところでマイクが百合子を救ったが、新たな殺人事件の現場でマイクの指紋が検出され、マイクは指名手配されてしまう。星野の手引きで身を隠し、仲間たちの協力を得て、真相究明と潔白の証明のために捜査を開始するマイク。やがて、事件と深い関わりを持つ水月という女性の存在が浮かび上がるが……。

先の読めないサスペンスフルな展開、“墓石”のようにも見える、無機質な壁を巧みに動かしながら空間をつくり出していく西田大輔によるエッジの効いた演出の妙が光る本作。
最終章とあって、マイクの魅力も全開! 恋人・百合子への優しいふるまい、推薦入学による大学進学が決まった妹・茜への愛情、自身が事件に巻き込まれ、最愛の者たちが傷つけられることへの怒り、仲間たちへの情の深さなど、佐藤がマイクというキャラクターを深く理解し、魅力的に舞台上で体現している。
佐藤自身がどこまで意識しているのかはわからないが、時折見せる表情や口調からは、かつての永瀬正敏版のマイクを彷彿とさせるようなところもあり、これぞ『私立探偵 濱マイク』!と感じさせるようなハードボイルドな魅力にあふれている。そしてもちろん、随所に挿入される歌唱およびダンスシーンも注目!

矢部が演じる星野も、通常運転のドジなチャラ男っぷりで、コメディリリーフとしての存在感を見せつつ、随所でマイクの唯一無二の相棒としての魅力を発揮! 星野のみならず、逃亡生活を余儀なくされたマイクを救うべく協力する“仲間たち”の存在も光る作品となっている。

また、過去2作と比べても女性陣の活躍が目を引くのが本作の大きな特徴。様々な思いを胸に秘めつつ、マイクをサポートする百蘭、兄を心配しつつも気丈にふるまい、シリーズを通しての“成長”を観客に見せてくれる茜、強さと慈愛を感じさせる百合子、そして、事件のカギを握る女で、謎めいた妖しさを感じさせる水月(野々花ひまり)と女性登場人物たちが、アクションも含めて存在感を見せつけ、物語を動かしていく。

『濱マイク』の面白さが詰まった最終章にふさわしい本作。その結末は、せひ劇場で見届けてほしい。

取材・文/黒豆直樹
©林海象/舞台「私立探偵 濱マイク」製作委員会2026/撮影:鈴木崇志

〈公演情報〉

舞台『私立探偵 濱マイク -罠- THE TRAP』

〈東京公演〉
日程:2026年2月28日(土)~3月8日(日)
会場:サンシャイン劇場

〈大阪公演〉
日程:2026年3月14日(土)~15日(日)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

〈愛知公演〉
日程:2026年3月20日(金・祝)
会場:COMTEC PORTBASE

[原作]林海象 映画 「-罠- THE TRAP」(「私立探偵 濱マイク」シリーズ)
[脚本・演出]西田大輔
[音楽]田井モトヨシ
[配役と出演]
濱マイク:佐藤流司

神津:福井巴也(UNiFY)
百合子:川上千尋

ミッキー:上田堪大

星野:矢部昌暉(DISH//)
濱茜:小泉萌香
王百蘭:七木奏音
中山刑事:なだぎ武

神父:大沢 健

女性工員の水月・影男:野々花ひまり

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/hamamike3-stage/

公演オフィシャルサイト:
https://hamamike-stage.com

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