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『NHK日曜美術館50年展』東京藝術大学大学美術館で 120点を超える名品と貴重映像でその歩みを振り返る

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岡本太郎 《遭遇》 1981年 川崎市岡本太郎美術館蔵

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1976年の放送開始から2,500回を超える長寿番組であるNHKの「日曜美術館」の50周年を記念して、これまで番組で紹介された古今東西の名品約120点を展観するとともに、番組の歴史を紹介する展覧会が、3月28日(土)から6月21日(日)まで、上野の東京藝術大学大学美術館で開催される。

ポール・セザンヌ 《水浴》 1883-87年 公益財団法人大原芸術財団 大原美術館蔵

当初は「私と○○」という企画で放送を開始した「日曜美術館」は、各界の第一線で活躍するゲストが敬愛する作家や作品への思いを語り、美の本質や創作の背景に迫る構成がとられていた。言葉にならない美を言葉で紡ぐゲストたちは、「美の語り部」として視聴者と作家をつなぐ架け橋となっており、「美を語る言葉」を大切に伝えるという番組の精神は50年たった今も息づいている。

重要文化財 伊藤若冲 《蓮池図》 江戸時代・天明9年(1789) 大阪・西福寺蔵
※後期展示:5月12日(火)〜6月21日(日)

こうした観点から、同展では、貴重な番組映像とともに、出演者が紡いできた言葉の紹介にも力が入れられている。例えば大江健三郎が語るフランシス・ベーコン、舟越保武が伝える松本竣介、舞踏家の大野一雄が称讃する曾我蕭白(しょうはく)、村上隆が解説する伊藤若冲(じゃくちゅう)などなど……。西洋と日本の絵画や彫刻、浮世絵、屏風、土器、伝統工芸などジャンルを超えた名品が勢揃いする展示も魅力的だが、作品が誰にどのように語られたのかを追体験できるのもまた、同展の大きな見どころだ。

山口晃 《ショッピングモール》 2015年~ 桐生市(大川美術館寄託)

「語る言葉」ということでは、「日曜美術館」は「アトリエ訪問」シリーズを通じて、作家の創作現場を紹介するとともに、作家自身の生の声も伝えてきた。今回は、岡本太郎、柚木沙弥郎(ゆのき さみろう)、舟越桂、諏訪敦、山口晃など、放送時の映像とともに作家が語る言葉に耳を傾けることもできる。

そのほか、番組が継続して取り上げてきた工芸作品を集めた章や、2020年のコロナ禍で番組の継続も危ぶまれるなか、災いと人間の表現の関わりを見つめ直した経験を踏まえ、疫病や戦争といった「災い」と美に焦点をあてた章も設けられている。さらに原寸大高精細映像でのパブロ・ピカソの傑作《ゲルニカ》の展示もあり、盛り沢山の内容も同展の魅力となっている。

<開催情報>
『NHK日曜美術館50年展』

会期:2026年3月28日(土)~6月21日(日)
会場:東京藝術大学大学美術館
休館日:月曜(※ただし5月4日(月・祝)は開館)
時間:10:00~17:00(※入館は閉館の30分前まで)
料金:一般2,000円、大・高校生1,200円、中学生以下無料
※3月31日(火)~4月10日(金)までの平日に限り大学生以下は無料(学生証の提示が必要)
公式サイト:
https://nichibiten50.jp/

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