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プリンセス プリンセス解散30周年上映会に渡辺敦子が登壇 岸谷香からの肉声&手紙サプライズも【オフィシャルレポート】

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(Photo:Kayoko Yamamoto)

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プリンセス プリンセスの解散コンサートでもある1996年5月31日・日本武道館公演を完全収録したライヴ・フィルム『The Last Live』が、2026年5月31日に全国24都市30スクリーンで一夜限定スペシャル上映された(計約3,000人が鑑賞)。先立つこと、プリンセス プリンセスのデビュー記念日である5月21日には全国24都市・30館の映画館にて、ライヴ・フィルム『解散から30周年記念 -tvkスペシャル-』が上映された。テレビ神奈川(tvk)のお膝元である横浜の横浜ブルク13ではキーボードの今野登茂子が登壇し、ライヴの思い出が本人から語られる貴重な時間を集まったファンと共有した。解散から30年の節目となる2026年は伝説の全国47都道府県ツアー『PRINCESS PRINCESS PANIC TOUR ’96 解散を遊ぼう』を振り返るメモリアルイヤーとなっているが、そのハイライトともいえる5月31日のイベントには、バンドの元リーダーでもありベーシストの渡辺敦子が登壇。歓喜に包まれた東京・新宿ピカデリーでのプレミアム上映イベントの模様をお届けする。

会場となった新宿ピカデリーのスクリーン1は500席を超える満席。軽快な「Diamonds(ダイアモンド)」に乗ってステージ上手から渡辺が登壇。プレミアチケットを手にしたファンがスタンディングの拍手と歓声で彼女を迎える。熱気にあふれる会場を見渡す渡辺から思わず笑みがこぼれる。「プリプリ解散から30年。5月31日というのはやっぱり特別な日なのですが、こうやって多くのファンの方たちと一緒に(解散ライヴの上映を観る)時間を過ごすことは全く想像していなかったですね。皆様のプリプリ愛を感じています。さっきもBGMで流れていた『Diamonds(ダイアモンド)』のCMとかの影響ですかね、ベースを持ってきた小学生や中学生ぐらいの子に“サインしてください”と言われたりすることもあるんですよ。もう親世代を通り越して自分はおばあちゃんじゃないかって思うんだけど(笑)、若い世代にプリプリが受け継がれていくのは本当に嬉しいです」(渡辺)。

司会の中谷祐介(ぴあ)から、プリプリの楽曲におけるベース演奏の重要性について検証される場面では「こんなに私のベースがフィーチャーされることは初めてかもしれない(笑)」と照れて笑いをとりながらも文字通りバンドのベース(根底)を支えてきたミュージシャンとして、元リーダーとしての拘りも覗かせた。「先ほど『M』でベースの役目や、『Diamonds(ダイアモンド)』のモータウン・ビートのリズムの話も取り上げてくれましたが……プリプリって5人編成なんですけど香ちゃんがヴォーカルをとりながらギターを弾くこともあるから最多でギターふたり、キーボードっていう構成があるんですね。だからその音数が多いなかで、歌(メロディ)をいかに心地よく届けられるかというベースラインを刻むことはつねに意識していました。あまり弾きすぎても、詰め込みすぎても、それこそ機材に頼ってもいけないって」(渡辺)。

『The Last Live』映像のMCのなかで渡辺は「女性バンドとしてナンバーワンを取った」と静かにマイクに向かっている。女性云々以前に生バンドとして頂点に立ったプライドを覗かせる名シーンでもあった。30年後の自身のMCを補完するかのように、次の言葉がこの日いちばんの大きな拍手に包まれた。

