戸川純、巻上公一、山崎春美ら登壇 映画『ストリート・キングダム』題材に日本パンク黎明期を語る
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すべて見る映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』を題材に日本のパンク/ニューウェーブの黎明期を再検証するトークライブ『あのころってどんなんだっけ? 映画『ストリートキングダム』を題材に日本のパンクをいまこそ斬る!』が、7月15日(水)に東京・新宿歌舞伎町ロフトプラスワンで開催される。
日本で初めてパンクロックを自分たちの手で生み出した若者たちによるムーブメント「東京ロッカーズ」の姿を、その渦中でカメラマン兼マネージャーを務めた写真家・地引雄一の著作『ストリート・キングダム』を原作に描いた映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』(田口トモロヲ監督作品)が今春公開され、日本のパンク/ニューウェーブの黎明期がふたたび注目を集めている。
日本のインディーズのオリジネーターや関係者、当時の新宿ロフトや渋谷屋根裏へ通い詰めた人たちは、映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』をどう観たのか。当時を知らない若い世代には先人たちのエナジーとDIY精神を追体験できる良質なフィクション作品として歓迎されたが、「東京ロッカーズ」のリアルな空気感を知る当事者たちは本当のところ、どう感じているのか。
ザ・スターリンのイヌイジュン、美術批評・マルチメディア研究家の野々村文宏の呼びかけにより、当時はゲルニカの一員として脚光を浴びた戸川純、テクノポップ黎明期から活躍を続けるヒカシューの巻上公一、ガセネタ、TACOのボーカルとして異彩を発揮した山崎春美、パンクロックの歴史や伝説的なアーティストのドキュメンタリー映画を数多く手掛ける映像作家の赤羽貞明、『ストリート・キングダム』の原作者である地引雄一(予定)、高校時代にリザードの熱烈なファンだったというエッセイストの青木るえか、氷室京介を起用した自主映画『裸の24時間』のプロデュースで知られ、現在はYouTube番組『Radio JAG』のパーソナリティとして活躍する浅野典子(予定)が登壇。司会進行をプロインタビュアー・プロ書評家の吉田豪が務める。
あの頃の空気感を覚えている当事者や目撃者が、映画を通じて日本のパンク/ニューウェーブ胎動期とはどんなものだったのかを存分に語り合い、貴重な証言が飛び交う刺激的な一夜となりそうだ。
なお、トーク終了後にはミニライブ“Back to 80s”も行われる予定。チケットは会場観覧と配信視聴の2種を用意。会場観覧チケットは6月13日(土)正午より発売される。
■企画・主催/イヌイジュン コメント
当時、例えば、本映画の主人公となったリザードのモモヨは1981年、筑波アクアクにおいて、オレもメンバーの一人だったザ・スターリンに対し刃物を出し、本当に刺すか刺されるかの状況にまで発展した。そこには笑いも涙もなかった。リザードもザ・スターリンも、いや、もっと言えば当時の多くのバンドの表現は自己への憎悪に満ち、ストレートに表現せず、すなわち曲がりくねって真逆の表現にも堕ちた。その結果の死闘劇。両義的だったのだ。そして決して「熱く」はなかった。むしろ、将来に絶望し冷めきっていたのだった。
一方、映画は監督である田口トモロヲ氏自らも「最終的にまた青春映画になってしまったな」と思い至ったと語った通り、激しいシーンも垣間見えるものの、愛あり笑いあり涙ありのストレートなドラマ仕立てとなった。
原作の『ストリートキングダム』は1986年に初版された地引雄一によるノンフィクション。地引の思想、感情を織り交ぜながらリアルタイムで当時のシーンを詳細に綴っている優れたドキュメンタリーだ。それから40年を経て制作された映画『ストリートキングダム』は当時を懐古することになる。しかも映画はフィクションのカタチを採っている。だから原作に示される現実と乖離したところでなんら問題はない。しかし、現実との境界は曖昧のまま称賛を浴びている。そのことによって万一、歴史が書き換えられるのは意図するところではないだろう。
この映画を通じて日本のパンクロックとは一体なんだったのかについてもう一度、語り合いたいと思う。
<公演情報>
『あのころってどんなんだっけ? 映画『ストリートキングダム』を題材に日本のパンクをいまこそ斬る!』
7月15日(水) 東京・新宿歌舞伎町ロフトプラスワン
開場 18:30 / 開演 19:30
出演:戸川純、巻上公一、山崎春美、赤羽貞明、地引雄一(予定)、青木るえか、浅野典子(予定)、イヌイジュン、野々村文宏
司会進行:吉田豪
企画・主催:イヌイジュン、野々村文宏
協力:加藤梅造(LOFT PROJECT代表)
【ライブ曲目(予定)】
「嘔吐中枢は世界の源」山崎春美
「ないしょのエンペラーマジック」山崎春美
「パイク」巻上公一
「20世紀の終わりに」巻上公一
「ロマンチスト」戸川純
「解剖室」戸川純
「好き好き大好き」戸川純
「パンク蝋化の女」戸川純
森田潤、山盛愛彦、山崎怠雅、イヌイジュン
【チケット情報】
会場チケット:前売 3,000円(+1ドリンク) / 当日 3,500円(+1ドリンク)
配信チケット:2,500円
※戸川純のみ配信はありません
※アーカイブは7月29日(水)まで販売(視聴期間2週間)
▼配信チケット
https://premier.twitcasting.tv/loftplusone/shopcart/438236
▼公演詳細
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/plusone/357074
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