SHINeeやNCT127の振り付け師。4年ぶりのファンミ開催を控えるアーティスト・力丸にインタビュー
ステージ 音楽
インタビュー
力丸 撮影:Elio Wang
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中国版『PRODUCE 101』として知られる『創造営2021(ソウゾウエイ ニーゼロニーイチ)』から誕生した11人組グローバルボーイズグループ、INTO1(イントゥーワン)のメンバーとして2021年に中国でデビュー。現在はタイやベトナムなど東南アジアでも熱い支持を集める力丸(RIKIMARU)。
実は、SHINee やNCT127など数々の人気K-POPアーティストの振り付けやトレーニングに関わってきた“先生”としての顔も! 4年ぶりに日本でファンミーティングを開催する彼の素顔に迫った。
インスタのフォロワーは100万超え。人気K-POPアーティストも「いいね」する力丸って何者?
───まずは自己紹介をお願いします。
力丸 アーティストの楽曲の振り付けをしたり、中国を中心にグループやソロで活動をしています。日本ではダンサーとしてのイメージが強いのではないかと思うので、アーティストとしての一面も知っていただけたらうれしいです。
───ダンスを始めたきっかけから教えてください。
力丸 母がダンスをしていたこともあって小学校に入る前からダンスの上手いアーティストたちの映像を見て育ちました。ゴルフや野球、少林寺拳法なども習っていましたが「ひとつに絞った方がいいかも」と思い、ダンス一本に。
ダンスを選んだ理由は、僕の中で優先順位が一番高かったから。それと……、野外スポーツではないので、日焼けをしないからです(笑)。
───当時はダンスとどのように向き合っていましたか?
力丸 小学生の頃の僕はものすごくシャイで、自分の気持ちを言葉で伝えることが苦手だったんです。その代わり、ダンスで表現していました。学校から帰ると、ずっと家でダンスを踊っていましたね。母に教えてもらうことも多かったです。納得いくまで何度も何度も練習をしました。当時、遊びに誘った友達が家に来ているのに、彼のことを忘れて練習してしまったこともありましたね。トイレに行ったはずの僕がなかなか戻ってこないからと友達が探しに来たら、母の指導を受けながら僕が泣いていたなんてことも(苦笑)。
中学や高校生になると、妹や幼なじみたちと一緒に学校でダンスを披露していました。皆がものすごく盛り上がってくれることが、うれしかったんです。妹と出場した『24時間テレビ』の高校生ダンス甲子園で知ってくださった方も多かったのではないかと思います。

───振り付けを考え始めたのはいつ頃ですか?
力丸 9歳くらいです。YouTubeで振り付け動画を見ながら「こういう感じのコレオを作りたい」と見よう見まねで作っていました。誰かが作った振り付けを踊るだけだと、成長が止まってしまう気がして。ダンスの世界で生き残るには、自分で生み出す力が必要だと思ったんです。
───コレオグラファー(振り付け師)として活動しながら通っていた大学では、ポルトガル語を専攻されたそうですね。
力丸 調べてみたらポルトガル語を話す国って意外と多かったんです。なので、将来のダンス人生にも何か役に立つかもしれないと思ったのも確かです。僕、みんなが選ばない方をあえて選ぶタイプで。日本語だと、目玉焼き? おたま焼き?
───あまのじゃく、ですかね?(笑)
力丸 そうそう! それです。(笑)。「みんながあっちを選ぶなら、僕はこっち」みたいな面があります。もちろん、王道で勝負することも大事ですが、それだけだと埋もれてしまうこともあると思うんです。他の人とは違う道を選び続けることで、自ずと「自分だけの場所」にたどり着ける気がして。
───楽曲を選ぶときや、振り付けを考える時にもその傾向はありますか?
力丸 ありますね。ボリウッド(インド映画)っぽいダンスを取り入れてみた り、アラブ音楽やブラジル音楽で踊ってみたりとか。はじめは「とりあえずやってみよう」くらいでしたが、やってみるとどんどん楽しくなって。
今ではインドやブラジルそのものも好きになりました。面白いのは、ダンスがきっかけで現地の俳優さんや歌手の方たちと繋がったんです。僕がもっと有名になって一緒に何かできたらいいなと思っています。
振り付け師からアーティストへ。28歳での挑戦!

