宮野真守&神山智洋、劇団☆新感線に再出演で喜びの声『アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~』製作発表会見
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(後列左から)粟根まこと、志田こはく、石田ニコル、浜田信也、(前列左から)福原充則、古田新太、宮野真守、神山智洋、いのうえひでのり (撮影:田中亜紀)
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すべて見る2026年劇団☆新感線46周年興行・夏公演 SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇『アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~』の製作発表会見が4月15日、都内で行われ、作:福原充則、演出:いのうえひでのりに加えて、出演する宮野真守、神山智洋、石田ニコル、浜田信也、志田こはく、粟根まこと、古田新太が意気込みを語った。
物語の舞台は、大正浪漫を感じる時代設定と江戸川乱歩が描いたようなほの暗い匂いが漂うスチームパンクの世界。これまでの劇団☆新感線とは一風変わったアングラの色も滲ませつつ、主宰・いのうえがこれまで書き下ろしてきた“ネタもの”のエッセンスを福原独自の解釈で取り入れたSHINKANSEN☆Rシリーズの新作“RSP”(ロック・スチームパンクの略)として上演されるドタバタ音楽活劇ミステリーだ。

外部の作家としては4人目となる福原は、「いのうえさんが自分たちの舞台を見に来てくれて、名前入りの差し入れをしてくださってから早25年(笑)。ようやくオファーをいただき、頑張って書きました」と感無量の面持ち。「昨今の社会情勢を睨みながら、真面目に書いたので、それをバカバカしく、舞台で展開してもらえると思います」と期待を寄せる。
いのうえは「年末の『爆烈忠臣蔵』は、ザ・新感線というお祭りのような公演だったので、次はまったく違う芝居をやりたいなと思った」と語り、東京公演の会場となるEX THEATER ARIAKEについては「音にこだわって建てられたという話なので、生バンドを入れたRシリーズをやろうと思った」とコメントした。
続けて「今まであまり扱ったことのない昭和初期を背景に、ロマンチックで怖い感じのミステリーをベースにした、ドタバタをやろうと。ただ、それだけでは終わらない、福ちゃん(福原)ならではの不思議な世界、問いかけが残る読後感は今までとは違う」とこちらも46年目にして歩み出す“新境地”に決意を新たにした。
宮野はタイトルロールのアケチコ役を務め、2022年の『神州無頼街』以来、劇団☆新感線3度目の登場。「また、新感線の舞台に出られるということで、かなり気合いが入っております」と背筋を伸ばし、「宮野真守は歌えるんだと思ってもらえて、非常に光栄です」とRシリーズ初参加に喜びの声。「探偵として事件に介入していく立場で、そこでの胡散臭さが肝になってくると思う」と役柄を語り、「いのうえさんに食らいついていくのがいつも大変で。コメディ渦巻くシーンが多いので、皆さんにも気持ちよく笑っていただきながら、メッセージを残していけたら」と抱負を語った。
新田一耕助役は、2016年の『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』以来10年ぶりの新感線凱旋となるWEST.の神山が演じる。前回の出演について「劇団☆新感線との出会いで、お芝居に対する思いや向き合い方が大きく変わった」と振り返り、「この10年間、ずっとステージに立って皆さんとバカ騒ぎしたいと思っていた」と宮野同様に、大喜び。役柄は「まっすぐで、1本の芯を持って探偵として事件と向き合ってきた人物」だといい「熱くまっすぐな役の中に、内に秘めたる新田一耕助がポッと顔を出すシーンもあるので、どんな感じになるか非常に楽しみです」と声を弾ませた。
高い歌唱力を見せた『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』以来2度目の劇団☆新感線参加となる石田は、「いのうえさんの演出を受けながら、これが新感線だなって頭を抱えながら(笑)、楽しみながら」と充実した稽古の様子を語る。
劇団イキウメで圧倒的存在感を放ち、劇団☆新感線には初めての参加となる浜田は、「ずっと演劇界の先頭を走り続けるすごさと歴史に飛び込むので、やることなすことチャレンジ。いい年齢の大人だが、フレッシュな感じを担当したい」と意気込み。同じく劇団☆新感線に初参加する志田は「体を大きく動かして、楽しくお芝居ができたら。稽古も本格的に始まっていて、すでにワクワクが止まらない現場」だと語り、フィギュアスケートの経験を活かした躍動する演技に意欲を燃やす。
そして、劇団員の粟根は、福原が「脚本はラブレター」だと語ったこと件に触れて「ラブレターと言っているけど、我々への悪意のある当て書きとしか思えないネタがたくさん散りばめられていて」と苦笑し、「芝居の後半にとても難しい展開を迎えますし、悪意ある脚本に抗いながら(笑)、俳優部がどう演じるのか」と見どころを語った。
看板俳優の古田は、町一番の大富豪、性別不明の怪人アンダルシアン・クーガーを演じ「怪人の役しかやったことない」とこちらも苦笑。「いのうえさんは“新しいこと”って言っているけど、いつもと変わらない。46年やってきて、変われるわけない」と断言する。「(上演時間を)3分の2にしたい」とも語り、共演陣には「全部覚えなくていいよ。ここいらないと思ったら、省いていいから」とアドバイス。意気込みを問われると、「二コルとこはくに、おいしいものを食べさせたい」と会見を締めくくった。
取材・文:内田涼
<公演情報>
2026年劇団☆新感線46周年興行・夏公演
SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇
『アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~』

作:福原充則
演出:いのうえひでのり
出演:
宮野真守 神山智洋/
石田ニコル 浜田信也 志田こはく 粟根まこと
古田新太 ほか
【東京公演】
2026年6月12日(金)~7月12日(日)
会場:EX THEATER ARIAKE(東京ドリームパーク内)
【福岡公演】
2026年7月24日(金)~8月8日(土)
会場:キャナルシティ劇場
【大阪公演】
2026年8月20日(木)~30日(日)
会場:フェスティバルホール
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/akechico/
公演オフィシャルサイト
https://www.vi-shinkansen.co.jp/akechico/
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