デザインチームminnaが手掛けるニフレルの新ゾーン「どくにふれる」 250点の毒生物が放つ“命の煌めき”に没入する
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すべて見る水族館、動物園と美術館が融合した複合施設「生きているミュージアム『NIFREL(ニフレル)』」。大阪の海遊館が「EXPOCITY」で運営している施設で、「いろにふれる」「およぎにふれる」「ワンダーモーメンツ」「かくれるにふれる」「みずべにふれる」といったゾーンに分けて展示。多様性や関係性など新たな視点から、生きものの魅力を解き明かしている。
さらに3月には新ゾーン「どくにふれる」がオープンした。生きものたちの「毒」に焦点を当て、魚類や爬虫類、両生類など、毒を持つ生きものたち約30種、250点を、18台の水槽で展示。「毒」と聞くと危険なイメージが湧くかもしれないが、毒は排除するべきものでなく、生きるために選び取られた進化のかたち。生物が生き抜くための「個性」と捉えることで、「怖い」から「面白い」へと見え方が変わる。
「どくにふれる」ゾーンのコンセプトは「DOKU DOKUしちゃう?」。グラフィックから展示デザインまでを角田真祐子と長谷川哲士によるデザインチームminnaが手がけ、少し怖いと感じる「ドキドキ」と心が高鳴る「ワクワク」の相反する感情を同時に引き出す体験を空間全体で表現した。ポップで鮮やかな色合いは、毒を持つ生きものたちの身体の一部から抽出したもの。毒を「命の煌めき」と捉え直し、水槽から放たれたエネルギーに包まれるような空間となっている。
展示は大きく3つのエリアからなる。1つ目のエリアでは、毒に関わる生きものを、命を守るための4つのスキルーー獲物を獲る「こうげき」、身を守る「ぼうぎょ」、敵の目を欺く「もほう」、耐性・防御によって影響を受けにくくする「むこうか」に分類。ハナミノカサゴはどんなふうに防御する? ノコギリハギの模倣とは? 独立型の水槽で間近に観察することができる。

2つ目のエリアには2台の大型水槽があり、毒を持たない魚の中から毒を持つ魚を“探す”趣向となっている。新たな発見や視点の変化がありそうだ。
3つ目のエリアにはキュレーターが常駐し、毒の特性などについて様々な解説が聞ける。折り目に沿って折ると8種類の生きものが現れるオリジナルカード「パタパタドクドクカード」も持ち帰ることができる。

また、館内のカフェ「EAT EAT EAT」では、ふぐの身を贅沢に使った唐揚げ&フライドポテトのセットなど「どくにふれる」メニューも登場。生命の不思議に触れ、「毒」に対する価値観が変わる体験を楽しみたい。
<施設情報>
「生きているミュージアム『NIFREL』」
所在地:大阪府吹田市千里万博公園2-1 EXPOCITY 内
時間:平日10:00~18:00(※土・日・祝は季節により変動)、最終入館は閉館の1時間前
休館日:年中無休 ※年に2日間、設備点検のための臨時休館あり
料金:大人(高校生、16歳以上)2400円、こども(中学生、小学生)1200円、幼児(3歳以上)700円 ほか
公式サイト:
https://www.nifrel.jp/
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