「今ってテクノロジーの進化が著しいじゃないですか。映像とか演出面でもどんどん凝っていく。そういう意味での魅せるっていうところに私たちは至っていなかった。どちらかというとライヴ・バンドとして自分たちの演奏、歌、パフォーマンス、表情、空気感で“魅せる”っていうシンプル・イズ・ベストだったと思うんです。ロック・スターだとは私は思っていませんけど、プリンセス プリンセスはロック・バンドっていう思いが強かった。今って(機材やPCを使ってあらかじめ音を)シンクロっていろんなところで同期させることが主流になってきてるじゃないですか。でも私たちはそういう手法を使わなかった。5人で一緒に音を出す。時代なのかもしれませんが、生の私たちが、生で演奏するっていうところに重きを置いていたロック・バンドだったんだなって、今、やっぱり思いますね」(渡辺)。

渡辺敦子が語るメンバーの絆「いま私のうしろには4人がいます」

大きな拍手が鳴りやまないなか、Xにて事前募集した質問コーナーに。「今でもメンバーで集まって近況報告などを話す機会っていうのがあったら教えてください。どんなお話していますか?」という質問には、渡辺はメンバー個々に年に数回会っていることを報告しながら、みなさんに聞いてほしいメッセージがあります、と突然のQ出し。

すると会場に岸谷香から会場のファンへの短い肉声メッセージが響き渡る。思わぬサプライズに会場は拍手喝采! さらに後日届いたという岸谷の手紙を渡辺が読みあげる。焼き鳥を食べながら残した録音メッセージへの反省とあらためての感謝だった。「本日はわざわざ足をお運びいただきありがとうございます。解散の日、5月31日にまたプリンセス プリンセスを観たいと思ってくださった、その気持ちが本当にありがたいかぎりです」。

岸谷の追伸を読み上げたあとに渡辺が続く。「香だけじゃなくて、中山加奈子さん、富田京子さん、今野登茂子さんも本当にここに来たかったっていう風におっしゃっていました。いま私のうしろには4人がいます。今日は渡辺敦子っていう個人だけではなく、プリプリの元リーダーとして感謝を申し上げたいです。本当にありがとうございました。またどこかで再会しましょう!」。

客席のファンと一緒に記念撮影時には突然、会場にプリンセス プリンセスの「Birthday Song」が流れるなか、サプライズでPRINCESS PRINCESSケーキの登場! イベント・スタッフが用意したメンバー5人の名前がデザインされたスペシャル・ケーキをプレゼント。知らされていなかった渡辺はサプライズに飛び切りの笑顔。登壇後、ケーキを持った渡辺も一緒に『The Last Live』を鑑賞していたことを報告。

1996年1月~5月に開催されたプリンセス プリンセスの全国47都道府県ツアー『PRINCESS PRINCESS PANIC TOUR ’96 解散を遊ぼう』は、全50公演で約16万人を動員。同ツアーの千秋楽でもあり、バンドの解散ライヴとなった日本武道館(1996年5月31日)の模様を、全35曲・175分にわたり完全収録した伝説的ライヴ・フィルムが『The Last Live』だ。映像は当時のマスターをもとに2023年に最新技術でアップコンバートしHD化。音声もリマスタリングされ、劇場版5.1chサウンドとしてマルチチャンネル化された。大スクリーンと迫力の音響により、映画館がまるでライヴ会場のような臨場感あふれる空間へと変貌した。この日、新宿ピカデリー会場に配布された応援用のタンバリンの音が時おりスクリーンと一緒に鳴る心地よさも特筆。

この日、5月31日、多くのファンの想い出となったセピアの映像記憶は、高画質にアップコンバートされリアルな記録となって、より鮮明に蘇った。圧倒的な迫力と臨場感で30年前の日本武道館の伝説となったステージの追体験が実現。エンドロールでスクリーンに映し出されたのは日本武道館の1万人のオーディエンスの止まないアンコール映像。30年前の声援と同期するかのように、新宿ピカデリーでも拍手喝采が鳴り止まない光景となった。

Photo:Kayoko Yamamoto

プリンセス プリンセス 公式サイト:
https://www.princess2.net/

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