───大学2年生の時にはアメリカ留学を経験されました。そこで振り付け師の仲宗根梨乃さんやアメリカのトップダンサーの方々と出会い、大きくキャリアアップしたのではないでしょうか。
力丸 はい。最初は語学留学で行ったのですが、現地のダンサーの方々に声をかけていただいて、アーティストのバックダンサーや振り付けに関わる機会をいただきました。
───SHINeeの振り付けに関わったり、彼らのツアーダンサーをしたりと、裏方としてもキャリアを積まれました。韓国のトップダンススタジオの振り付け師としても活躍されていた中、28歳でサバイバルオーディション番組『創造営2021』に挑戦。
日本や韓国ではなく、中国を選んだのはなぜですか?
力丸 昔から「いずれはアーティストとして表に出たい」という気持ちがありましたが、年齢的にもアイドルのオーディションに挑戦するイメージがわかなくて。ただ、僕は「ゼロから何かをビルトしていく」のが好きなんです。僕のことを知っている人がいない国で、言葉もわからない環境で、どこまでできるか。純粋にワクワクしました。それと、『創造営2021』に年齢制限がなかったことも大きかったです。
もちろん、最終まで残ることができるとは思ってもいませんでした。「いい線まで行けたらいいな」くらいで。年齢よりも力丸という人間を評価してくれた人が多かったので、本当にありがたかったです。
───夢を追いかけるのに年齢は関係ないですよね。
力丸 ……と、思いたいです(笑)。

───力丸さんが、表現する上で大切にしていることは何ですか?
力丸 音楽に身を任せるだけで、あまり深く深く考えません。かっこつけたり、計算したりするよりも、心の赴くままに踊る方が見てくださる方に伝わる気がして。
昔は振り付けも、歌詞のストーリーを細かく意識していましたが、今は歌詞を気にせず音楽に身をゆだねてフリースタイルで踊ってみたり、頭の中で考えて作ったりしています。最近は、頭の中で考えることが多くて、6キロ太っちゃったんですけど(笑)。でも、いい意味で、「ノリ」や「直感」を大切にした方が、曲の魅力が伝わりやすい気がします。
例えば、セクシーな曲なら「セクシー」を貫く。そこに余計な修飾を足してしまうと、伝えたいものがぼんやりしてしまうと思うんです。実際、何かで見たのですが、『SHINeeのライブ版の振り付けが好きな曲TOP 10』みたいな企画で、僕が担当した「ABOAB」と「Tell me your name」が上位に入っていたんです。実は、この二曲って楽曲を聴いて4時間もかからずに作れたもの。皆さんからの反応を見て「やっぱり」と、僕自身も驚きました。
───今年から日本活動を本格的に始動されると聞きました。ある意味、これも「ゼロからのビルト」ですね。
力丸 ダンサーとしての力丸を知ってくださっている方はいると思いますが、これからはアーティストの力丸としてもっとたくさんの方々に知っていただけたらうれしいです。ずっとダンスと音楽に向かってきたからこそ、これからは表現の幅も広げていきたいと思っています。演技にも挑戦してみたいですし、声優にも興味があります。どちらも本当に狭き門だと思いますが。でも、夢を持つのは自由ですから。いろんなことにチャレンジしてみたいです。
───7月に東京と大阪で開催するソロファンミーティング『2026 RIKIMARU FAN MEETING in Japan「Roommate 〜Stay With Me〜」』。タイトルに込めた思いを教えてください。
力丸 ルームメイトって、初めはぎこちなくても一緒に過ごしていくうちにどんどん絆が深まっていきますよね。そんな風に皆さんと距離を縮められる時間にしたいなと思い、タイトルを付けました。トークには自信がないので、もしうまくコミュニケーションが取れなかったら……。テレパシーを使おうと思います(笑)。

RIKIMARU FAN MEETING in Japan 「Roommate ~Stay With Me~」
【東京】2026年7月11日(土)
〈第1部〉12:45開場 / 13:30開演
〈第2部〉17:45開場 / 18:30開演
場所:GRIT AT SHIBUYA(東京都渋谷区道玄坂2丁目23−12 フォンティスビル B1F)
【大阪】2026年7月12日(日)
〈第1部〉12:45開場 / 13:30開演
〈第2部〉17:45開場 / 18:30開演
会場: Yogibo META VALLEY(⼤阪府⼤阪市浪速区難波中2-11-1 なんばEKIKAN内)
チケット情報 https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2620266
詳細はイベント公式サイト https://drp.asia/news/rikimaru002
取材・文:酒井美絵子
撮影:Elio Wang
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