『生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ』国立新美術館で 日本初公開! メトロポリタン美術館所蔵の貴重な衣装も初公開
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「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」展示風景 島根県立石見美術館 撮影:小川真輝
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すべて見る2026年4月15日(水)より、六本木の国立新美術館で『生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ』が開催される。戦後を代表するファッション・デザイナー森英恵(1926-2022)。彼女のオートクチュールのドレス、資料、初公開となる作品を含む約400点を通して、森英恵のものづくりの全貌を明らかにし、そのヴァイタリティあふれる生き方や創造の根源を紹介する展覧会だ。

1950年代初頭、戦後間もない頃より映画衣装の制作などで頭角を現した森英恵は、まず1965年にニューヨークコレクションにデビュー、1977年にはアジア人初のパリ・オートクチュール組合の正会員となり、2004年のファイナルコレクションまで作品を発表し続けた。この27年間にわたって森英恵が取り組んだ、オートクチュールコレクションの一挙公開が同展最大の見どころだ。海外に進出して以来、彼女は一貫して日本の着物文化を背景に、日本各地の職人と連携しながら美しいドレスを発表してきた。同展ではそれら一点もののドレスを、「刺す」「織る」「たたむ・重ねる」「墨絵」「花」「白と黒」「お嫁さん」といったテーマごとに紹介する。

またこれまであまり紹介されてこなかった森英恵のアメリカ時代の活躍にも焦点をあてる。なかでも興味深いのは、日本美術の高名なコレクターであったメアリー・グリッグス・バークが、自身が所有する伊藤若冲《月下白梅図》(1755年)をもとに、森英恵に制作を依頼した《イヴニングアンサンブル》。同作をはじめ、ニューヨークのメトロポリタン美術館に収蔵されている森英恵のドレス4点が、日本で初めて紹介される。

(C)The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY
また日本を代表するファッション雑誌『流行通信』(1969年〜)の前身となった、自身の店舗情報誌『森英恵流行通信』の発行(1966年)など、彼女がファッションを文化にするために力を注いだメディア発信にも注目だ。タイトルにある「ヴァイタル・タイプ」とは、生き生きと敏捷性に富み、一生懸命になれる仕事を持ち、努力を惜しまない人を言う。森英恵が提唱したこの理想の人物像は、まさに彼女自身の姿と言えるだろう。

<開催情報>
『生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ』
会期:2026年4月15日(水) ~ 2026年7月6日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
休館日:火曜日 ※ただし5月5日(火・祝)は開館
時間:10:00 ~ 18:00(※金・土曜日は~20:00)、入場は閉館の30分前まで
料金:一般2,200円、大学生1,800円、高校生1,400円
公式サイト:
https://morihanae100.jp/
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