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ぴあ 総合TOP > 心震わせる歌声と鋭利なロックの衝撃――『Grasshopper vol.40』爛漫天国、YANK、(((((Cutie)))))が音楽で繋いだ濃密な3マンをレポート

心震わせる歌声と鋭利なロックの衝撃――『Grasshopper vol.40』爛漫天国、YANK、(((((Cutie)))))が音楽で繋いだ濃密な3マンをレポート

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Grasshopper vol.40

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3月16日に、東京・下北沢Flowers Loftにて、『Grasshopper vol.40』が開催された。
当企画は、チケットぴあの若手社員たちが注目のバンドを応援する企画で、今回は爛漫天国とYANK、そして(((((Cutie)))))の3マンで開催された。音楽性は異なりつつも、それぞれのグルーヴ感を持ち味に、オーディエンスを魅了する3組の共演をレポートする。

■爛漫天国

爛漫天国

あたたかな拍手に迎えられて登場したのは、福岡出身の4ピースバンド、爛漫天国!
ドラム前にてメンバーで拳を突き合わせ「福岡からインディーロックバンド、爛漫天国です!」と挨拶し、「おまじない」でライブをスタートさせた。ポップだけれどしっかりロック、その塩梅が聴き手の心を初っ端からワクワクさせる。

爛漫天国

そして、「あの子のことを想って、あの子のことだけを考えて!」との宣誓のもとでプレイされた「月の話」は、想い人へのまっすぐな思いを乗せた、優しくもあり頼もしいナンバー。目の前にいるたったひとりに語りかけるように優しく、気持ちを強く込めた歌唱が聴き手の心にじっくりと響く。

爛漫天国

続いて「大事な大事な、故郷の曲」 と歌われた「風化した街」では、いなたさとあどけなさが残るボーカルが歌謡性の高いメロディに気持ちよく乗って、ノスタルジックな空気を作り上げていった。

爛漫天国

そんな豊かな雰囲気を一変させた後半は、「思い通りに」と「ワルツ」を続けてプレイし、パワフルな演奏力が弾けたように炸裂!ただそれは、人を圧するパワーではなく、優しさを持ちながら感情を奮わせる力を持っているものだ。
ラストにはクラップを誘発した「天使」をハイテンションでプレイし、ぶちかますかのようにフロアの温度をぐんと上げた。人間味のある歌と歌詞、そしてその雰囲気を壊さぬまま力強く支えるサウンドのバランスが光る、心地良くもあり、とても元気付けられるライブだった。

爛漫天国

■YANK

YANK

ハンズクラップを煽り、初っ端から盛り上がり必至の片鱗を見せたのは、オルタナティブロックバンド・YANK!
高速ダンスチューン「バックファイア」をドロップし、さらに「さらに突っ走っていきましょうか」と声をかけつつ「孤独のダンス概論i」と「gluttony?」をぶちかます。「絶対負けたくねぇ!」と咆哮しながら、その負けん気をプレイにぶつけるようにアグレッシヴにプレイしていく様には目も耳も離せない。

YANK

ジャジーで妖艶な雰囲気を醸すアダルティックなミドルナンバー「遠吠え。」では、歩いたりしゃがんたりしながら全身で歌詞世界を体現し、続く「衝動的三分間」では、ジャキジャキと冴えるギターがオーディエンスの速まる鼓動を後押しする。

YANK

「イエロウシティ」は、黄色い照明に照らされて、渾身の四つ打ちドラムが容赦なくオーディエンスの身体を揺らしていき、鋭利さを携えたギターリフが縦横無尽に踊る。重厚感とパワーを持ち得つつ、自由に跳ねていくその様は見事。

ラストには、音楽で人を救うことへの難しさを語りつつ、「あなた方の行動を変えたり救うきっかけや一助になれば」という想いを込めた「爆弾魔Aについて。」をプレイ。声が掠れ裏返ることすら厭わないほど感情込めて歌い上げるその様は、オーディエンスの明日を生きる活力になっただろう。

YANK

■(((((Cutie)))))

(((((Cutie)))))

イベントのトリを務めたのは、(((((Cutie))))) !
ライブ前のリハーサルで、会場BGMで流れていた「バラ色の日々」をカバーし、ライブへの期待を募らせるオーディエンスのワクワク感を煽っていた。初ライブから約5ヶ月とまだ謎が多いバンドだが、「エンバーミングの土」を一聴して衝撃を受けた。

(((((Cutie)))))

ボディブローのようにグッと効いてくるパワーのあるボトムスと、刺すような鋭さがあると思えば豊かで温厚な一面も垣間見える表情豊かなギターリフ、そして自由なボーカルが混じり織りなす世界観が実に美しい。生粋のドスの効いたロックチューン「SDG.」は、ブン回るベースの重厚感にクラクラする。

(((((Cutie)))))

ギターリフを中心に、各パートのソロを織り交ぜながらセッション的に進行していく「果てる実」は、歌詞が描く神秘性と衝動性が絡み合う楽曲で、歌声の色香とファルセットも相まって彼らが作る世界観に取り込まれていく。

(((((Cutie)))))

そして「初めての人も関係なく、全員連れていきます。身体を預けてください」と頼もしく伝え、ダンスナンバー「開眼」をドロップ!小気味よくも激しさを損なわないドラムが足元を揺らし、オーディエンスの身体を体幹から突き動かす。

続けてプレイされた「アンフレキシブル」は、自由で開放感と躍動感が高い楽曲だ。遠くまで伸びる豊かな響きを持つボーカルが、会場の天井を突き抜けるような跳躍力で飛んでいく。
ライブも数少ない中、この場で出会ってくれたへの感謝を告げ、今年は精力的に活動していくという心強い言葉を残して、ラストに「晴れてきた」をプレイ。歩く速度にも近いミディアムテンポの優しく慈愛に満ちた歌詞とメロディが、これからの彼らの歩みを照らしているようだった。

(((((Cutie)))))

<公演概要>
『Flowers Loft × チケットぴあ presents. Grasshopper vol.40』

2026年3月16日(月) 下北沢Flowers Loft(東京都)
開場 18:30 / 開演 19:00
出演:(((((Cutie)))))/YANK/爛漫天国

<次回公演情報>
『DaisyBar 21st Anniversary × チケットぴあ presents. Grasshopper vol.41』

2026年4月27日(月) 下北沢DaisyBar(東京都)
開場 18:15 / 開演 19:00
出演:HONEST/May Forth

【チケット情報】
前売:3,400円(一般)/2,900円(学割)
当日:3,900円(一般)/3,400円(学割)
※1ドリンク別途必要
発売中: https://w.pia.jp/t/grasshopper/

公演などに関するお問い合わせ先:下北沢DaisyBar 03-3421-0847
主催:チケットぴあ
企画・制作:チケットぴあ

■『Grasshopper』公式サイト:https://fan.pia.jp/grasshopper/

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